Dec 30-31. 2007 今年も終わり          
今年も遂に終わり・・・。その最中、矢継ぎ早に2冊の本が手元に届いた。ひとつは昨日カミサンから。今話題で130万部も売れていると言うコメディアン麒麟の田村裕著「ホームレス中学生」。噂には聞いていたが中々面白くあっという間に読んでしまった。そしてこの人は若いのに優しさと筋金の入った人物だなと言う印象を持った。内容については、読めば読むほど説明されていない部分への興味が深まる一方で、可笑しな読み終わり方になった。続版が出ると面白い。もうひとつは、那須次郎さんのサイトで紹介されていた龍田壱球著「真空管1球入魂!」。これは絶対に買わなきゃ!とAmazonに注文した中古本が30日に届いた。真空管1本に拘り、1球スーパーが完成して行く実験ストーリーに引き込まれる。電子回路の設計を手がける著者が、敢えて真空管1本のスーパーと言うテーマに賭ける情熱が興味を引く。久し振りにAMスーパーラジオ・・・やってみたくなった。こんな読書をしながら30-31日は、餅つき、貸し蜂チェック、親戚回り、正月食材の仕入れ、正月お飾り設営、掃除に明け暮れた。写真は紹介した本2冊の合成ツーショット。オンマウスは餅つき機で餅をついている様子で、これはつき上がる直前で餅が釜の中で踊っている!。

Dec 29. 2007 半年間のゴミを乗せて帰省           
8月以来の車による帰省。昨日28日は職場有志による納会があり23時過ぎに帰宅した。24時頃カミサンから電話があり、次男が名古屋の友人宅で発熱したので帰る時に拾って来て欲しい旨の内容だった。直ぐ次男に電話を入れると辛そうで、明日9時目標で名古屋入りする事を伝えた。29日の福井市は前日からの雨が続いていたが気温は12℃と比較的暖かかった。6時過ぎに起床し朝食を済ませたあと、半年間ベランダに溜め続けたゴミを両手に掴み、人目を避けるように車まで運んだ。おかげで荷台は視界を遮る程のゴミ袋で溢れ返った。えっ何故半年間もって?・・・そりゃただ不精なだけ。7時15分に自宅を出て北陸自動車道を南下、米原から名神高速に乗り換え春日井で降りて懐かしい名古屋に着いたのは9時半頃。合流は守山区大森の某Sクリニック。医者の診断は何とインフルエンザだった。何やら難しい操作が必要な薬をはじめ、5日分の薬を貰い10時にクリニックを後にした。名神・東名の上り線の走行は快適そのものだったが、下り線は帰省のピーク日と言うだけあって、随所で長蛇の渋滞を目にした。12時40分無事清水の実家へ辿りついた。ゴミ袋の山を見てカミサンが呆れ顔だったのは想像するに及ばない。

Dec 28. 2007 電子管の歴史"HISTORY OF ELECTRON TUBES"          
20年程前に東京渋谷の本屋さんで発見して以来ずっと欲しいと思っていた本がある。何年か後になって出版社に問い合わせたところ、既に完売済みで増刷の予定は無いと聞かされた。「電子管の歴史」がその本である。アマチュアの自作派から見たら面白くもかゆくもない社会史本だが、81名もにも及ぶ執筆陣の集大成で、資料として大変貴重なものだ。最近訳あってJRCの8F71Rをネット検索したら、何とこの本の英語版HISTORY OF ELECTRON TUBESがヒット。最初は何の事か良く分からなかったが、読んで行くうちに「電子管の歴史」の1〜4章までの英語版と分かった。表紙にはOHMSHAとあり、ひょっとしたらと思いオーム社のサイトで英語版の存在を尋ねるメールを送った。すると担当のS氏から日本語版は絶版だが英語版ならあると早々に返事。それで案内により直販サービスのT氏に購入の意思を伝えた。そしてやり取りの中で日本語版の話になり、ダメ元で倉庫を探して頂ける事になった。すると翌日「発見!」とやや興奮気味の連絡。遂に念願叶って購入と運びとなった。写真は日本語版と英語版のツーショット。オンマウスは日本語版P142-143、国産送信管の開発背景や製造技術について克明に記されている。

