■ |
令和2年度の生コンクリート業界 |
・ |
令和2年度の東京都内の生コンクリート出荷量は、令和2年度下期の回復を見込み前年度を大きく上回る出荷量を見込んでおりますが、新型コロナウイルス感染症収束後の景気動向やオリンピック・パラリンピックの延期による生コンクリート需要への影響など不透明な部分があります。
全国の生コンクリート需要は建設業界の人手不足から、現在受注されたものの施工しきれない官民工事が積み上がっている状況にあり、予定された工事が計画どおり執行できない事態が懸念されます。
このような情勢下、令和2年度の全国の生コンクリート需要は過去最低の数量を想定しています。 |
|
・全国の生コンクリート出荷想定量 |
|
79,000千立方メートル(前年度実績比96.4%) |
|
・東京都生コンクリート工業組合組合員出荷想定量
7,889千立方メートル(前年度実績比113.9%) |
■ |
重点事業 |
・ |
税制改正、規制緩和、取引慣行改善など業界全体の課題について、全国生コンクリート工業組合連合会(全生工組連)を通じて行政に要請いたします。地域の課題については、東京都議会に対し要請します。 |
・ |
需要開拓として、東京都ほか、関係先に対し1DAY PAVEをはじめとするコンクリート舗装の採用に向けた活動を継続します。また、国土強靭化、防災減災施策における生コンクリート採用に向けた要請活動を進めます。 |
・ |
「コンクリートの管理供試体強度に及ぼす初期養生に関する実機試験」の追加調査の実績を加えて報告書を作成します。また、暑中コンクリートに関し、昨年度に得られた試験結果を需要家へ説明するとともに一般社団法人日本建築学会大会での発表を予定しています。 |
・ |
生コンクリート産業の役割や重要性などの情報発信を通じ、業界のイメージアップを推進してまいります。 |
■ |
品質管理監査事業 |
・ |
外部監査委員による厳格で公正な品質管理監査を継続いたします。 |
・ |
総合監査時の監査員アンケートを分析し、監査の質の向上につなげてまいります。 |
■ |
共同試験事業 |
・ |
公益財団法人日本適合性認定協会の維持審査、全生工組連の更新審査をそれぞれ受審し、認定資格を維持いたします。 |
・ |
ISO 17025 の国際規格認定の試験場として、健全なマネジメントシステム、技術 的要求事項に適合した技術能力を履行します。 |
・ |
全生工組連の共通試験に参加し、品質保証体制の向上に努めます。 |
・ |
試験機器の更新や新規導入を行い、設備面と試験精度の維持向上を図ります。 |
・ |
試験を委託された皆様の信頼に応えるべく、顧客満足度の向上を図ります。 |