2010年12月分(12/3〜12/30)分

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ヤマト観てきました(12/3)

 土曜日に『ボトムズファインダー』とハシゴで観るつもりだったのですが、待ちきれずに職業訓練校帰りに渋谷で観て来ちゃいました。>ヤマト実写 版

 結論から言っちゃうと、わたしは好きです。この映画。なによりも原典(最初のシリーズ&『さらば』)に対する愛情とリスペクト精神がハンパない。この点については、ご本家(先頃亡くなったあの方)にも勝っているのでは…と正直思ったり(^^;;)。
 自分を含め、一定以上の年齢のアニヲタや元アニヲタにとっては、『ヤマト』って、ご本家による続編や作品周辺のアレコレですっかりスレちゃって、どうしても「ネタ」「ツッコミ前提」としての鑑賞法がしみついちゃってるところがありません? でも、この映画には、スタッフにもキャストにも、「幼児期・少年期に受けた感動をそのまま大事にして大人になった人たち」が大勢いて、そんな人たちの「大人の本気のヤマト愛」が、スクリーンから溢れてくるですよ。もう、己の汚れた心が恥ずかしくなるくらい(^^;;)。
 もちろん、アラやツッコミどころは数多(あまた)ありますが、「世の中には、こんなにキレイな気持ちで、こんなに熱く『ヤマト』を愛している人たちがこれだけいたのか…」という感動の前には、多少の欠陥なんてどうでもよくなるというか……。
 今回最大級のリスペクトを捧げられている、第一作&『さらば』にも、もちろん欠点やマズイところ(作劇や技術的なことだけでなく、テーマの点でも)は多々あるけれど、でも、その中の「最良のカケラ」*を、力強く訴え、次世代に伝えようとする熱さに、「そうだよ。『ヤマト』って、(本来は)こういう作品だったんだよ」……と、改めて教わった気がします。
 とりあえず、わたしとしては、山崎努の沖田艦長とアナライザーの勇姿で、前売り券1300円の元は充分に取れました!
 特に沖田艦長、キャスティング聞いたときには「クセが強すぎない?」って思ったけど、冒頭の「この艦を自分にくれないか?」と、終盤に明かされる「賭け」の内容に、「このためのキャスティングだったのか…!」と、心から納得したです。 「大人の老獪さ」と「青年の無謀」、その根底にある「次世代(未来)への使命感と希望」を、大河ドラマ級の重厚さで見せてくれる、素晴らしい沖田艦長でした。
 #個人的には、「原作越えたかも…」と思ったり。

 まだまだ語りたいけれど、とりあえずはここまで(^^;;)。

*:たとえば「絶望的に困難な状況下でも、けっして諦めずに活路を求める強さ」とか、「誰かに希望を託して死んでいくこと、誰かに託された希望を使命として生きていくこと」とか………。
 けっして自己犠牲や特攻を美化するわけではないけれど、人はいずれ死ななくてはならないのなら、「次世代に託すべき何か」を遺すことに貢献して死んでいけたらいいな…とか。逆に、もしも何かの間違いで、「託される側」になってしまった場合は、不肖の身なれど、精一杯のことはしなくっちゃ……なんてことを思って、映画館を出るときには、ちょっと背筋が伸びるような感じがあったです(^^;;)。


ファインダー観てきました(12/4)

 ボトフェス3部作中、一番純粋に楽しめるのでは…という予想を遙かに超えて、楽しかったです!
 『コナン』や『ラピュタ』といった初期の宮崎作品のような爽やかな冒険活劇でした!
 ご本家『ボトムズ』や『Case;IRVINE』がアメリカン…というか、ハリウッドテイストなのに対して、かなりヨーロピアンな雰囲気(ヨーロッパ映画…というより、宮崎作品の頻出するヨーロッパっぽさというか)なんですよね。メカの「At(アルトロ)」って名称からして、「Armored Trooperoid=アルモレド・トロオペロイド」って、イタリア語(?)っぽい響きにに変えて更に略したものだそうだし……
 主要キャラに厳然たる「階級差」が あるのも、(アメリカよりは)ヨーロッパっぽいかも。

 これは120分…せめて90分枠で観たかったなぁ……。今回、アクション重視で削られてしまった(と思われる)ストーリー部分にも尺をとれば、老若男女が気楽に楽しめる、デートムービーにもオススメな作品になったと思うのですが……。


DVD観てました(12/5)

 今更ですが『トップをねらえ!』全3巻&劇場版…でも、まだ劇場版が見終わってない〜〜
 合間に、溜まりまくったHDD内の船幽霊を3時間分ほど成仏させたり、未見のものを20時間分ほどBDに移してHDの容量 空けたり……後は、少し家事片づけて、ちょっとだけ原稿やって(あと、この週末3日分の日記を更新して)…で、日曜が終わってしまった。
 授業の復習にはまったく手がつけられなかった……また一週間が怖い(^^;;)


ノってきた…のかな?(^^;;)(12/7)

 訓練校帰り、その日の授業の復習(あるいは飛ばされたところの自習)をしようと、ドトールやプロントに入っても、テキスト開かずに、原稿の方に手が進む……。9月の『赫奕』見直し月間がここへ来て効いてるらしく、浮かんだネタをきっちり書ければ、昨年よりはかなり読み応えのある本になるとは思うのですが(っつーか、昨年のは本当に「苦し紛れ」だったから、あれ以下というのはもう、他人様には絶対見せられないレベルだし〜)……頭のスピードに手が追いつかない〜〜(^^;;)。でも、『孤影再び』公開前の今でないと出せないネタだと思うから、頑張る!

