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31日 1日ゆっくり過ごす。というより、ほとんど寝ていた。寝ても寝ても、なんとなくすっきりしなかった。体も心も疲れがたまっていたのだろう。気分も新たに、新年度を迎えたい。
30日 平成13年度子ども特派員卒業企画、終了式が熊本日日新聞社で行われた。「熊日のヒミツを探せ」ということで、学年により3つのグループに分かれ、取材し、ホームページにするまでを1日で行う。「新聞が出来るまで」「インターネットや放送」「新聞社内探検」の3つのテーマでチームを組み取り組んだ。前田先生@附属小学校と「新聞社内探検」のチームを担当させていただき、私自身学ぶことが多かった。今回も難しいと感じたのは、みんなが知らない新聞社のことをホームページで発信するというゴールがあるものの、そのことをあまり意識しないで自分の興味で取材を行うことである。絶えずゴールを意識し、それを達成させるための活動になるような意識づけを行って行く必要がある。前田先生は、日頃からそのような質問を考えることをやっていればよいのだがと言われた。確かにそうだ。来年度の私の課題の1つは、教科と総合の関連を図ることである。教科で学んだことを総合で活かす。言いかえれば総合で使う力を教科でつける。これは逆でも当てはまる。そのためにも、長いスパンで子どもたちにどんな力をつけていくのか、どのようにつけていくのかを明らかにしなくてはと思う。夜は、クラスの保護者と飲み会。とっても楽しかった。こんな保護者恵まれてよかったと改めて思った。その後、毎年恒例の花見に合流。初任のときの学校の先生たちの集まりである。今は、もうすべて違う学校。楽しい夜であった。
29日 退任式。本校から15名の方が退職、異動をされる。ステージいっぱいに椅子を並べながら、改めて15名という多さを実感する。一人一人の挨拶も、たいへん個性あふれるものだった。このような先生方がいなくなられる、と考えると本当に悲しくなってしまった。送別会でも、すべての先生と十分お話しする事ができなかった。いろいろなことを教えていただき、学ばせていただいた。これらのことを絶対に忘れず、今後に活かしたい。自分が成長することこそが、本当の恩返しである。
28日 校長から、来年度のクラス担任について打診。まったく予想していなかった話で、びっくり。そのことを聞いた先生たちも、みなびっくり。そんなことを打診する気持ちもわからないわけではないが、自分の正直な気持ちを伝えた。どうなるのだろう。
27日 事務整理。掃除。来年のことの話。なんとなく1日が過ぎていく。
26日 無事に修了式を迎える。何もかもがうまくいったというわけではないが、子どもたちは本当にいい子ばかりであった。この子たちを受け持たせていただき、感謝。この1年はじっくり力をつけることを心がけた。その力を発揮させるために、もう1年受け持たせて欲しいと思う。どうなるかなあ?なんと、来年度は初任の先生が2名こられるそうだ。後輩ができることが、めちゃくちゃうれしい。教職10年目にして、はじめてのことである。
25日 卒業式。5年生も在校生代表として出席。歌も、よびかけも立派に行うことができた。来年度はこの子たちが卒業。ちょっと不思議な感じ。午後からは異動内示があった。予想以上の異動である。ショック。
24日 朝から、先日引き受けた教育情報ナショナルセンターの仕事に取りかかる。コツコツやる仕事は、何となくやる気が起こらない。でもそんなことは言っていられない。がんばって夕方にはどうにか仕上げる。元々10匹いた魚は、いつの間にか5匹になっていた。しかし、なんともう1匹発見。うれしかった。
23日 休み
22日 午後から卒業式準備。5年生としてたいへんよくがんばってくれた。来年からは自分たちが学校の中心なんだという気持ちが高まってきたのだと思う。いいことだ。準備後、バタバタと通知表を仕上げ、提出。どうにか期限内に出すことができた。堀田先生@静岡大学から、小学校「情報科」設計プロジェクト立ち上げのメールをいただく。メンバーを見ると、ぞっとするほどすごい人ばかり。このような方々と、仕事をさせていただけることを感謝したい。4月末には、会議が行われる。楽しみだ。
21日 学校は休みというのに、仕事をしに出勤。1つ1つやっていくけれど、なかなか終わりはこない。終わる前に、新しい仕事が生まれてくる。午後からは子どもたちが数名が来て、3学期末に転校する子への寄せ書きの作成。ついつい口を出したくなるが、ぐっと我慢。どうしてもいろいろ言いたくなる。いいものを作るには、私が手伝うのが早道だし、自分自身イライラすることもない。ただ、子どもたちに力をつけようと思えば、悩ませて、時には失敗させることも必要。自分自身の役割を考えることが最近よくある。楽しいはずの祝日も、時間はあっという間に過ぎていった。
20日 向こうから来た車と離合するとき、こすっちゃいました。こんなことが、いつまで続くのだろう。最近、1日ごしに何かが起こる。今回もそのパターンに当てはまる。そろそろお祓いに行った方がいいのかと思うほど・・・。夜は、NIEの先生方と送別会。いろいろと話ができて、おもしろかった。明治図書から、総合的な学習を創るの原稿依頼が届く。明日は、学校に缶詰で仕事するぞ!!
