2003年5月分(5/1〜5/26)

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5/1 取り急ぎ5月

 しまった、ここ数日、神林日記の方が筆がのっていたもので、すっかりこちらを放置してしまった(^^;;)。まぁ、『ペリクリーズ』で検索が今も毎日ある状態ですから、5/3の大楽(@新潟)まではこのままにしておくつもりですが、いっそ『ペリクリーズ』関連のみを別 ファイルにして移した方が親切なのかな……

 と、迷いはさておき、久々に『ボトムズ』関連の情報。えー、少し前からウワサは聞こえておりましたが、本日、出版社のサイトが更新されましたのでこちらにも載せます。

 スニーカー文庫の『ボトムズ』ノベライズ、「サンサ編」6月1日発売だそうです。

 ……ということは、都内では5/30には手に入りそうですね。フィアナ関連の描写 は、今回はどうなっていることやら……。総集編ビデオのクメン編みたいに、イプシロンとの対決に話を絞っちゃって、フィアナやゾフィー関連の描写 は全部かっ飛ばして逃げてたりしてねー(苦笑)。
 いや、いっそ、そうしてもらいたい、なんて、ジツは8割ぐらい本気で思っていたりもします。前回の「クメン編」でも、フィアナ関連は逃げ腰なくせして、一番肝心なところで、「あ、やっぱりこの作者、フィアナのことを、キリコから独立した人格として認めたくないんだな」ってコメカミに青筋立つような箇所があったし(-_-メ)。
 まぁ、いっそのこと、あまりの腹立たしさに、思わず同人誌作ってしまうほどのトンデモ内容だったりしたら、それはそれでいいかもしれない……なんてことも思いますが(^^;;)。


5/2 しまった(^^;;)

 イベント情報のところ、「もしかしたら、うす〜いコピー誌くらい……」なんて書いてありますね(^^;;)。
 すみません、3日のイベントは何も出せませんm(__)m。せめてペーパーでも……と思ったんですけど、結局、挫折(T_T)。どのみち、SCCじゃほとんど本は捌けないのですが、ちょっと、マジで同人活動の方は休止を考えた方がいいのかも……。「書くべき」ことは残っているんだけれど、もう、今の自分にそれが書けるのかどうか自信がないです……(涙)。
 とりあえず、短くてもいいから、まだ『ボトムズ』で文章が書けるのかどうか、この3連休の間にトライする予定……というか、ジツはさっきまで書きかけていたりして(^^;;)。

 ともあれ、とりあえず、フィアナさんのお衣装だけは新調しましたので、お近くまでいらした場合はご覧になってってください(爆)。あ、そだ、キリコちゃんの方も着替えさせておかねば……


5/3 SCC無事終了

 寝坊はするわ、慌てて拾ったタクシーの運ちゃんは道を知らないわ……と、さんざんな始まりの一日でしたが、とりあえず、一般 入場前には準備が終わる時間には着けたし、タクシー代も1500円分もまけてもらえたし(爆)、外はけっこう暑かったらしいけど、湿度が低かったせいか、会場は快適だったし……と、終わってみれば、ジツに良い一日でした。
 お買い物は全然しなかった(……っていうか、欲しいジャンルのものはなかった)けれど、楽しかったです〜(*^-^*)。会場でも、イベント後にも、お知り合いの『ボトムズ』サークルさんとめいっぱいお喋りできたし。あれだけ「口頭で」喋りまくったのってすんげえ久しぶり(^^;;)。いやぁ、今まで考えたこともなかった視点からのお話を聞かせてもらえたし、わたしの方も、ずっと温めていたのに発表できずにいたネタを披露できたり……と、まだ、『ボトムズ』でこれだけ語れたんだなぁ……と。
 #いや、総量としては『ボトムズ』以外の話の方が多かったかもしれませんが……(^^;;)。


5/7 もっとも贅沢な居眠りのシチュエーションとは:

 芝居の最中の客席で、俳優さんのナマ声を子守歌に。
 いや、さすがにチケット代が一万円を超えるミュージカルでやったことはありませんが(^^;;)、4〜5千円代の舞台では、2、3度やらかしたことがあります(^^;;)。まず、前日の睡眠時間が足りてなかったり、体調が悪かったりしたときというのが大前提ですが、それ以上に、演目がイマイチ自分のストライクゾーンから逸れ気味だった場合でして……
 そういうのってだいたい、チケット取るときから「ヤバイかも〜」という予感はヒシヒシとしているのですが(^^;;)、映画でも本でも、チャレンジしてみたら、意外に面 白くて、自分の許容範囲が広がる……なんてことがあるじゃないですか。冒険してみなければ、進歩も発展も見込めないのよ、ということで(^^;;)。
 ただ、レンタルのある映画や、図書館・古書店を使える本と違って、「芝居」には「お試し」にもそれなりのお代がかかるのが難点ではありますが。わたしの場合、観劇歴が東宝や四季のミュージカルから始まっているので、チケット代の「適正価格」相場が高めに設定されているのが、良かったのか悪かったのか(^^;;;;)。

 で、本日の「贅沢な居眠り」のBGMはこちら。しかも、前売り(劇場後援会会員割引あり)じゃなくって、当日券だから、600円増し(笑)。
 だって、通勤経路が、モロに劇場入り口前で、案内のお姉さんの真ん前を通 るんだもん(^^;;)。でもって、開演時間も遅いから、シゴト定時で終わって、軽く食事済ませても、まだ間に合っちゃったんだもん。小さい小屋だし、初日だし、もう開演直前だからチケット残ってないだろうなー……ってダメ元で「当日券ありますか?」って聞いたら、あと二枚残ってたんだもん……(^^;;)。
 チラシもらった時から、二人芝居の片割れ、村田雄浩さん(NHKの『ちゅらさん』のシバタさんとかでお馴染みかな?)には思いっきり心惹かれていたのですが、演目というか、脚本・演出からはヤバ気なオーラビシバシで、さんざん迷ってチケット取らずにいたのですが、結局……

 いや、居眠りこいてたのは終盤のホンの数分ですけどね(^^;;)、でも、メチャメチャ気持ち良かったです(爆)。村田さんのお声は、予想通り、腰の据わった心地よい響きでしたし……。 芝居の方は、正直「うーん、やっぱりワタシのシュミには合わん(-_-;;)」だっただけに、これで眠れなかったら、かえって不満が高まったと思う。
 なんというか、「イヤな意味で演劇らしい演劇」……というか、「たぶん、こういうのが一つのスタイルとして確立されているんだろうな、とおぼろげに感じるのだけれど、ワタシは好かん」というタイプの芝居を観たなという点では、「経験値がちょびっと上がった、かもしれない」という満足感はあるのですが(^^;;)。


5/9 感想……とは言えないけれど……

 『あの川に遠い窓』。↓でメチャメチャ失礼なこと書いておきながら図々しいですが、今更「感想もどき」など……
 ジツは、観ている最中から、「なんかイヤ〜な感じ」が意識の片隅に引っかかっていたのですが、一晩寝て起きて、仕事行って残業して帰宅して、夕飯食べてだらだらWeb巡回して日付も変わった頃になって、「イヤ〜な感じ」が何であったのか、おぼろげに掴めたような気がした。
 ……が、しかし、あまりにイヤすぎて、「気づかない方が良かった」って思っちゃうようなものだったのは、どうしたらよいやら……(^^;;;)。
  「本当のダメ人間っていうのは、大切な人に去られたり心を許した相手に裏切られたりといった『人間関係で失敗する』ヤツじゃなくって、『失敗するほどの人間関係すら初めから持てない』ヤツのことだ」とか、「そういうダメ人間は、愛した相手に振り向いてもらうどころか、憎い相手を目の前にして、相手を傷つける『手段』を持っていても、ほんの僅かでも傷つけることさえできないんだよ」……とかとか。でも、これだけなら、確かに「イヤなこと」ではあるけれど、よくある「残酷な現実」ってヤツですむ。
 問題は、作り手の「意図」は「残酷な現実」を書くことには無いんじゃないか……むしろ、「ダメ人間」と同レベルの独りよがりな妄想を展開していて、わたしは100分間、作り手の「狂気」というにはあまりに俗っぽすぎる意識世界に閉じこめられていただけなんじゃないのか……って気配があるのが、何より気持ちが悪い(^^;;;;;)。


