2006年4月〜6月分(4/7〜6/15)

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死ぬかと思った……(4/7)

 土曜:午後3時より休日出勤、そのままカイシャ泊(4時間ほどソファで仮眠)。日曜:午後3時退社。月曜:定時出勤、タクシー帰宅。火:定時出勤、完徹(仮眠なし)、水曜:午後4時退社、木曜:定時出勤、22時退社。
 ……と、相も変わらずの社蓄状態ですが、それでも、徹夜明けに早く帰れるようになっただけ、マシになりました(笑)。3月は、徹夜明けの翌日も24時まで帰れない、なんて日もあったからなぁ……。
 でも、なまじ休むと、カラダが疲れていることに気づいちゃって、逆にツライです(^^;;)。かえって休みなしに働いている時の方が、脳内麻薬であんまり疲れを感じなかったりもするんですよね(^^;;)。前日に早めに帰って早めに寝た今日なんて、徹夜明けの昨日よりもグダグダで、ほとんど使い物にならなかったですよ。

 ともあれ、ようやく買いました。「日経エンタテインメント!」 。(最初、「日経エンターテインメント」かと思ってて、リンクしようと、雑誌のサイトに行ったところで、初めて正しい名称を知ったです(^^;;)。一応、過去に何度か買ったことがあるのに……
 目当ての『ボトムズ』新章については……まぁ、いずれ機会があれば書くとして(^^;)。とりあえず、前の雑誌の「キャラクターズ」よりも理解できる記事の内容が多いのは嬉しいです。今のところ、「誰が誰やらわからん!」のは、KAT-TUNも、若手男性声優も同じですが(^^;;)、でも、この先、KAT-TUNのメンバーを各種メディアで観る機会と、(今出てる「キャラクターズ」で特集されてる)若手男性声優陣の声を聞く機会と、どちらが多いかと言ったら……30代中盤独身女としては、通常は、KAT-TUNの方が、まだ馴染みになる可能性が高いのではないかと(^^;;)。
 実際、リアルタイムで『ボトムズ』観てた世代には、

記事内容 シードを初めとする最近のアニメをプッシュ
雑誌形態 プラモデル等の余計なオマケがついてて1冊が割高

 な「キャラクターズ」よりも、

記事内容 TVドラマ、映画、お笑い、音楽全般……等々
+懐かしアニメ
雑誌形態 1冊500円、コンビニでも入手可

 な「エンタテインメント!」の方が手に取りやすいのではないかと……。
 天下の日経が何を考えて『ボトムズ』をプッシュしてるのかはまったくわかりませんが、たとえば、アニメ版「コミックバンチ」を狙っているのなら、確かに『ボトムズ』は悪くないコンテンツ……なのかなぁ(^^;;)。

 モンダイは、「エンタテインメント!」のメインの読者層に対して、『ボトムズ』がどの程度興味を持ってもらえるのか、ということでしょうか(^^;;)。 アンケートの結果が芳しくなくて打ち切り、とかになったりして〜。
 ワタシは別にそれでも構わない……というか、むしろそうなって欲しいくらいなんですけどね。

 私信:R・T様、野球話におつきあいくださり、ありがとうございます。返信の方は、も〜〜〜ちょっと、お待ちくださいm(__)m。


自分で書いた言葉に、ふと気づかされることもある(4/8)

 昨日、「日経は『ボトムズ』でアニメ版「コミックバンチ」を狙っているのか?」ってなことを書いたあと、「じゃあ、この連載は『エンジェルハート』なんだ」……と思ったら、ふいに、自分の中で、感情の落としどころがついた……ような気がする(^^;;)。
 読んだ直後は、「ナニ? このクメン1話の劣化コピー!(以下、人様には聞かせられないようなグチと罵倒が続く)」って、イライラしてたのに、「まぁ、しゃあないよ、『エンジェルハート』だからぁ〜(苦笑)」 と思ったら、なんか、かなり寛大な気分になれる……ような気がする。少なくとも、今だけは。

 明日も出社なので、今夜は短めに。


ご無沙汰しております(^^;;)(5/21)

 ふと気づけば、1ヶ月半も間が空いてしまいました(^^;;)。
 主な理由としては、例によって、シゴトが忙しく……。前回「一区切りつきました〜」ってなことを書いた直後に、新たな刺客…じゃない、オシゴトの波に襲われ、たった10日間の間に2度徹夜するハメになるは(残る8日間は当然深夜タクシーか終電)、休日出勤でレミゼのチケットを人にタダで譲るハメになるは(今回は一ヶ月公演だったから1度しか取ってなかったのに!)、あまりに家に帰れないから病気のママンが寂しがって夜中や明け方に泣きながら部屋を覗きにくるは(お願い、寝かせて…)……と、お馴染みの(馴染むな、そんなもん!)エライことになっていたにはいたのです。
  が、それも4月いっぱいまでで、実のところ5月に入ってからは、休むのに忙しかったです(爆)。前々回も書きましたが、近年、シゴトが山を越えたにどっと疲れがくるようになって、外出(っつーか99%は観劇だ)予定のない日は「寝るのがシゴト」とばかりに眠りたおしております。
 こんな風に、シゴトと睡眠に明け暮れているうちに、人生の大半が終わっていくのでしょうか……それはそれでいいかもしれないなぁ……なんて思っちゃうあたり、ますますオタク失格気味かもしれません(^^;;)。