19日 やらなければいけないと思いつつ、ずっと伸ばしていた通知票に、ようやく取りかかる。以前は、じっくり時間をかけてやっていたのに、最近は一気にやってしまう。夜学校へ行き、必死にパソコンへ向かう。どうにか所見の下書き完成。もっと計画的に仕事ができるようになりたい。
18日 教室の時計が止まったので、帰りに電気屋さんに電池を買いに寄る。特別な電池らしく、取り寄せることに。そのため前払いが必要だという。レシートを見ると、「あたり」の文字が・・・。なんと、無料になった。落ち込むことが続くなか、運も上向きになったかとうれしくなる。しかしながら、そのお金は学校からもらえるんだし、でも無料になったのだからもらえるはずがない。ということは、得したのは私でなく学校。私の運も学校のために使ったことに。んんん、何となくついてないような気も・・・。悪く考えると、すべてが暗くなる。今回のことも、よい方に考えよう。きっと、運は上向きだ!!と思っていたら、携帯を洗濯してしまった。まだまだ現状から抜け出すことができないのか・・。ううううう。
17日 とっても贅沢な朝。120度大きな窓で囲まれ、すばらしい景色が見える。食事も海を見ながらゆっくりとる。12時がチェックアウトということで、時間いっぱい仕事をする。環境がいいからか、予定した仕事をすべて終える。鈴木先生と食事をしたあと、事務所へ。なんと、今年すでに4回目。親に会うより、遙かに多い。課題設定をする前の、子どもたちの素材の意識化する場面について話す。今年度一番悩んだところであり、総合的な学習がうまくいくために明らかにしたいところである。どのような形で世に出すのが、一番役立つようになるのか。とにかく具体的レベルで世に出すことが重要だと思う。結局次回に持ち越すことになる。今年5回目のときも、そう遠くなさそうである。2日間ゆっくりできたことで、気持ちも少し整理できた。明日から気分をかえて、がんばるぞ!!
16日 ちょっと学校へ行ったあと、9時の飛行機で東京へ。20人とは聞いていたが、その3分1は同級生。熊本でもそう会うことがないのに、なぜか東京で集結するとは・・・何となく不思議であった。うれしい反面、最近のショックな出来事が気になり1人沈みがち。国立教育政策研究所にて会議。最近よく聞くところである。きっとここへ来るのも最初で最後になるだろう。いい経験だ。今回のプロジェクトは、教育情報ナショナルセンターの情報提供であり、新学習指導要領における各教科での重要語句や頻出語句の調査を行う。お仕事のことを聞いたあと横浜へ。夜は中華街で宴会。途中から、千葉にいる友人も合流し、楽しい時間を過ごした。宿泊は、ホテルニューグランド。とっても豪華であった。2つのベッドがくっついているところに1人で寝る。
15日 教育委員会より指導主事来校。決して優しい言葉ではなかった。しかし愛情ある厳しい言葉であった。勉強して、どんなことにも対応できる力をつけなさいと言っていただいた。いろいろなことが起こっているが、今回のことを糧にがんばりたい。とにかく、今は1つ1つがんばること。明日は、2週間ぶりの横浜。多くの友人にも会える。自分の気持ちを整理する時間にしたい。
14日 今、水槽を買って魚を育てている。元気だろうかと、何度も何度も見ている。観葉植物もだいぶん購入した。どちらとも自分を癒したいという気持ちがこうさせていると思う。
13日 同僚の先生から、ちょっと厳しいことを言っていただく。決して落ち込まないわけではないが、きちんと言っていただいたことに感謝したい。謙虚に受け止め、しっかり考えたい。言っていただいたことの恩返しは、やっぱり自分が変わることであると思う。夜は、熊本市コンピュータ研究会の例会に参加。来年度の熊本市の情報教育関係の事業について指導主事よりお話を聞くことができた。今年度は、ハードを充実させ、徹底したパソコンのリテラシー研修を行い、いよいよ来年度は熊本市の正念場の時だと思う。せっかくのハードが宝の持ち腐れということにならないように。
12日 なんと子どもたちが学校に来るのは11日。時間がない。そのことは、子どもたちの負担を大きくさせている。だからこそ、子どもたちには1つ1つやるべきことをやり遂げてほしい。総合的な学習も、凝縮ポートフォリオの作成をしている。1年かけて取り組んできたことを、しっかり締めくくりたい。「これでいけなかったの?総合的な学習」のことをたくさんのメーリングリストに流す。たくさんの方に知っていただき、読んでいただきたい。
