HOME > 作家志望に100の質問

  ◆001:あなたの名前を教えて下さい

    夏目マコトと申します〜<(__)>


  ◆002:小説のジャンルを教えて下さい
    基本的に空想モノ。
    以前はその空想モノを前面に押し出していたのですけど、
    最近は空想要素はどちらかというと付加価値みたいな勢いで、
    メインはもっと精神的な部分を書こうとしていますね。


  ◆003:あなたが小説を書いていることを周りの人は知っていますか
    家族と友人が知っていますね。


  ◆004:小説を書き始めて何年になりますか
    満12年が近いです。才能の類は無さそうですね(笑)
    でも、書き続けているだけ良いとも言えます。


  ◆005:小説を書き始めたきっかけは何ですか
    スタジオジブリの「耳をすませば」を観て。
    創作することの楽しさを一気に知って、それ以来ずっと。


  ◆006:その時の内容を教えて下さい
    ごめんなさいだけど、それは言えません(笑)
    記憶の中だけに残っている大事な部分なので。


  ◆007:はじめて小説を書いた時の印象は
    作文なんて大嫌いだったのに、よく書けるもんだと他人事みたいに驚いた。
    書くことに没頭して時間を忘れるくらい没頭して、すごく気持ち良かったのを憶えてます。


  ◆008:その時の作品と比べて、成長していると思いますか
    成長してると思うけど、あんまり明確な実感はないです。
    変化してるという意味では、間違いなく変化している実感がある。


  ◆009:最初に読んだ小説は何ですか
    これは微妙かも。どこが最初になるんですかね。
    でも、書き始めたころはほとんどプロの作品は読まなかった。
    多分、作文には目覚めたけど、読書には目覚めてなかったんですね(笑)


  ◆010:書くことは小さな頃から好きでしたか
    むしろ大嫌い。
    作文だって言ってるのに事象を箇条書きにしかできなかった子ですから(爆笑)


  ◆011:こんな小説は嫌い…ありますか
    性描写の"強すぎる"もの。
    いくらかはエッセンスだと思うんですけどね。
    読んでて顔が歪みそうなのはダメかな。


  ◆012:こんな小説が好き…ありますか
    読後に一つでも印象的な場面があるもの。
    世間一般でどんだけコケにされていても、僕が印象的ならそれで良いのです。


  ◆013:好きな作家はだれですか
    森博嗣さん、成田良悟さん、諸口正巳さん、有川浩さん。


  ◆014:無人島に一冊だけ本を持って行けます。何を持って行きますか
    一冊は難しいー!(笑)
    あえて一冊に絞るなら、辻内智貴さんの「セイジ」かな。


  ◆015:今までに書いた小説の最長は、原稿用紙何枚ですか
    600枚。
    でも基本的に300枚くらいが丁度いいのに無理したから、
    すっかり物語が壊れちゃいましたけどね。


  ◆016:年間、何作くらい書いていますか
    1作。
    前はこの遅筆をどうにかと思っていましたが、最近では丁寧に書こうと心がけています。


  ◆017:一日で原稿用紙に何枚書けますか
    10枚前後。
    でもすごく調子の良し悪しが激しいです。


  ◆018:一日の創作に関わる時間を教えて下さい
    暇さえあれば。
    なので、時間はわからない、というのが実情です。


  ◆019:作品はじっくりとホームラン狙い、コツコツとヒット狙い、どちらですか
    ホームラン狙いでヒットが出る感じでしょうか。


  ◆020:使用しているワープロソフトは何ですか
    MicrosoftのWordですね。


  ◆021:ローマ字打ちですか、ひらがな打ちですか
    ローマ字打ち。
    今じゃどうやってひらがな打ちしてたのか不思議で仕方なく。


  ◆022:国語辞典以外で良く使う辞典がありますか
    よく使うのは英和と和英の辞書。
    カタカナがいいか、漢字がいいか、響きとか調べるのに使います。


  ◆023:あなたの執筆空間(書斎)を教えて下さい
    いわゆる自室です。4畳半くらい。
    自分カラーに染まっているので快適至極。


  ◆024:現在のテーマは何ですか
    「こころ」。強い訴えじゃなくて、静かな共感を生みたい。


  ◆025:テーマは一貫していますか、よく変わる方ですか
    基本的に変わりませんね。
    スタイルが変わるなんてそんな難しいことできません。


  ◆026:タイトルはどのように決めますか
    インスピレーションでタイトル決めちゃうこと多し。
    書きたいことがある程度決まって、世界観が出来てくると、
    不意に閃くことが多いです。そしてそれで決めちゃうことが多いです。