 ……って、グチばかりもなんですので、「エンタテインメント!」連載の感想なぞを……。

 バニラ&ココナ夫妻のJr達も登場しましたが、娘息子取り混ぜ6人も……というのは、ちょっと予想外でしたね。 娘さん達が、両親やお兄ちゃん達に比べてもお育ちがよさげなのは、商売が軌道に乗って羽振りが良くなってから生まれた子、ということなのかな。
 しかし、お子達のネーミングの適当っぷりが……(^^;;)。まぁ、両親からしてお菓子系の名前だから統一がとれていていいのかもしれませんが(^^;;)。でも、末の娘さんの名だけが「有害物質」扱い(たぶん現在は使われていないはず)の甘味料なのは可哀想だと思うの……っつーか、そもそも元ネタに気づかない読者も多いんじゃなかろうか。わたし自身「チクロ禍」報道はリアルタイムでは知らない世代ですし(漫画の「サザエさん」で知ったです)。
 あと、6人も「次世代」が登場してるのに、全員がバニラ&ココナの子というのは芸がないなぁ……と。一人くらい、ゴウトの子が混ざっていてもいいんじゃないかと。いっそココナより若い嫁さんもらっちゃって、子供もまだよちよち歩きで、バニラ達に「犯罪だろ!」「この子が成人するまで生きてられんのか?」ってツッコミ入れられたりしても楽しかったのに。
 「バニラとココナの子供」というのは、「その後」の『ボトムズ』を考えたとき、多くのfanにもわりと想像のつきやすいネタのようで、実際「子供」が登場する同人誌も複数知っております。ただ、そこではやっぱり、ゴウトはもう「おじいちゃん」扱いになっちゃうんですよね。まぁ、書き手の年齢(本放送当時中学生〜ハタチ前後)から考えたら、「おじいちゃん」扱いは仕方ないことですが、自分が30代半ば(あえて「後半」とは言わない)になって、本放送当時のキリコ達よりもゴウトの方に年齢が近くなってくると、「まだまだイケルじゃん」という気が……(^^;;)。本放送当時50前後(或いは、老けて見えただけで、実はもう10歳くらい若かったかもしれないし)だったら、まだ充分現役だったでしょうに(笑)。
 この話の「書き手」は、本放送時はゴウトと同年輩(?)だったろうに、なんでそういう発想にならないかなぁ……。
 なんかね、前回の「キリコ登場」シーンや、もっと遡ってスニーカー文庫の「小説版」を読んだときも感じたんだけど、この書き手、そういうところの感覚が「子供っぽい」。「若い」じゃなくって。「チクロ」とか、イマドキの若い書き手が使わない慣用句とか、お年を感じさせる描写 も随所にあるんだけど、基本的な感覚が「本放送当時10歳〜15歳で、キリコのヒーローっぷりに心酔してた男の子」みたいで、その辺りが、わたしなんぞには「イタイ」って感じられちゃいます(^^;;)。


やっぱり睡眠不足の平日(5/24)

 先週の後半から、ポカッとシゴトが空白状態になりまして、一息つけています。おかげで、先週水曜から今週月曜までの間に3回も半休取って『エリザベート』観に行けました(嬉)! カード会社の枠ではこの日程でしか取れなかったので、もし、3月4月のようなオシゴトラッシュの時期にぶつかったらどうしよう……と心配だったのですが、神様はワタシを見捨てていなかった!(笑)
  体力の方もぼちぼち回復してきたようで、「CD聞こうかな〜」「本屋行って漫画以外の本買おうかな〜」「TSUTAYA行こうかな〜、いっそ、久しぶりに映画館行こうかな〜」……なんてことを思う気力が出て参りました。まぁ、その前に「積ん読の山をなんとかしろよ」「買ったきり開封もしてないDVD……『ブライガー』BOXとか、『ウラシマン』BOXとか、『レイズナー』第一部BOX(あ、まだ2部を買ってなかった!)とか、『巖窟王』とか(あ〜、これもラスト3巻を買ってなかった)とか、『ボトムズ』とか(爆)……を先に消化しろ」…等々のセルフツッコミが多数入るわけですが(^^;;)。なのに、今日も渋谷のビッグカメラで『プリンプリン物語』『タイガー&ドラゴン』のBOX衝動買いしちゃうし〜〜。ひょっとしてお買い物症候群か?>自分
#だって、『プリンプリン』は半額だったもんでつい……でも、『T&D』はAmazonの方が安いじゃん!

 と、とりあえず(^^;;)、先週後半からは、劇場で買ったライブCD(2004年版・山口/内野版ともに)をヘビーローテーションしてます。今夜は同じく劇場で買ったウィーン版DVDを鑑賞中(今は2回目の2幕)。全140分って、幕間休憩がないことを除いても、結構短いですね。日本版より曲が少ないからかな。
 MAYA & MATEの主役二人の歌唱は確かにすごいし、ルキーニもいい男だけど、皇帝陛下は、鈴木綜馬さんの方がハンサムで気品があって美声だぞ〜〜〜って思ったり(^^;;)。いや、あちらの陛下役の方は、ルックスは実在の陛下の肖像画にそっくりでいらしたから、向こうの人の感覚からしたら「フランツ・ヨーゼフと言えば、こうでなくちゃ」みたいなイメージがきっとあるのでしょうけれど……
 またシゴトが忙しくなる前に、今期3回分(山口トート1回、武田トート2回)の感想をまとめねば…… 実は、週末からずっと書きかけてはいるのだけと、まとまらない(^^;;)。別に、誰にも「書け」なんて強制されたわけでもないのだけど、武田トートは、キャラ単独としては、(タカラヅカ版含む)歴代トート中、ひょっとすると、一番の好みなんですもの(武田トートによる『エリザベート』という作品が、わたしの好みに合っているか否かはまた別 として)。なんか、シゴトに追われて老化の道を辿る一方の身としては、久しぶりのトキメキ(笑)が薄れないウチに、記録に留めておかねば……と、焦ってしまいます(^^;;)。