11日 調理実習を行った。総合的な学習で作った米を炊き、おにぎり。他にみそ汁に卵料理。みそ汁は、ちょっと苦手なので作り方は全くわからない。福田先生にいてもらってよかった。そんな担任であるが、子どもたちはどうにか作っていた。家でもだいぶん練習をした子もいたようだ。それにしても、学年末に向けての準備を始めなければいけない。周りの先生方は着々とされている。しかしながら、何となく気がのらない・・・・・。
10日 初任のころ受け持った女の子が2人で遊びに来る。6年ぶりであった。お世辞だろうが、「変わっていない」という言葉がうれしかった。2人は、大きく成長していた。どちらもとっても女らしくなっていた。1人は街であってもすぐにはわからないだろう。1人は、3年間、もう1人は2年間受け持った。その子も言っていたが、小学校生活のうち半分受け持ったのである。責任重大。なんと小学校の先生になりたいという。あさって、2次試験の面接があるそうである。がんばってほしい。もう1人は、カウンセラーになりたいという。親に迷惑をかけたから、恩返しをしたいと話してくれた。ずいぶん成長したものだ。みんな高校を卒業し、新たな道に進む。私のことを忘れず訪ねてきてくれたことが、本当にうれしい。他の子達にも会えるといいなあ。
 9日 ゆずの新しいアルバムを本屋さんで買った。そのあと、隣のディスカウントショップに行くと、なんとそのアルバムが2割引で打っていた。ショックだった。いろいろとショックなことが起こり続けているなかで、今回のことはちょっと新鮮。まあこんなことならいいかなあ。
 8日 とってもいい天気のなか、送別遠足。その前に6年生を送る会が行われた。5年生の出し物は、モーニング娘の曲に合わせ、踊り歌った。ついていけないことを強く感じる。ああ。どうなるかと思っていたくす玉もうまく割れた。この子たちも、最高学年になる。今回はそのことを感じることができたのではないだろうか。来年度も引き続き受け持つことができるかな?
 7日 気持ちをわかっていただく難しさ、直接会って話す大切さを、改めて感じた気がする。今年度の熊本市の教育論文の結果が発表された。昨年は、たった1人に贈られる最高賞「特選」に選んでいただいた。昨年の論文は、どうして「特選?」と思うぐらい満足していないだけに、今年もしっかりまとめようと応募した。今年度は、悩みが多かったからこそ1年前よりずいぶんバージョンアップしたものに仕上がったと自負している。結果はついてこなかったが、まとめたことにより私自身得ることが多った。一発屋と言われないように、これからも教育論文をしっかり書いていきたい。そのためにも、子どもたちに確かな力をつける実践に取り組んでいきたい。
 6日 日立から1年間電子ボードを貸していただくことになった。これは、上野先生@沖縄、梶原先生@鹿児島のお口添えがあったからこそ実現したことである。感謝!!大きな画面に映し出された画面を、ペンで操作できる。「切り張り教室」というソフトもついている。とっても簡単である。これなら低学年でも、そう抵抗なく作品が作れるだろう。音声も簡単に取り込める。キーボード入力を苦手にする子にとっては、大きな見方である。子どもたちは、たくさん下書きをしていても、入力するときはその半分しか打たない。思いの部分を削るために、おもしろくない文章になってしまうのである。それだけ面倒だということだろう。びっくりしたのは、html化できるということである。これはとっても大きなことだと思う。残念なことは、プロジェクターが必要ということ。学校にあるのだが、パソコン室に常備されているものである。使用していないか確認し、持ってきて、接続するのはたいへん時間と労力を要する。特別でなく、日常的に使ってこそ効果がでる。誰か、プロジェクターを貸していただけないであろうか。買うという手もあるが、ちょっとそれは・・・・。