  ◆027:作品は一人称、三人称どちらが多いですか
    内容によって決めますが、最近は一人称が多いですね。


  ◆028:登場人物の名前はどのように決めますか
    完全に感性で決めちゃいます。
    ただ、名前か苗字かどちらかを決めて、その後で名前辞典を見て字画とか調べますよ(笑)


  ◆029:物語の「起承転結」「序急破」という流れを重視しますか
    頭で意識せずに書くんですけど、結局はそこに落ち着くのが面白いよなあとよく思います。


  ◆030:資料(情報)収集は、どの程度行いますか
    必要であれば図書館だって行きます。
    図書館の空気って実は結構好きだったりしますねえ。


  ◆031:「書く」時間はどのように作っていますか
    基本的に夜、寝る前に書くようにしています。静かなので、イメージが練りやすい。
    昼間は書けないというか書かないというか、そのぶん閃いたことをノートに書いておきます。


  ◆032:文章が進まない時はどうしていますか
    好きなだけ妄想します(笑)
    自分の世界に浸れる状況に持っていくようにしますね。


  ◆033:どんな時に作品のアイデアが浮かびますか
    ふっ、と何気ない瞬間に。
    本当になんでもないことから膨らむことって結構あるものですね。


  ◆034:作業中に飲酒をしますか
    思考回路が安定しない状況では書きません。


  ◆035:作品に集中して、「筆が走り出した」時に彼女からの電話です。どうしますか
    作品に集中しているとしたら、おそらく本当に周囲の音は入ってきません。
    実際に部屋のドアをノックされて気付かなかった経験があるので。


  ◆036:同じく「筆が走り出した」時に、彼女がたくさんの友達を連れて遊びにきました。
      どうしますか

    僕は前置きなしで当日いきなり何かされるのが一番嫌なのですが、
    お付き合いしているということはそれくらいのことを知っていて然るべきでしょう。
    ということであれば、これはありえません。


  ◆037:パソコンが故障して、完成したばかりの長編作品が消えてしまいました。
      どうしますか

    どうもこうも、どうしようもないでしょう(笑)


  ◆038:最初に応募した文学賞は何ですか
    富士見ファンタジア長編小説大賞。


  ◆039:なぜその文学賞を選びましたか
    丁度その頃、好きな作品が多かったんですよね。富士見ファンタジア。
    最近はちょっと電撃に軍配が上がっているなあ。


  ◆040:今までの作品応募回数を教えて下さい
    3回。こうしてみると少ないですな。


  ◆041:一次審査通過率は
    そういう基準がなかったから、わかんね(笑)


  ◆042:公募先を考えてから書き始めますか、とりあえず書いてから公募先を探しますか
    前は前者だったけど、今は後者。
    文学賞のブランドで選んでいるわけではないので。


  ◆043:落選したときのリアクションを教えて下さい
    残念だけど、やっと解放された気分。でもやっぱり残念。


  ◆044:その後、何を考えますか
    次の作品に何を書くか。


  ◆045:一次審査通過の知らせが入りました。何をしますか
    この場合、多分テンションはむしろ下がります。
    未来予想図は常に悪い方向で描く傾向があるので。
    期待してダメだとショック大きいんだもん。


  ◆046:落選した作品は手直ししますか
    手直ししますね。少なくとも封印はしません。
    別の作品で使える要素があるかもしれないし、書き直したら良くなるかもしれないし。
    やっぱり、自分で生んだ世界とかキャラクタには、ちょっと思い入れがありますね。


  ◆047:作品を読んでくれる人はいますか
    読んでくれる人がいるから書いている。いなかったら書きません。


  ◆048:その人は、あなたの作品を面白いと言いますか
    評価は人それぞれ。
    もちろん、好感触なら嬉しいですけどね。


  ◆049:作品への批評は受け入れられますか
    イタイところを付いてくる、納得できるものは受け入れられます。


  ◆050:自分が書いた作品は面白いと思いますか
    少なくとも自分が面白いと思わなければ公開しないですね。
    それでも、平常心をと思いつつも、褒められると面白さが増すし、
    コケにされると「詰まらないかも」。と思う