ねむい……(5/25)

 さっき、Macに向かいながら居眠りこいてたら、椅子から転がりおちかけた……。
 諦めてもう寝ようとしたんだけど、寝支度してたらまた目が覚めて来ちゃった(^^;;)。

 せっかくなんで、今のうちに 私的武田トートのツボなんぞを列挙しておこう。
■「愛と死の輪舞」
 「これってようするに、『男の子の初恋』の歌なんだ!」と、武田トートになって初めて気づいた。
  イントロの「ちゃららら〜ん♪」で、トートがシシィに一目惚れした瞬間、客席のワタシの心臓にも、キューピットの矢がグサリ。Aメロ、Bメロと進み、サビに入る頃には、完全に武田トートに陥落いたしました。
 タカラヅカ版初演に際して追加されたこの曲、確かにメロディーは掛け値なしの名曲だけど、歌詞の方は、「いかにもタカラヅカ的な大げさなラブソング(非ヅカfanのと偏見混じりな物言いですみません)」だと思っていたし、時に、ストーリー全体から浮いているようにも感じられた。正直、「別 に削除しちゃってもいいじゃん。オリジナル版にはなかったんだし……」と思ったこともある。なのに、武田トートが歌うと、同じ歌詞がこんなに「説得力」「血の通 った感情」を感じられるなんて!
 「男なんて何歳になっても(たとえ何千歳・何万歳でも) ガキなのさ」という観点からするなら、別に山口トートや内野トートが「少年の心」で少女のシシィに恋したっていいわけですが(^^;;)、やっぱりビジュアルでの説得力が全然ちがう。ちゃんと14歳(あれ、16歳だったっけ?)のシシィとお似合いのカップルに見えますもの……
 #山口トートや内野トートだと、どうしてもロリ…(以下自主規制)。
 別に「若い」ってだけでなく(それを言うなら、俳優さんの実年齢は初演時の内野閣下とそうは違わないはず)、他の二人のトートにはない「脆さ」というか「神経細そう」な感じのせいか、なんとも初々しいというか瑞々しいというか、「初めて知った『恋』という感情に戸惑いつつも舞い上がってる」様子(さすが、『電車男(舞台版)』主演!)が、もう辛抱たまらん(^^;;)。
  「♪青い血を流す傷口は お前だけが癒せる」。今まで、「ラブソングのお約束の表現」として聞き流してきた部分ですが、「【死】ともあろう存在の“傷”ってなに?」って、初めて考える気になった。
 これがたとえば、山口トートだったら、「太陽の黒点が増えた」とか「月の裏側のラグランジュポイントの位 置がずれた」とか、「何百万光年先の恒星が死んでブラックホールが生まれた」とか、もはや人間の感覚では理解不能な(^^;;)、宇宙的スケールの“傷”のような気がする。
 内野トートだったら、(それがとてつもなく深いものであったとしても) 一応は人間の想像力の及ぶ範囲かもしれない。たとえば、人の世の移り変わりの空しさや、それを見つめ続けてきた己という存在への哀しみ……とか。けれど、それを、いくら一目惚れしたからと言って、人間の小娘に対して「お前だけが癒せる」と訴えるのは似合わない。同じく内野さんの当たり役『エースをねらえ!』の宗方仁が、岡ひろみに対して、己の“傷”を訴えるようなことはけっしてしないであろうことと同じに。
 で、武田トートの“傷”は……シシィへの恋、それ自体、かな。まさに直前の歌詞「心に芽生えたこの思い 体に刻まれて♪」のままに。
 あまたの人の命を指先一つで弄んできた自分が、生まれて初めて、唯一人の少女に心を奪われてしまった……その衝撃に耐えられないくらい、脆く幼い魂の持ち主が、武田トート。でも、そこで大人しく悶々とするよりは、「きーめた! オマエはオレのものになれ!!」と行動に移しちゃう当たりが、ワガママ放題に甘やかされたお坊ちゃまって感じで……「黄泉の帝王」というよりは「王子様」。そう感じた途端、トートダンサーズがタマネギ部隊に見えたり(爆)。

■大ラスのシシィとのデュエット
 「♪泣いた、笑った、くじけ、求めた」と、己の人生を歌い上げるシシィの言葉一つ一つに、あんなに真面目に頷くトートは、東宝版はもちろんタカラヅカ版(&ウィーン版DVD)を通しても初めて見た。
 まるで奥様の人生相談を受けるみのもんたのように…というと、ギャグみたいだけど(^^;;)、ホントに、心からシシィへのシンパシイを寄せているんですよ。余裕でゆったりと上から見下ろす山口トートはもちろん、内野トートはじめ「情熱的な恋人」路線のトートも皆、「ようやく彼女が自分のものになった」ことに舞い上がってて、シシィの言ってることなんて聞いちゃいない(^^;;)風情なのと比べたら、すごく異色。抱擁の後、自然にシシィの肘あたりに置かれていた手を、彼女が歌い始めたところですっと移動させて両手を取って握りしめ、下の方から覗き込んで(小柄な武田君ならではの目線!)じーっと相手の目を見て何度も何度も頷く様子は、「恋人」というよりも、女の子同士の親友みたい。
 その前の、シシィを迎えに歩き出すときも、「よし、行くぞ」って、深呼吸して握り拳を作る姿が想像ついちゃうような、緊張気味の表情してるし……<この辺りは、「好きな女の子を迎えに行くうぶな男の子」って感じですけど
 既にあちこちで話題の派手なビジュアルやアクションにも勿論心奪われましたけど、それだけに、見た目とは裏腹な、「繊細さ」とか「生真面目さ」がいっそうツボに入りました。
 でも、こういう、「初々しい」ところって、ひょっとして、今だけしか観られないのかなぁ……

 うおっ、2時近く! 今度こそ寝なくては!!