 5日 熊日新聞社で子どもネットの会議。30日に、今年度のまとめとして、「熊日の秘密を探せ(仮)」という会を行う。どのように進めていくのかは、まさしく総合的な学習をどう進めていくかと同じである。限られた時間の中で、何をねらうかによって、活動で重きを置くところが変わってくる。特に前田先生@附属小の話から学ぶことが多かった。さすがだと思った。また、宮崎の久保田先生からメールが届いていた。退職後も、一般のマーチングバンドを作られたり、たくさんの学校の指導をされるなど、精力的に活動されているようである。私は、本当にすばらしい方に囲まれていると思うが、久保田先生もそのうちのお一人である。ありがたいことに、私のことをよーく覚えていただいた。確かにそんなことがあったなあと思うことがたくさんあった。なんと、高校1年の頃のことも覚えていただいていた。事故を起こしたこと、よく家に泊めていただいていたこと、本当に懐かしい。奥様にも、たいへんよくしていただいた。今も、マーチングに関わらせていただいているのは、久保田先生との出会いがとても大きい。メールにも書いてあったが、最近お会いするときは大会の時で、お互いバタバタしている。いつか、じっくりお話しできるといいなあ。お世話になりっぱなしだから、何らかの形で恩返しがしたい。
 4日 少しゆっくりする。子どもたちとじっくり話す時間を作らなくてはいけないと思う。バタバタして、子どもたちとの距離ができると、あとになりどがんと跳ね返ってくる。そうならないようということではないが、子どもたちの信号を察知する気持ちと時間の余裕が必要だ。
 3日 ポートフォリオセミナーを附属横浜中学校で開いた。40名あまりの方に参加いただいた。午前中は8人による一人8分間のプレゼン。8分の中に、たくさんの秘訣が詰まっている。「秘訣はありません」と断言される方があったが、そんなことはない。その部分を明らかにし、共有することがとても大切だと思う。午後は、質問をみんなで解決。進行を担当。もっと多くの人の意見を引き出すことができたらと反省も残るが、具体的な話で問題をとらえることができるようになったことは大きな前進だと思う。最後は、鈴木先生に話をしていただいた。再構築のことをみんな真剣に聞かれていた。会終了後、教育同人社の鈴木先生へのインタビューの席に同席させていただく。電車のなかでポートフォリオの教材化について教育同人社の方と話をさせていただく。完全なものを作るのは難しいと思うが、ポートフォリオがもっと学校現場で広がり自然に取り組んでもらうためには、教材会社の方の協力が必要だと思う。このあと、どう発展するかなあ。川口先生@附属横浜中に、この日記を楽しみにしていると聞く。うれしいような、恥ずかしいような・・・。
 2日 とにかくすごいスケジュール。昨日の夜中に福岡から帰ってきて、2時間目はPTA総会。3時間目は学級懇談会。午後からバレーの試合に行き、3時に過ぎ抜け出し飛行機で横浜へ。8時過ぎに附属横浜中学校へ着いた。すでに懇親会が始まっており、熱気があった。昼間の研修会が大成功だったことがわかる。うれしかったのは、「これでいけなかったの?総合的な学習」の本が完成していただことである。たいへん読みやすい本である。小学館のパソティアで紹介いただいた「肥後にわか」の実践も載っている。何より、鈴木先生との対談の様子が入ったCDもついている。その中には、ポートフォリオのデータもついている。絶対いい。たくさんの方に読んでほしい。その後2次会へ。附属横浜中学校の先生方をはじめ、多くの方に参加いただいた。
 1日 今日は、とっても楽しかった。授業後、年休を取って福岡に行った。博物館関係の研究会があったのだが、そこにファーザーズでお世話になった方がたくさん来られており、こっそり懇親会に参加させていただいた。実は、お金を払っていない。ごめんなさい。なんといっても堀田先生。特に2次会では、学生時代の話も聞かせていただいた。私が勝手に想像していたものとは、だいぶん違っていた。ただ、学生時代の経験が、教員になったとき大きな影響を与えると感じた。私のこともいろいろと気遣っていただき、本当にうれしかった。石原先生@滋賀、小川先生@浜松、水野先生、児玉先生、渡邊先生@宮崎、中川先生@徳島、平川先生@大分、倉斗先生@福岡、上村先生、才所先生、奥田先生@熊本、とにかくたくさんの方と話をさせていただいた。実は、石原先生とは挨拶だけだったのだが、すぐ近くにいさせていただくだけで緊張。同じ場所にいることだけで感激である。私がインターネットをはじめて、子どもたちと何かやってみたいなあと思ったとき、初めて知った方が石原先生。このように、全国で大活躍されている方と親しくさせていただいていることに、心より感謝。落ち込んでいて私も、ずいぶん元気になった。残念ながら、2次会の途中で会を抜け出し、高速バスで帰った。無理してでも行って本当によかった。
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