Dec 27. 2007 珍しく晴天の福井市内・・・白山を望む           
先週まで随分と気まぐれな天気だと思っていたが、23日(日)の午後以来福井市内では好天が続いている。23日の深夜、仕事帰りにやや霞んだ月を見てからずっとだ。 それで以前から気になっていたのが福井市から見て東方にある霊峰白山の様子。白山は福井・石川・富山・岐阜の4県にまたがる日本三名山の一つ。下界からは天気が悪くずっと見る事が出来なかったが、昨日の昼食時に外を歩いたらしっかりと確認できた。今月の初め頃は未だ稜線に雪が見える程度であったが今はスッポリ雪に覆われていた。
それで今日、愛用のデジカメを持ち込み勤め先の屋上から撮影したのがこの写真。白山の稜線に至る手前に幾つもの稜線が重なっているのが面白い。こうした光景は故郷静岡では余りお目に掛かれない。それだけ山が深いと言うことだろうか。時々訪れる大野・勝山の奥越地区はこの方向になるが、山を眺めているとそこに住む人々の営みが脳裏に浮かんできたりする。
手前でやや景観を崩している建物は福井県立病院。ちなみにその手前にはろうきん、更に手前に国際交流会館が見える。オーナーのシャックはこの写真には写っていないがろうきんの左奥方向にある。

Dec 24. 2007 嶺南の雷と越前海岸走行          
12月24日の朝はとんでもないクリスマスプレゼントがあった。昨夜は福井市長選挙があり、その関係で帰宅は深夜1時過ぎだった。霞んでいたが珍しく夜空に月を見る事が出来た。福井市内はそのまま朝を迎えたが、嶺南(福井南部)方面では雷模様だったらしい。早朝、職場の出先設備が雷でやられたらしいと連絡があった。当初は大した事は無いだろう程度に診ていたが、出向者からの連絡が入るに連れ大騒ぎになり、日没後はその後処理に追われる事になった。
前後するが写真は訳あって走った越前海岸。鯖江から越前町の梅浦に出た。峠からの下りは伊豆戸田への下りに似ていて面白い。曲がりくねった道路を下ると民家が見え出し周辺の川や橋、そして田に墓地や樹木に原風景を感じる。下り切ると目前に日本海が展開する。海岸に見る岩石は日本海の荒波の凄さを連想させる。この日も風が強く相応の白波。ラジオからのJOFGはそれなりに聞こえるが、若干のイグニション。途中から中国語か韓国語と思われる外国放送が受かる、日没前なのに。キャリア間のビートは無いので周波数は同一だろう。15時半でこうだから夜間は相当な混信になると想像がつく。海岸を北上し三国に入ったところで福井市内へ引き返した。

Dec 22. 2007 文豪パーソナルカード(住所録)をCSVファイルに変換成功           
1987年から使用しているNECのワープロ文豪ミニ7。歳月と言うのは恐ろしいものでパーソナルカードは450件にも達した。文豪の終焉は時間の問題だろうと呟いたのは、初めてWindows機を作った1998年の春。しかし使えるし便利だからずっとそのままだった。一時EXCELに取り込もうとしたが日の目は見なかった。そして今冬、年賀状の宛名書中にリボンが紙にくっ付き大騒ぎ。巻き直して試すがダメで別のリボンで何とか救済。NG部分はファイルを作り直して印刷し直した。これぞエンジニア!なんて思ったのは束の間。こんな事を毎年繰り返すのかと思うと、いくら物好きでもやってられない。という事で、パーソナルカードデータを何とかEXCELファイルに変換できないか考え直した。何気なく文豪ミニ7RXで、MS-DOSメニューに下りメニュー画面を覗いていたら・・・ン!。1995年に自作した文豪DISK管理メニューに「パーソナルカード→CSVファイル変換」があるではないか。まさかと思ったがこれがしっかりと動き、CSVファイルを作成しEXCELで読んだら見事に表に収まった。写真は文豪ミニ7RXのMS-DOSで表示したCVS変換画面とオンマウスはDISK管理メニュー。今はなき「文豪ユーザークラブ」のツール(PC2CSV.EXE)開発部隊の皆さんに感謝!。