また次のオシゴトが……(5/26)

 『エリザベート』どっぷりな一週間を過ごせたことへの神様への感謝が足りなかったのか、それとも初めからそういう運命だったのを神様が憐れんで事前にボーナスをくれたのか……明日から再びドトーの1週間が始まる模様(-_-;;)。事前情報を鵜呑みにすれば、マジで120時間(24時間×5日)ぶっ通 しで働かないと客先希望の納期には間に合わないんですけど〜〜〜〜。少なくとも、明日は徹夜決定かなぁ……また病気のママンが泣いちゃうじゃないか……

 っつーわけで、家に帰れなくなるその前に、「武田トートのここがツボ!」追記を。

■続・大ラスの抱擁
 2度目(22日)に観たとき初めて気づいたのですが、間奏の抱擁からシシィのソロ(♪泣いた、笑った〜)に移るのに身体を離す直前、武田トートは、シシィの首筋にキスしてるんです! 初見のときに気づかなかったのは、その回ではやってなかったのか、(上手よりの席だったので)シシィの後ろ姿に隠れて見えなかった(笑)からなのかは不明ですが(^^;;)。
 「首筋へのキス」と言っても、吸血鬼みたいなガバッと襲いかかる「奪うキス」じゃなくて、「与えるキス」というか、いっそ「捧げるキス」と形容したい。少し上向き加減の武田トートの横顔がとても綺麗に見えました。ルドルフへの「死の接吻」や、1幕でシシィの寝室に現れて誘惑した(でも失敗して未遂に終わった)ときのキスが、正に吸血鬼系の「奪うキス」だったから、あまりに対照的で……瞬きしてると見落としてしまうほどの一瞬でしたが、その後の「最期の接吻」の記憶が霞むほど(^^;;)ウットリしてしまいました。
  いったん抱擁を解いて見つめ合う体勢に移行する流れをまったく殺さず、さりげなくこういうキスができるのは、シシィとほぼ身長が同じ武田トートならではのワザと申せましょう。ビバ! (公称)162165センチ!! ……せめて「小柄」とか言ってやれよ(^^;;)。>自分
 いや、でもマジで、「次」があるなら、厚底ブーツでむりやり身長を水増ししたりなんかせず、逆に華奢で小柄な体格を生かした振付を作ってあげて欲しいです。>制作者各位  特にルドルフとの絡み。「小さい」ってことは、逆に「相手の懐に一瞬にして飛び込む」ことが可能なんですから。柔道の田村(現・谷)亮子選手とか、NBAの(名前は失念したけど)158センチ(確か)のポイントガードみたいにね。

■武田トートの称号
 昨夜も申しましたように、「黄泉の帝王」というよりはむしろ「プリンス」な彼ですが、「帝王」に釣り合う日本語にするとしたら、本当は「王子様」ではなく「公子」とお呼びしたい。泉鏡花の『海神別 荘』の「公子」とか、タニス・リーの『闇の公子』とか。ただ、声に出したときの響きが、「闇の公子」のように「オブ・なんとか」付きならともかく、単独ではイマイチ締まりが悪いのよね(^^;;)。>「コーシ」
 ちなみに、『海神別荘』の方は、マジで武田君の「公子」を観てみたいです。有名どころの舞台では、坂東玉 三郎様演出で2度ほど上演されているようですが(この夏も歌舞伎座の演目にも入っているとか?)、一度目は伊原剛志さん(ヒロインの「美女」は宮沢りえちゃん)、2度目は市川新之助(ヒロインは玉 様がおん自ら)と、逞しい武人タイプの役者さんを当てられてますね。わたしのイメージでは、「公子」は寧ろ、繊細で柔弱なルックスなのですが……。むりやり自分の元に嫁がされた人間の花嫁の前に武装のまま現れて、「自分がいかに強いか」を自慢した上に「この鎧は閨でも脱がぬ 」なんて言っちゃうところとか、なんか子供っぽい上に「実は自分に自信がないんとちゃう?」なんて思えちゃって(^^;;)。伊原さんや新之助だと、素っ裸で寝てるところを襲われても返り討ちに出来そうなんですもん。
 タニス・リーの方は未読(高校時代から気になっているのですが、機会を逸しているウチに版元品切れになってしまったらしい)なので、かの有名なアズュラーン様と武田トートの比較は保留。


帰宅できました(^^;;)(5/27)

 予定されていたシゴト、午後から夕方にかけ、状況が二転三転した結果、当初告げられたよりはかなり余裕のスケジュールで進行できることが判明。というわけで、今夜の残業もそこそこの時間で切り上げ。まっすぐ帰れば、日付の変わる30分前には帰宅できたのでしょうが、つい帰り際にモスバーガー(ちょっと贅沢して緑看板の方)で夜食しちゃったもので、家に辿り着いたときは、0時5分前でした(^^;;)。

 んで、着替えている間に日付は変わり、今日はもう武田トートの楽日なのです。 早いもので……と言いたいところですが、ワタシにとって2度目にして最後の回となった月曜日の後は、もう木曜の前楽、土曜の楽、しか残っていなかったわけですね。
 昨夜キャスト表を数えてみたら、今公演中、武田トートの出番はたった13回!(悪魔っ子な武田トートにいかにもお似合いの数字だ(笑))  見た目は小さいけど無茶苦茶強力な台風のように駆け抜けていったトートでしたねぇ……って、まだ1日残ってますが、MY楽は既に終わっているので、一足お先に回想モードです(^^;;)。
 しかし、ワタシの書いた文章を読み返すと、ちまたのレビューの武田トートとは同一人物だとは到底思えない(^^;;)。武田トート像の構成要素のうち「5%」程度の分だけを執拗に書いて、残りの95%にはほとんど触れていないからなぁ……