  ◆051:ながら作業(音楽を聴いたり、何かを食べたり)は可能ですか
    以前はそういうこともしていたのですが、今は無理です。
    余計なイメージが膨らんじゃうから、できれば耳栓が欲しいくらい。


  ◆052:作品を書き上げた時、自分にごほうびをしますか
    まったくしません。そんな余裕あるなら書く。


  ◆053:あなたはあなたのファンですか
    多分、僕が僕の一番のファンですよ(笑)


  ◆054:自分には才能があると思いますか
    才能は無いんじゃないかな。
    でも、書き続けてたら、何かしら残せるかも。そういう精神で臨んでいます。


  ◆055:自分の作品に感涙したことがありますか
    泣いたことはないですねえ。


  ◆056:自分の作品に欲情したことがありますか
    泣くこと以上にないですね(笑)


  ◆057:書くことが楽しいと思ったきっかけは何ですか
    書くことが、というよりも、表現することが楽しいと思ったんです最初は。
    でも僕には美術的なセンスが無かったので、文章に行った感じです。


  ◆058:書いている最中の悦楽の瞬間は何ですか
    自分が書きたくて書きたくて仕方なかった場面に漕ぎ着けたとき。


  ◆059:小説に限らず、あなたが最初に面白いと感じたストーリーは何ですか
    面白いというか、驚いたのは、夏目漱石の「こころ」を読んだとき。
    こういうやりかたもあるんだ、とAHA体験しました。


  ◆060:読みやすい文章派、技巧的な文章派、あなたはどっち
    一人称の場合は心の中身を垂れ流すみたいに書きたいので、とても記号的。
    三人称になると、読みやすさを重視します。
    そもそも難しいこと、あんまりできないもので(汗)


  ◆061:綿密なプロット立案派、とりあえず書き始める派、あなたはどっち
    間違いなく書き始めます。


  ◆062:登場人物のキャラクターを詳細に設定しますか
    基礎データと相関くらい。深くは掘り下げません。
    その方がキャラクタに余裕があって、思わぬ表情を見せてくれる。


  ◆063:具体的に書きはじめるまでに、
      あなたの頭に浮かぶ物語の原始のイメージを教えて下さい

    牛乳と生クリーム使ってバター作る実験、やったことあります? あんな感じ。
    最初はいっくら掻き混ぜても全く変化ないのに、あるとき突然変化して、
    当然見たく目の前に現れる。


  ◆064:推敲にはどのくらいの時間をかけますか
    時間があるならいくらでもやりたいですが、
    普通は1週間くらいで一旦キリをつけます。
    あとは、推敲というわけもなく何気なく読み返して、ちょこちょこ手を加えます。


  ◆065:身近に指導を仰げる師匠がいますか
    いません。
    いませんが、同じく自分の世界を築いている同志が何人もいます。
    自己流でも良いかもと最近になって思いました。


  ◆066:同じ作家志望の友達がいますか
    すぐ上で言ったような同志が、おそらくそれです。


  ◆067:ボキャブラリーを増やす工夫をしていますか
    そのつもりで周囲に目を向けるようにしています。
    面白いと思ったものは、とりあえずパクります(ぇ?)


  ◆068:その他に創作、執筆に関しての工夫がありますか
    飾り立てないで、頭の中のイメージをそのまま言葉にする。
    ときとして抽象的で伝わりにくいこともあるけど。


  ◆069:購読している小説雑誌がありますか
    ないです。
    影響を受けやすいので、本当は執筆期間中に小説とかも読みたくないんですけど。
    それはさすがにちょっと無理やろって話で。


  ◆070:作家を目指すにあたって、参考になったサイトや書籍がありますか
    サイトとしては「物書き一里塚」さん。
    本は何冊も無駄に買って読んでます(笑)


  ◆071:その中で、一番参考になったことは何ですか
    やっぱり基本があってこそ応用が成立するということ。


  ◆072:小説を書き始めの頃は、主人公=著者となることが多いようです。
      あなたはどうですか

    とことん違いました。真っ向から反対。
    自分の理想を形にしようとした感じですね。


  ◆073:作家には変わり者が多いそうですが、あなたはどうですか
    変わり者という意味では間違いなく変わり者。何か!?


