福屋

(広島県広島市中区)

福屋 640*512

うんちく

福屋は1938(昭和13)年、設計は渡辺仁・施工は広島藤田組の手により竣工しました。

この建物について、いろいろと調べてみたのですが、未だに現役バリバリの建物で あるにも関わらず、どーゆー訳か以外と情報が集まりませんでした。しかも、私に とっては地元の建物だというのに・・・(T-T)

この建物特有の意匠とか、そういったものは無いようですが、さすがは一流の建築家 による設計の優秀性なのか、一部増築と、入口の構成が変更されているものの、外観は ほぼ新築当時の姿を保っており、信楽焼のタイルで出来た壁面といい、おおよそ戦前の 被爆建物であるという古さはみじんも感じさせません。(が、何故か仕事でここの裏方に 入ったことがありますが、事務所とかは古くさかったりして・・・って、当たり前?)

八丁堀交差点より ちなみに、こちらからのカットでは新館の方が手前に写っていますが、聞くところに よると、被爆建物で、しかも比較にならないほど古い本館の方が遙かに作りがしっかり しているらしく、新館では雨漏りとか出ているにも関わらず、本館は未だそんな問題点は 出ていないとか・・・(かなり古い話ですが)

なお、この建物が出来た当時は広島で最も高い建築物であり、戦後もかなり長い間 広島一高い建物として君臨しておりました。


なお、設計者の渡辺仁は、ここにも掲載している東京銀座・ 和光 (服部時計店)の設計者でもあります。


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