 っつーわけで、今夜は「95%」の方についても書いてみる。
 22日のハーフタイム…もとい、幕間、ロビーでコーヒーを飲んでいたら、後ろのカップル(年の離れた夫婦か、あるいは父娘かもしれない)の会話の一部が耳に飛び込んできたです。「小さい魔法使い」って……別 にハリー・ポッターではなく(^^;;)、トーゼン、武田トートのこと(笑)。確かに、「最後のダンス」の前の登場シーンでのアヤシゲなマイムとか、カフェのシーンの真っ赤なコート(あちこちで『チャーリーとチョコレート工場』のアノ人だって言われてましたな)とか、言い得て妙といったところでしょうか……。
 んで、拡がった連想。武田トート最大の特徴といえば、「悪夢」のシーンですが、この辺り、魔法使いは魔法使いでも、ダーク・シュナイダー入ってるかも(^^;;)。ヘッドバンギングもあるし(^^;;)。『BASTARD!』はリタイヤして久しいので、最近はどんな絵柄や展開になっているかは存じませんが、初期の、大地が裂け城が崩れ落ちるカタストロフのど真ん中で、中指立ててゲラゲラ笑い転げながら「破壊! 破壊!」と叫んでる、当時のジャンプ読者の青少年に絶大なるインパクトを与えたあのシーンを思い出しました。
 もっとも、そこで「でも、外見はるーしぇなのよね♪」と即座に自分でフォローを入れちゃうあたり、我ながらかなり目にウロコ入ってるかも……

 まだまだネタは尽きない……


げげっ!(^^;;)(5/28)

 調べモノにハマっていたら、もう3時!  明日朝、10時に待ち合わせてるのに〜〜〜。
 昨日の武田トート楽のご挨拶の内容を教えて欲しさに(いや、勿論、純粋に久しぶりにお会いしたいな〜という気持ちの方が先ですってば!)、正午開演の『メタルマクベス』観劇前の某様とお食事の約束を取り付けたは良いのですが、お誘いしようとしていた店は11時開店だったり、次点の候補にしていたベーグルのカフェは閉店してるらしかったりで、もうどうしましょう(^^;;)。
 最悪、劇場前のファーストキッチンになっちゃうかもしれませんが、お許しください……。>某様 お天気さえよかったら、デパ地下で適当に見繕って、劇場付近のベンチ(確かあったと思うんだけど〜〜〜しばらく行ってないから自信ない(^^;;))で…って手もあるんでしょうが、予報では厳しそうだしなぁ……

 ついでに、もう一つ「げげっ」。今夜も武田トートネタで書こうとして、調べたいことがあって検索してたら、面白い記事を発見。今は無茶苦茶眠くて著作権法上の「引用」の形式に則った文章にする気力がないので、詳細はまた後日に回しますが……「帝王」には見えなくても、「闇の公子」なトートもアリなんじゃない。

 寝なくては……


膝がイタイ……(5/29)

 オールスタンディングのライヴなんて、ほぼ10年ぶり……。もう、たった一曲で息は上がるは、膝はガクガクになるは(前の座席にぶつけたせいもあるだろうけど)……と、学生〜就職浪人時代にB'zのLIVE-GYMに通いまくってた頃(約15〜10年前)より確実に肉体的に衰えていることを思い知らされたり(^^;;)。

 はい、結局『メタルマクベス』観て来ちゃいました。昼公演、休演日前ということで、カーテンコール後にミニライヴ(2曲)のサプライズ付き! んで、最初の一曲で、元々痛めていた膝を悪化させちゃったわけだな(^^;;)。
 当初の予定では某様とブランチをご一緒した後、「それでは行ってらっしゃ〜い」と手を振ってお別れする予定だったです。新感線+内野さんという、いかにもチケット入手困難そうな組み合わせ、プラスご婚約報道(あ、「報道」の部分は「すっぱ抜き」と読んでください)で、「ご祝儀」や「アドリブツッコミ期待」で当日券人気が更に上がってるのでは……なんて思って諦めていましたし。それが、某様から「ご婚約ショックでチケット手放してる内野ファンもいるみたいだよ〜」なんて、予想とは逆傾向のウワサを聞かされちゃったら、「んじゃ、並ぶだけ並んでみるか…」なんて、ついその気になっちゃった(^^;;)。
 んで、結論から申しますと、当日券列の最後尾で「連れにドタキャンくらってチケットの引き取り手を捜していた人」をたまたま見つけまして、定価で譲っていただいたです。なんか、随分前にも『藪の中』で同じようなことがあったな〜……と過去日記を漁ってみたら、おお、前回のW杯終了直後のことでしたか(^^;;)。そういや、あの時、最初の(で、現在の処は「最後の」でもある)出待ち体験をしたんでしたっけ。あの時チケット譲ってくださったお姉さんお元気かな〜。今回も観にいらしてたかなぁ……。
 ちなみに、今回チケットを譲ってくださった方は男性でしたので、なんとなく会話の糸口が掴みづらくて(^^;;)、一言二言お礼を言うのが精一杯でした。もし、ディープな新感線ファンの方だったら……と思うと、内野さん【だけ】が目当てというわけではないけれど、【一番の目当て】であることには違いないワタシとしては、なんか気後れしちゃって(^^;;)。「お友達の方、残念でしたね〜」とか、「新感線のお芝居って、男性のお客さん多いですね〜」とか、それくらい言えばよかったのに……。ダメじゃん。>自分

