開設1周年を迎えて
今週の月曜日(2000年10月30日)で、ホームページを開設してから1年となる。この間、電話機の故障で更新できなかった1日を除いて毎日日記を更新しており、如何に私が暇人とはいえ、この点はよくやったと思う(ダメ人間らしく自分に甘いか)。
また、この1年でアクセス数も12000を超え、ダメ人間の作成したくだらないホームページとしては出来過ぎと言える。訪問してくださった方々、特に書き込みをしてくださった方々には深謝したい。多くの私よりも遥かに立派な方々と知り合うことができ、私自身も得るものが多かったように思う。友人・知人の少ない私だが、それだけに、ホームページを開設し様々なサイトを訪れることによりできた諸々の人間関係は私の貴重な財産である。私のようなどうしようもなく無能で殆ど魅力のないダメ人間にとって、分不相応に恵まれたことだと思う。いや、自分の強運のおかげだと信じるべきか。
当初は、ダメ人間が集って色々とお互いを慰め合うという趣旨だったのだが、ダメ人間らしく中途半端な構成となってしまい、ゲームの攻略法と歴史関連の駄文がメインとなってしまった。何がやりたいのか、何を主張したいのかよく分からず、自己満足全開のホームページとなってしまったが、まあこれでもよかろうと思ってしまうあたりが如何にもダメ人間である。
とはいえ、ホームページの最大のウリが何かと問われたら、自信を持って「三國志曹操伝攻略法」だと答えることができる。多くの方々の情報提供があったとはいえ、攻略法の殆どは私が独自に調べて作成したものである。今見直すと、分かりづらい構成にっているところも多分にあるとも思うが、データや合戦別の攻略法など、ゲームを進める際に有益な情報を多く提示できたのではないかと思う。
一時は、掲示板の書き込みは殆ど曹操伝攻略法関連のもので、反響もまずまずだったと思う。アクセス数も、曹操伝攻略法を公開し始めて大幅に増えた。曹操伝攻略法は私の28年の人生における最高傑作であり、この作成と公開を通じて、無能で自己中心的なため他人に迷惑をかけ続けている私も珍しく他人の役に立てたと思う。或いは私にとって、殆ど唯一の他人の役に立てた事例かもしれない。
駄文の方は分量・内容とも様々ではあるが、曹操伝攻略法には遠く及ばないにせよ、こちらにも反響はあった。程度の差はあれど、どれも随分と水準の低い内容だけに、レスをくださった方々には本当に感謝したい。
最も反響があったのは(10)人類史における一元論と多元論を巡る考察だと思うが、私の基本的な考えは半年前の掲載時より殆ど変わっていない。他の生物と比較しての現代人の遺伝的多様性の乏しさとの指摘について、私は今でも概ね妥当だと思っており、故に他の駄文でも屡々述べたように、多様性の維持こそ人類の存続にとって最重要なのではないかと思うのであり、優生学を人類に応用するのに否定的なのもそのためである。まあこれは、程度の差はあれ他の生物にも当て嵌まることだと思うが。
駄文で最も自信があるのは、(14)人物像の形成とその虚実・・・斎藤道三についてだが、これには元ネタがあって殆どオリジナリティがないだけに、この点は如何にもダメ人間である。最大の力作は(32)天智と天武の関係についてなのだが、こちらも主要部分にはあまりオリジナリティがなく、オリジナリティのある部分はトンデモ系に傾いていて、やはりダメ人間らしい。
この1年間、私の社会的地位や収入や周囲の評価などは殆ど変ってらず、転職のめども全く立っていない。一見すると殆ど成長していないようだが、駄文を書くために色々と調べたり、ホームページなどを通じて知り合った方々より貴重なる御教示を頂いたことにより、多少は知見を増やせたのではないかと思う。この点はいくら感謝しても感謝し尽くせない。
中身の薄いホームページであるし、いつまで続けられるか自信はないが、今後も私のホームページを訪問してくださり、偶に私の相手をして頂ければ幸いである。