Dec 17. 2007 タイヤをスタッドレスに交換・・・いざ雪山へ          
一昨日から昨日に掛け福井では強烈な雷が続いた。よくもまぁ休む事無くピカ・ゴロと続くものだと感心する。おかげで各所で雷被害に遭い、昨日はNTTさんや北陸電力さんはその対策で大変だったようだ。オーナーも無線アンテナを外し過ぎ去るのを待ったがこれが全く動かない。職場では電話回線から雷サージが侵入し端末装置を壊してしまい大騒ぎだった。それで急遽、旧武生市の山中まで車で出向する事になった。この季節は当然山は雪。またここ数日は雨模様で道路は軟弱。それには足回りを固めなければと、タイヤをスタッドレスに交換。6時半からのラジオ体操を済ませ、辺りが明るくなるのを待って作業開始。ジャッキアップする前に程よくボルトを緩めておくのがコツ。ジャッキアップしてボルトを外し、タイヤを入替えボルトを程々に締め直す。力を加えて締めるのはジャッキを降ろしてから。これを守らないとジャッキを当てた部分に力が加わり塗装が欠け泣きを見る。こうした作業は昔しょっちゅうやっていたが、久し振りにやっても迷いが無いのは昔取った杵柄か・・・作業時間30分。最近のオジサン達は自分の手を煩わす事を嫌うようだが、こうした感覚は大切にしたい。山中の目的は、ハンダゴテをも取り出したが完璧に果す事が出来た。

Dec 15. 2007 年金個人情報提供サービス           
毎日のようにTVや新聞を賑わす年金問題。国民から預かった大切なお金、国は何をやっているのかと文句も言いたくなる。自分の年金がどうなのか気になり、インターネットで「年金個人情報提供サービス」を受ける事にした。このアクション実は10月に遡る。4回目の申請でようやく写真の如き案内が届き、ユーザIDとパスワードが送られてきた。最初から3回は・・・モチキと書いたが年金手帳にはモチキとあるので再申請。しかしそれは問題なく住所が単身赴任先の必要があるようで再々提出。ところが何を考えていたのか生年月日を間違え再び提出。これで全項目「基礎年金番号・氏名・性別・生年月日・郵便番号・住所」が合致しユーザIDとパスワードの発給となった。それにしても宛名はモチキとあったが、会社の登録はモチキでありどうなっているのかと常に疑問が付きまとう。それで受け取ったユーザIDとパスワード、更に申し込み時に入力したお客さま設定パスワードを用意、同封の説明書にしたがって社会保険庁のHPへアクセス。何とか個人情報の頁に辿り着き、勤めだしてから今までの記録が継続している事を確認。胸をなで下ろしたところである。千万件オーダーで支払い主不明なんて、一体どんな管理をしているのだろうか。

Dec 14. 2007 Three BIRDs 揃い踏み          
友人の熊さんこと大熊氏のサイトを覗いていたらワットメーターBIRD4410Aについての実験データがあった。オーナーは何年か前からBIRD43のユーザーであるが、目的電力に応じたエレメントを用意する必要があり苦慮していた。そしてエレメントが揃っても、レンジ切替するときにそれぞれのエレメントで表示される電力は微妙に違っていた。アマチュアの使うエレメントはジャンクもどきから新品まで様々で、まぁこんなものだろうと我慢していた。ところがこの4410Aは1個のエレメントで7レンジの切替が出来る。例えば1KWのエレメント(4410-6/50-200MHz)一つで1K/300/100/30/10/3/1Wフルスケール表示が出来るのである。その魅力に刺激され、これまた友人のTim/NM3Eの主宰するサイトでUsedの4410Aと4410-6を注文。価格は4410Aが$350、4410-6が$140で、送金から到着までEMSの所用時間は12日だった。TimのサイトではBIRD43が$160〜300、そのエレメントは$50〜60で売られている。これらの価格をどう見るかであるが、1個のエレメントで7レンジがカバーでき、エレメントの特性がレンジ変えで継続するとすれば大変リーズナブルな買い物だと思う。写真の右が4410A、左の2台は43。4410Aは006Pの電池駆動。