5/10 久しぶりに大河『武蔵』話

 先週の本放送はうっかりして見のがしてしまったのですが、放映後に「又八&朱実」で検索が1件あったので「何か美味しいシーンでもあったのかなぁ……」と、ヒソカに期待しつつ、再放送を観たら……きゃあ(嬉)。そりゃ、このペアに萌えるお嬢さんお姐さんが続出するのも納得ってなもんでしょう!(握り拳)
 別にイチャイチャしてるシーンがあるわけではないんですけどね。でも、それが逆に萌える!
 「又八さんは、優しいから……。わたしは、生まれて初めて、優しい人にあった」<うろ覚えご容赦(^^;;)
 朱実ちゃんってば、そんな、セリフにしなくても、これまでの成り行きを観てればわかるってば〜……って(^^;;)、お年寄りも大勢みている国民的番組ともなれば、「わかりやすさ」が必要なのかもしれませんが……(^^;;)。
 今大河での又八さんの、「優しさ」や「憎めなさ」は勿論、「だらしなさ」や「トホホっぷり」等の個性(=魅力)は、相手が武蔵でもお通 でもその他のキャラでも常に遺憾なく発揮されているのですが、朱実ちゃん相手のとき(視聴者が朱実ちゃんの視点に立つとき)が一番効果 的……というか「又八さんって、いい人だなぁ……(ホロリ)」って感じられるような気がする。

 朱実ちゃんも惚れ込んだ(ワタシも大好きです)又八さんの「優しさ」ですが、でも、これって、一方では「甘さ」だと思うんですよ。彼自身も含めた人間の「弱さ」「卑小さ」に対する許しというか、諦めというか……。だから、武蔵やお通 のように、己を傷つけてでも何かを追い求めずにはいられないタイプの人間には、又八さんの「優しさ」は、「余計なお世話」や、どうかすると「自分の生き方の否定」になってしまったりして、対立や破局(=「あんたの言ってることはわかるけれど、受け入れるわけにはいかない!」)の元にしかならないんですよね。
 その一方で、朱実ちゃんみたいに、「弱くてちっぽけな自分」をそのまま受け入れて慰めてくれる相手を必要としている人間に対したときは、又八さんの「優しさ」は「甘さ」も含めてものすごい価値を持つわけで……。元々、この二人って、「強烈な母親」の影響下に育ったという生い立ちの点で、似ているところあるんですよね。又八さんや朱実ちゃんには、武蔵やお通 のような孤児の身の苦労や、それ故の「強くあろう、強くあらねば」と自分を追い込む生き方は理解できないように、武蔵やお通 の方でも、「母親」という厄介な存在への愛憎ってヤツは理解できないだろうし……。
 #武蔵やお通にとって「母」は、ただ甘くせつない思慕の対象でしかない。
 又八さんが朱実ちゃんに与える「優しさ」は、強者から弱者に恵む「憐れみ」ではなく、弱者同士の「共感」が根底にあるから、彼女も心から素直に受け取れるのではないかと。
 この辺り、同じ回でクローズアップされてたもう一組の男女、琴が小次郎の「優しさ」に対して「憐れみ」ではないのか?って疑い続けているのとは対象的ですよね。琴と小次郎にしても、彼女が疑り深い性格だというわけではなく、お互いの気質とそれまでの成り行きからそうならざるを得ない……というか、朱実ちゃんと又八さんとは逆に、関係の歯車が悪い方悪い方へと回っていってしまうふたりだなぁ……と、見ていて不憫になってしまう。

 で、話を朱実ちゃん&又八さんに戻しますと、吉川原作では、最終的には……になってしまうらしい(ハイ、いまだに原作読んでません)ですが、現在の処は、まだデキてなさそうだなぁ……と(願望混じり)。
 「カップル」と呼んでしまうには、今みっつくらい「男女関係」のムードが足りないふたりですが、それすらも、「お互いに意識してそれを避けている」感じがまた良いのですよ(*^-^*)。
 又八さん側としては、相手が自分が元ヒモやってた女の娘じゃ、いけしゃあしゃあと親子ナントカに走れるほど厚かましくはないということか。そうはいっても、結構だらしのない人だから、キッカケさえあれば……かもしれませんが、とりあえず今は「脱・ダメ人間」を目指している最中ですし(^^;;)。
 #その手段が「家康暗殺」ってのはどうよ?ってのはさておき……(^^;;)。
 朱実ちゃんの方はというと、又八さんをすごくすごく必要としてはいるんだけど、まずは異性というよりは「兄貴」「父親」として……みたいな部分の方が大きそうだし。母親に対する反発もあって「惚れた男と添い遂げて」という生き方に憧れているけれど、物心つくかどうかの頃から男女関係のイヤな面 ばかりを知っちゃってるから、又八さんとそうなっちゃったら、今の関係が壊れちゃうんじゃないかって怖がっているっぽいぞ……とか。<だんだん妄想高まってます(^^;;)。

