和光
(東京都中央区銀座4丁目)
うんちく
和光は元々服部時計店として1932(昭和7)年に建てられました。設計者は渡辺仁で、
上野の国立博物館本館・品川の原美術館・日比谷の第一生命の設計などで知られます。
また、私の様な広島の人にとっては
福屋
の設計者といったほうがピンときます。
構造は鉄筋コンクリート7階建て、デザイン的にはネオ・ルネッサンス様式で、言われて
みれば確かに時計塔を中心にして左右対称の構造をしています。
この時計はおよそ6mの大きさがあり、長針はの長さ3m近くもあります。さすがに
ビルの7階の上にあるので、撮影時はただ大きい時計ぐらいしか思いませんでしたが、
人間より大きな針ですから、さぞ迫力があるものと思われます。
この建物が建てられた当時、"尾張町の角の時計塔のある店"として名を馳せた様ですが、
そのころは同じ銀座4丁目に京屋時計店のも時計塔があり、さらに八官町の大時計なんて
ものもあったようです。(いずれも現存していません。)このころの流行なのでしょうか?(笑)
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