Dec 13. 2007 今年も年賀状印刷始まる           
年賀状を書く季節になった。宛名書きの前に最近は自前で年賀状印刷を行う。以前は原稿を作り印刷屋にお願いしたものだったが、今はPCで作成しそのままプリントアウトしている。多くの家庭で同様だろうから、印刷屋さんの商売は上ったりと想像するがどんなモノだろう。
私は原稿を考える時間も惜しみ、前年のファイルを取り出し年や若干のコメント修正を行い、その年撮影した印象的な写真を貼り付けるだけ。殆どラバースタンプに近い。 今年は転勤先の福井の写真にしようかと思ったが、11月4日にカミサンと紅葉狩りで尋ねた広河原から見上げた南アルプス北岳を採用する事にした。
写真はプリンターが吐き出す年賀状。オンマウスはインク切れを伝えるプリンタウィンドウ。!マークで注意を促し×になると印刷が停止する。その間100枚も印刷可能で、慌ててインク交換をするのは無駄だと分かった。インクモニターで×が出てから案内(対処方法)に従ってPC操作とインク交換すれば問題なく印刷が継続される。
さて次なる課題は宛名書き。オールドワープロNEC文豪ミニ7RXが登場しタックシールプリントに活躍する。ただ喪中挨拶も予想されるので、こちらの印刷と貼り付けは来週ギリギリまで持ち込む予定だ。

Dec 8. 2007 4度目の大野は雨だった          
会社の所用で大野を往復した。大野は勝山と並んで奥越と呼ばれている。 所要とは大野市の七間朝市通りで行われるイベント準備の視察だった。ところが、先発した担当者が忘れ物と追加物件を電話でヘルプして来たため、それを運び出して届けるはめになった。
大野は福井に赴任してから今回で4回目。カーナビに頼らなくても迷わず辿り着ける程道に明るくなった。場所も分かり易く七間朝市通は車でも進入できる石畳の通りだった。 写真は通りの西端から東側を臨んだもの。12時半頃到着して荷を降ろし、現場視察を終え近くの昭和35年創業の福そばで「特製おろしそば」の昼食をとり車に戻るとパラパラと雨。この時間は既に朝市は終わっており、雨も手伝って通りは寂しい雰囲気だった。この写真は帰路に着く直前の13時30分頃に撮影したものだが、既に傘が要る程の雨。そしてR158に出た頃には土砂降りとなった。イベントメンバーはさぞ大慌てで雨対策しているだろうなと気遣いつつ大野を後にした。福井への道中はワイパーをフル回転させる場所もあり、変わり易い福井の天気を見せつけられた。福井では「弁当を忘れても傘は忘れるな!」って言われている。出発時は晴れていたのに戻ると福井も雨だった。

Dec 1-2. 2007 今年もとうとう師走です           
1日は敦賀・小浜方面で地デジ本放送が始まった。これで福井県総世帯数の82%をカバーすると言う。全国的には92%と言うが100%まではこれからが正念場だろう。私の田舎は、良好な戸別受信をしていたが、電力会社が送電線建設による受信障害を考慮し、5年半程前に共同受信設備を作った。戸別アンテナは意に反して切断されたり、使わないので撤去さたりで、地区の皆さんは困惑のご様子だ。
週末は色々な事があった。写真は通電中に異臭が発生し、ケースから出して様子を診るTektronix475オシロスコープ。焦げる様な匂いが漂いフォーカスがボケ管面全体を照らした。電源を切り高圧部にこびり付いた埃をブラシで落して電源再投入したもの。フォーカスがちょっと甘い気がするが、FOCUSやASTIGの位置はずれていない。またエバーテックさんのお世話にならなきゃいけないか・・・(後日タンタルコンの燃え尽きと判明)。 オンマウスは2日に完成させたUSB制御DDS-GEN。基板はStrawberyLinux社のKitで、TAKACHIのプラスチックケースを加工して組み込んだ。詳細はTest&DataコーナーにUpした。 その他、SuperRadアンテナの件でBBSに書き込まれた方との熱いメールのバトルなど、幾ら時間が有っても足らない週末だった。