 大いに反省しつつ、今夜は早寝(ってもう0時半ですが)します。感想の方は、気が向けばまた明日にでも……


 

喉がイタイ……(5/30)

 確実に風邪をひいた模様。
 それはともかく、昨日の話題の続き。チケット譲ってくださった方に、お礼がてらの世間話もできず、結構失礼なヤツになってしまったのは……まぁ、基本的にワタシがイイ歳こいて挨拶が苦手な社会不適合者だからですが(爆)。でも、『藪の中』の時のように「おや、ご同類のようだ」って察しがついたら、もうちょっと愛想良く出来たと思うんですよ。
 なんか、「連れにドタキャンくらった男性」っていうのが、背景が読み切れなくて、なんとも微妙で……下手に話題を振って地雷を踏んじゃったらどうしよう…って、考え過ぎちゃって……(^^;;)。
 少なくとも、わたしが行く芝居(東宝ミュージカルとか、ホリプロとか、四季とか)では客層は圧倒的に女性の方が多いです。男性客がいても、大抵は奥様に連れられて……ってご様子の方々。まぁ、世の中には「芝居好きの男性」も多々いらっしゃることは存じておりますし、ジャンル…ないし系統によっては(下北あたりとか? 歌舞伎座とか?)、男性の一人客が多数ってこともあるんだろうなぁ……と想像もつく。でも、そういう方々って、すごく「通 」というかディープなfanという印象があるから、客演の人気俳優目当ての女子(おなご)なんぞ、内心「けっ」とか思ってたりしたらどうしよう…と不安がちょこっとあった……というのが、昨夜のお話。でも、まぁ、万一それが当たってて、そういう態度をあからさまにするようなら、そっちの方が無礼でケツの穴の小さえヤツ、とも言えるんで、その時はその時でネタの一つにでもして笑い飛ばしてやればいいのですが……実は、サプライズライヴ終了後にご挨拶したとき、もう一つコワイ可能性を思いついちゃったんですよね。

 「ドタキャンした連れっていうのが、もしも彼女で、しかも『例のショックでチケット手放した』クチだったら……?
 でもって、彼自身はそんなに芝居とか観ないんだけど、彼女の為に懸命に並ぶか電話かけるかして取ったチケットだったとしたら……?」

 考えすぎだとは思うけど、万一ビンゴだったら、いたたまれない気持ちになることは必定(^^;;)。というわけで、余計なことは一切語らず、「ありがとうございました」だけで済ませてしまったワタシはスコーピオンハート(@メタマク)…もとい、チキンハート。生まれは蠍座なんだけどね(^^;;)。

 と、長い前フリの末に本題に入ろうとしたところで、友人よりTELアリ。まるで「挨拶の出来ないワタシ」を見透かしたかのごとく、「先日(友人共々)お世話になった方にお礼メール出したか〜?」と……
 ごめんなさいっ! まだです。これからお礼状書きます!!

 というわけで、今夜も反省しつつ終わる。


今年の風邪は長い♪(6/1)

 です・ふぉー・らん・だむ・すた〜♪(@メタルマクベス) っつーわけで、月曜夜頃から引きはじめた風邪は、喉〜鼻〜頭と順調に北上。水曜朝には起きるとグラングランと天井が回る状態になっていたもので、職場に午前休みのTELを入れる。本当は一日寝ていたいところだったんだけど、夕方からどうしてもやらなきゃならないシゴトがあるのがわかってたので、ひたすら横になって回復に努めた後、午後より出勤。シゴトをどうにか済ませて帰宅。日付変わって6/1 01時現在、やっぱり目が回る……だから、早く寝ろ!ってーの>自分

 というわけで、メタルマクベス&武田トートについてはまだまだ語りたいことがあるのですが、昨夜に続いて今夜もちょっとお休み。かわり……といってはなんですが、イベント情報のページに、夏コミ当選報告&スペースNo.を更新しました。現時点では、新刊の可能性は限りなくゼロですが(すみません)、それでも、こんな駄文とは言え、こまめに書いては更新できている分、去年の夏よりは0.0000000(中略)0001%位 は、可能性あるかも……?


ちょっと疲れ気味…(6/8)

 夏風邪っていうのは、どうしても治りが遅くなりますな(^^;;)。ダウンしちゃった先週から1週間経過しても、まだ喉と鼻のあたりでしつこくくすぶってます。
 とりあえず、週末は眠りたおしたから、かなり回復している……はずなのですが、週明けそうそうオシゴトがラッシュ。今のところ、9時台には上がれているので、まぁ、春先の終電・タクシー・徹夜のループよりはかなりマシな状態ですが、基礎体力が低下している状態だから、それでも結構バテてます(^^;;)。