 いずれにせよ、今大河ドラマにおける朱実・又八ペア*の、観ている方が幸せになっちゃって応援したくなるような感覚(これをして「萌え」と呼ぶのであろう)は、「相手に与えられる物と相手から欲しい物(+『今はまだ欲しくないもの』まで)が互いにキレイに一致している組み合わせ」であるところに起因するのではないかとワタクシ考えております。

*:前回の「コンビ」からちょっと昇格しましたがまだ「カップル」ではない (^^;;)。


5/11 続き書いたです

 又八&朱実話、↑に、続きをアップしました。……結構書いたなぁ(我ながらちょっとビックリ)。これでも、まだ「堤さんの演技」とか、「『バガボンド』版又八との比較」とかは省いているのですが……(^^;;)。
 大河又八と井上又八の比較はそのうち書きたいのですが、その前に原作を読んでおくべきだろうか……。吉川はなぁ……学生時代、『三国志』で挫折したもので、なんか苦手意識が先に立っちゃって……(^^;;)。


5/20 近頃多いのは……

 10日も更新が途絶えているわりには、ほぼ毎日(片手で数えられるほどですが)アクセスがあるこのページ、一緒に『ペリクリーズ』のページのヒットも上がっている。おそらく『ペリクリーズ』関連の検索だと推測されるが、新潟大楽も終わって既に二週間も経つのに、なんでだろう……と思ったら、ここへきて内野さん主演の金曜時代劇『蝉しぐれ』で検索で引っかかるようになってたんですね。あちゃー、ほとんど「主演決定」情報しか書いてないのに、申し訳ないったら(^^;;)。原作の方も未だに読んでいませんし……
 というわけで、「蝉しぐれ」「内野聖陽」等で当ページへいらしてくださった方へ。該当の記事は過去日記の4/7です。折角お運びいただいたのに、ご期待に添えるような内容はほとんどありませんが、もしお急ぎでなければ読んでいってください(^^;;)。
 あと、内野さん関連では、上の方でもご案内しておりますが、先頃上演された『ペリクリーズ』(さいたま公演)の感想や雑感などをこちらにまとめておりますので、よろしければどうぞ……


5/26 夕方の地震、怖かった……

 残業中のカイシャで遭遇。高いところに置いたプリンタやサーバのモニタが揺れたり、本棚のフォント見本帳がパタパタ倒れたくらいで、さほど揺れは強くなかったようですが(都内は震度2〜3だったようですが、カイシャのある地域は2の方だったみたい)やたらと長く揺れが続いたのが怖かった……。同じフロアの人は平然とシゴトをつづけていたり、階段上り下りしていた人は地震自体に気づかいてなかったり(^^;;)の中、地震嫌いのワタシは、一人で震え上がっておりました。
 #揺れてる間、万一ドアが歪んで脱出出来なくなったらら……と、とりえあえず出口の確保に走ったりとか。
 震源は都民にはてっきりお馴染みの茨城沖かと思ったら、 東北の方でまたビックリ。かなり大きな揺れ(えーと、震度6ってのはどれくらいなんだ? 阪神以来、基準が変わったと聞いているけれど…)で、余震も続いているようだとニュースで知って、改めてドキドキ。こちらにおいでくださっている方の中に、東北の方もいらっしゃるのかしら? 先程のニュースで聞いた時点では、幸い死者はでていなかったようですが、今後もあまり大きな被害がなければよいのですが……。

 話変わって、表からいらっしゃる方には2週間もご無沙汰してしまったので、近況報告。
 今週末にはスニーカー『ボトムズ』の新刊も出るし、下手すれば夏コミの当落通知も来ようかという時期ですが、相変わらず「書きたいことはあるのに、文章にしようとすると胸がふさがって全然ダメ」な状態が続いております。もしかして、ここいらが潮時ってことなのかなぁ……なんて、弱気になったりもする今日この頃。地震の最中も、「ここで死んだら、やり残したことが……」と、走馬燈のように(笑)リストアップされたものの中で、『ボトムズ』はようやく6、7番目だった。3年前なら、迷わず一番最初に上がっただろうに……

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