  ◆074:3億円の宝くじ当選と1000万円の新人賞受賞、選ぶならどっち
    お金はもちろん必要なんだけど、新人賞受賞ってそもそも、
    実力で成立した話なのかしら? だとしたらそっち。


  ◆075:出版権のみで賞金のない文学賞、
      賞金300万円のみで出版権のない文学賞、選ぶなら

    出版権なくちゃ意味ないっすよ(笑)


  ◆076:あなたの創作活動を支援するめに、100万円がプレゼントされました。
      どのように使いますか

    最新のノートパソコンを(お釣りのほうが多いね…)


  ◆077:あなたの執筆活動に理解のない美人と、理解のあるブ○、選ぶなら
    よくある二択ってやつですね。
    理解がないとやっていけないです。


  ◆078:執筆、創作活動に夢中で、彼女が浮気しました。どうしますか
    そもそも執筆、創作に夢中なら彼女作りません。
    一度に色々手間のかかることしたくないんですよねえ。


  ◆079:一歩も外出せずに、缶詰状態で執筆作業。何日なら耐えられる
    経験がなくてなんともアレですが、多分1週間くらい。


  ◆080:執筆のために会社を欠勤したことがありますか
    ありませんし、多分しません。
    定収入のある仕事があってこそです。


  ◆081:古本屋で文豪のネタ帳が10万円で売られていました。買いますか
    買わない。影響受けやすいので。


  ◆082:今出版されている本の中で1冊だけ、あなたの著書として変更できます。
      どれを変更しますか

    夏目漱石の「こころ」を。


  ◆083:自分の作品を読んで欲しい有名人がいますか
    宇多田ヒカルちゃん。感性が、感性が。


  ◆084:自費出版を考えたことがありますか
    ないですね。本をただ出したいわけじゃないので。
    読みたいと思われる本が出したいですよね、やっぱり。


  ◆085:自分の本の出版を夢みて、装丁(ブックカバー)をイメージしたことがありますか
    自分の本の出版を幾度となくどころか毎日夢見ているわけですが、
    生憎と美的センスが。美的センスがー(泣)


  ◆086:あなたのサインがありますか
    冷静に考えて無理です(笑)
    気恥ずかしくなっちゃう。


  ◆087:個人のホームページ上での作品(小説)掲載をどう思いますか
    え、どう思うか? いいんじゃないですか?
    見たい人は見たらいいし、見たくなければ見なくて良い。


  ◆088:多くの小説が映画化されている現状をどう思いますか
    良いことだと思います。新しい領域が開けると良い。


  ◆089:電子ブックについてどう思いますか
    もっと携帯端末が普及したら十分イケそう。


  ◆090:「売れない」といわれて久しい出版業界ですが、
      未来はどうなっていると思いますか

    そうそう簡単に好転はしないかもしれませんが、
    でも今より作家を目指す人は多くなりそう。


  ◆091:新人賞を受賞した夢を見たことがありますか
    そこまで夢見がちじゃないです(笑)


  ◆092:あなたの小説がメジャーな文学賞を受賞し、プロデビューが決まりました。
      まず何をしますか

    「ほら、やっぱりきただろ!?」と喚き散らします(うるさそう)


  ◆093:プロデビューに伴い、名刺を作ることになりました。肩書きはどうしますか
    「物書き屋」


  ◆094:プロデビューするあなた自身のキャッチフレーズを考えてください
    …え? え??
    作家ってキャッチフレーズ必要なんすか!?(滝汗)


  ◆095:小説の魅力とはなんですか
    読み手の数だけ映像が出来上がる。
    だから、本当はあんまり視覚描写したくないの。


  ◆096:「文学」についてコメントしてください
    なんで「音楽」があるのに「文楽」はないんですかね。


  ◆097:なぜ小説を書くのですか
    読み手がどうイメージしているのか聞くのが楽しいから。


  ◆098:なぜ作家になりたいと思うのですか
    おそらく他のどんな手段よりも自分の深層心理を無意識に出せそうだから。
    意識せずに訴えかけることができるから。


  ◆099:いつまで書き続ける予定ですか
    多分、死ぬまで。


  ◆100:最後になりました。あなたにとって「書くこと」とは何ですか
    「わがまま」




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