 というわけで、週末に買った「日経エンタテインメント!」も『デスノート』の藤原君の記事しか読んでませ〜ん(^^;;)。
 一応、例の連載もパラパラッと流し読みはしましたけどね。ラストであの人とあの人が登場したりとか、『赫奕』から3ヶ月しか経ってないんかい!(-_-;;)とか、本放送当時のココナって17歳だったの!? とか、衝撃的な描写がチョコチョコと。
 特に、ココナの年齢は、ショック大きいです。いや、彼女単独でなら「17歳」でも別 に構わないのですが、本放送当時から「キリコ(18歳*)より2〜3歳年下=15〜6歳」だと20数年間思いこんでいたわたしの立場は(笑)。……って、所詮『エンジェルハート』な作品なんだから、後付で何がどう変わろうと気に病むこともないハズなのに、なに慌ててるんだか(苦笑)。どーせ例の青い物質(ジジリウムまたはヂヂリウム)の名前も、スニーカー文庫版の変な表記なんでしょうし。
 そうは言っても、この際、キリコをはじめ本放送当時のキャラの年齢を全体的に2〜3歳底上げして調節してもいいかなぁ……とも思ったり。本放送当時は中学生だったので「18歳」というと「もう大人」って印象でしたが、この年齢になって振り返れば、「ほんの半分」ですもの(爆)。するってーと、1話の時点キリコちゃんは21歳……今年のウチの部署の新人さんたち(専門学校卒)とタメですか。……うん、まぁ、そんなもんじゃないかな。「本編1話時点で18歳」だと、時間軸的には本編より前の『野望のルーツ』や、それ以前(RS入隊前)の年齢が若すぎちゃうな〜〜ってのが、昔からの気がかりでもあったし。

*:キリコの年齢については、確か1話で尋問中のロッチナの台詞で「18歳か」って言ってたような記憶があります。
  俗に 「『ボトムズ』に公式設定なし。映像の中に現れたことが唯一の真実(ただし、話者の思い違い等もありうる)」 と申しますので、その意味では、かなり「公式」度の高い設定かと思われます。


忙しかった週末(6/12)

 金曜から突如予定外のオシゴトに巻きこまれて、午前様帰宅になるは、土曜も午後から休出するハメになるは、当初の予定では半日で済むかと思ったら、結局午後3時から11時までシゴトするハメになってイングランド戦を観損ねるは……と、なんとなくついていない週末。
 それでも、日曜は一日休めたので、午前中は(淋しがって起こしに来るママンは放置して)眠りたおして体力回復に努め、冷蔵庫の残り物を片づけがてら昼食を作り(3週間前に買った牛コマがかなりヤバイ状態だった(^^;;))、3日ぶりにママンを入浴させて……と、気がかりだった家事をちょこっとだけ片づけた後、マイケル・ナイマン・バンドのコンサートへGO!
 トーゼン、わたしの目当ては、ゲストの中川晃教君。昨年秋の『モーツァルト!』名古屋公演以来のご無沙汰で、そろそろ彼の歌声が恋しくなってきた頃ではあるし、今回彼が歌うことになっている『エレンディラ』の劇中歌は、肝心のお芝居の方が公演延期になっちゃったもので、ここで聞き逃すとそのまま幻の曲になってしまうかも……ってな不謹慎な心配も手伝って、急遽、公演の2週間前にチケットを取りました。

 んで、まずは、グリーナウェイ作品はじめ映画音楽で世界的に有名な巨匠の名曲の数々ですが、わたしゃ恥ずかしながら、『ピアノ・レッスン』でしか存じ上げなかったです(^^;;)。ミニマルミュージックというんですか? 短いモチーフを執拗に繰り返して続く曲は、梅雨だ台風だと雨の多い季節に屋内でダラダラと聴くのに向いているような気がする……。気に入ったのは、グリーナウェイ監督『プロスペローの本』からの選曲。思わず「映画借りてこようかな〜」って思っちゃった。ネット知人に「アンチ・グリーナウェイ」な方がいて(熱心なファンがいる映画監督だけに、アンチも多いのでしょうか?)、さんざん酷評(だと思う)していましたが、そこまで言われると逆に観てみたくなる(笑)。

 で、本日の大本命、あっきーの歌は……ワタシ、基本的に(お芝居の中での)彼の歌には常に全面降伏してしまうゲロ甘ファンなので、客観的な評価はできないのですが……ダメ、今回もダメ、メロメロ。もう、マーベラス!
  タイトルは「ウリセス・ソング」。『エレンディラ』のタイトルロール、エレンディラの恋人・中川君が演じるウリセスの歌。帰宅後、大雑把に調べた粗筋からさっするに、この辺りかな〜って部分の心情。かつて若く瑞々しい希望に溢れていた魂が、失意のどん底に突き落とされ、それでも尚、遠く離れた恋人を想う歌。
 (ミュージカル関係での)中川君へよく言われる賛辞の一つに「初見の舞台でも(観客が)ちゃんと全部歌詞を聞き取れる」「歌詞に込められた(あるいはそれ以上の)心情・情景を完璧に伝えられる」ってのがあるんですが、 またしても…と言われても、同じ賛辞をささげてしまう。『モーツァルト!』の初演のライブアルバムでも、彼の歌声は、(初舞台で、俳優としてはまだまだ未熟だった)彼自身よりも遙かに表現豊かに「演技」していたことを思い出す。その頃から不思議に思っていたことだけど、この子は、こういう歌い方をどこで覚えたんだろう。ロックも、クラシックも、元々日本の音楽じゃないから「ご本家」の名人達に習った声の出し方をすれば、どうしても「日本語」としてはおろそかになるだろうし……。
 本来なら会場でチケット予約も扱うハズだったであろう『エレンディラ』。どんなお芝居になるのか、わたしの好みに合うのかはまだまだ未知数だけれど、この歌がもう一度生で聴けるのなら、それだけでもチケット代の価値はあるだろうな……と思う。いつかの上演を気長に待とう。

  で、更に気の長い話。武田トートがデビューした後では、あっきートートもありじゃなかろうか……なんてことを考えたり(^^;;)。試しに「最後のダンス」や「愛と死の輪舞」を、脳内ガラコンしてみたら、なかなか良かった(笑)。少なくとも、歌唱力の点では、山口閣下にも劣らない、「最後のダンス」のシメのロングトーンも山口閣下に張り合っても遜色ないでしょう(笑)。
 とりあえず、「エリ〜〜ザベ〜ト♪」の1フレーズだけでも聴きたい! わたし、あっきーの「コンスタ〜ンツェ♪」(@『モーツァルト!』)とか、「クネゴ〜ンデ♪」(@『キャンディード』)とか、ヒロインの名前を歌い上げる時の、呼びかけるような声音が大好きなんですよ〜。伸ばすところで歌い上げるときの声の美しさはもちろん、最後の一音をそ〜っと大切に着地させる歌いきり方が絶品で。
 Wヴォルフの片割れ、井上よっしーは、いずれ(5年後か10年後には?)、ルドルフ役からトート役になるんじゃないかなぁ(『レミゼ』でマリウスやアンジョルラス俳優さんがバルジャンやジャベール役になったように)……と見ているのですが、いっそ、ルドルフのまま、あっきートートと夢のデュエットをしてくれてもよくってよ♪……と、妄想は果てなく拡がる……

 げげっ! 2時回ってる!! もう寝ます〜〜。


夢とうつつの狭間で(6/15)

 日曜夜、イキオイで書いちゃった「あっきートート&よっしールドルフ夢の競演」。試しに、脳内でちょっとプレビューしてみた(笑)。

 まずは、まだルドルフは井上君じゃないけれど、「ママ、どこなの?」から……武田トート以上に「友達さ〜♪」のフレーズはバッチリですね。うんうん。<一人で納得するなっての
 「邪悪なピーターパン」もしくは「ウィリー・ウォンカ」(まんまや)だった武田トートより邪悪度は低めで、「子供の目にだけ見える不思議なお友達」って感じかな。

 んで、いよいよ本命、大人になった失意のルドルフ(よっしー)の前に再び現れるあっきートートのシーン。
 トートとルドルフの関係は色々な解釈の余地がありますし、俳優さんや演出によって受ける印象が違うのが観劇の醍醐味でありますが……小柄で幼い印象の中川君のトートなら、たとえば、「トート=ルドルフのいわゆる“インナーチャイルド”である」という解釈になるかなぁ。
 「不幸が始まるのに見ていていいのか?」「見過ごすのか 立ち上がれよ」といったルドルフに向けられたフレーズは、過去のトートはすべて「ルドルフを破滅へと導くための餌」という解釈だったと思うけど、中川君なら「本気でルドルフを叱咤激励するトート」なんてのも説得力があるかもしれない。
  別にルドルフを破滅させようなんて意思はなく、ただ子供らしい衝動「遊ぼうよ」とか、もしかしたら「正義感」(いかにも子供の、一面的で後先考えないヤツね)に駆られるまま、ルドルフを煽り、独立派の蜂起をけしかけ、結果 、ルドルフを破滅に追い込んでしまう……なんて、斬新なトートもありかも。

 トートとルドルフのデュエットナンバー「闇が広がる」の原題は「Die Shchatten werden langer」(langerの「a」はウムラウト付)。直訳すれば「影がだんだん長くなる(The shadow is getting longerってところ?)。
  この「Schatten:影」を、ユング心理学で言うところの「影」*であり、トートこそがルドルフの「影」であるとするならば、このナンバーはまさに「影との対決」ということになりますな。おお、『ゲド戦記』のようだ! (今度アニメになる話じゃなくって、原作の1巻目ね)
 あっきー&よっしーで「影」というと、二人がWキャストで主演した『モーツァルト!』(作者は『エリザベート』と同じくクンツェ&リーヴァイ) でも、そのものズバリのナンバー「影を逃れて(Wie wird man seinen Schatten los?)」 がありましたな。こちらでは「影」とは、アマデのことだったようですが……
 ルドルフとトート、ヴォルフガングとアマデのそれぞれの関係は、これまで観てきた限りの舞台では、そんなに共通 性はなかったと思うけれど、こういう描き方もありなんじゃないかな……と、「あっきートート」をイメージしているうちに、ふと思った。
 まぁ、元々「トート」=「(シシィの)影」というイメージはエリザの初演当時にチラッと思ったんだけど、その後長らく忘れていたんですよね。今回、武田トートがあまりにも、わたしのイメージする「影」そのものだったんですよ。「シシィの影」であり「フランツ・ヨーゼフの影」だった(←については、自分でも想定外の解釈が生まれてビックリしましたが)。なのに、「影」そのものを歌ったナンバーのあるルドルフに対しては、不思議なくらいそういう感じがなかったもので、「ルドルフの影なトートってどんなんだろう……」って考えたとき、「いっそ、(別 作品では「同一人物」を演じていた)あっきーとよっしーで観てみたいな…」という発想がふっと浮かんだです。

*:「影」とは、ユング心理学でいうところの「原型」の一つで、『自分が認めたくない自身の側面 』、『否定してきたもの』、『受け容れられない現実・価値観』、『社会的秩序や規範から反するもの』、『生きられなかった半面 』から形成される……そうです。(ユング心理学辞典【城太郎日記】さんの説明による)
 正直言って、「原型」の方は、わかったようなわからないような(^^;;)の概念ですが、「影」を形成する諸要素(『 』で囲ったもの)が人の形をとったもの……というイメージ自体は、専門的なことは知らなくても、直感的に理解できる気がしませんか?

 追記:5/26付の日記で、武田真治君の身長を「公称162センチ」と書いてしまいましたが「165センチ」の誤りでした(ソース:Wikipedia)。お詫びと共に訂正いたします。
 ……しっかしなー「165」って、ワタクシ的には、160とんとん位の芸能人やスポーツ選手(B'zの松本とか、元ヴェルディの北澤とか)の「公称」の典型の数値というイメージがあるので、逆に「162」よりも小さい気がするぞ(^^;;;)。

 

 

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