 ……って、冬コミを控えたオタクとしては正しいのかもしれませんが、求職中の人間としては、いかがなものか……(^^;;)。まぁ、もともと、本格的な就職活動は来年2月に講習終わってからのつもりだったとは言え、資格取れなかったらマズイでしょう。やっぱり……

 ああ、でも、ヤマトとかファインダーの感想も書きたいし、映画自体も、もう1回(できればもっと)観たいし、他にも観たい映画はあるし(『武士の家計簿』とか)…… 「観劇」「お酒」と、お金のかかるシュミは控えているのに、なんで後から後からこう面 白いことが湧いてくるのでしょう……
 シゴトが見つからない…って真っ暗になってるよりはまだマシなのかもしれませんが、本格的に追いつめられるのはこれからだ…ってことなのか(^^;;)。いいや、悩むのはその時になってから!


ちがう……(T_T)(12/10)

 『Case;IRVINE』のDVD情報目当てに(なにぶん失業中なので買うのはムリでも、レンタルではあと数回観たいな〜…と)久々に公式の製品情報ページをチェックしたら、「いつもあなたが 2011」のジャケ写 が出てた(一番下までスクロールしてつかぁさい)……けど……
 ……ニセモノ?(爆) もとい、このひと、誰ですか?(T_T)。

  いいんですよ。『孤影』のヒロインはテイタニアと、アラフィフココナですから。どうせ、『幻影編』EDでも登場した「呪いのコケシ」みたいなカプセルの中の姿しか出てこないんだろうな〜……くらいしか期待してなかったし。
 でも、これは逆にあんまりだ。テイタニアが昔と変わらず凛々しく麗しいのに、ココナも歳を重ねたなりのキュートさがあるのに、なんでフィアナだけが……(大泣)。
 これって、『赫奕』のヘン顔フィアナに合わせたんでしょうか……上唇が妙〜〜に薄く描かれて「受け口」に見えるところとか。
 目つきが萌えキャラっぽくて、知性が感じられない分、『赫奕』より更に悪化してるかも……

 フィアナに関しちゃ、制作・製作陣に怒ったり絶望したりなんて段階、既に10年前に通 り過ぎ、3年前の『孤影』最終回で「底を打った」つもりだし、なので今更こんな青臭いこと言いたくないけど……でも、良輔がどんなに言い逃れしようと、スタッフがフィアナに愛情持ってるなんて、あたしは絶対信じないったら信じないっ!  うわ〜〜んんっ(泣きながら駆け出す)

 追記:ちなみにカップリングの「炎のさだめ 2011」は、PFのEDとはまた別 バージョンなんでしょうか?


うわあああああああああ……(声にならない絶叫)(12/15)

 今日の『相棒』……コワイ、メチャメチャ怖い! 「身につまされる」度では神戸初登場の回越えた!

 話は、一言で言うと「とあるロスジェネ世代男性が死に至るまでの11ヶ月」なんですが……もう、その「転落の軌跡」のリアルさが怖いのなんのって! NHKのドキュメントあたりで取り上げられそうな事例のオンパレード。終わった直後の某巨大掲示板の某板でも、いつも元気に萌え萌えしている姐さん嬢ちゃん方すら、萌えを忘れてため息と悲鳴の嵐状態。
 ただいま失業中(&資格取得のための訓練中)のわたしにとっても、「介護疲れで、つい魔がさして…」 に匹敵する「自分が落ちるかもしれない落とし穴」を見せつけられたというか……
 じつのところ、周囲にも、今回の被害者(?)と似たような境遇の知人がちらほらいますが、自分含めたロスジェネ世代(わたしゃ、年齢的にはバブル世代の最末期くらいなんですが、社会に出るのはちと遅かったので、気分はロスジェネ世代の走り…くらいの感じ)は、なまじ世の中が景気のいいときに育って、「困ったときにはお互い様」って助け合い精神を実感したことがない。むしろ、そういうのはうざったいって感じてたりするタイプも多いかも(ひとくくりに世代で分けるのも乱暴なんで、地域差等は当然あるでしょうが…)。なので、いざ自分が窮したとき、「他人に助けを求めるお作法」を知らなくて、どんどん事態を悪化させる傾向がある……ような気がする(^^;;)。
 別の知人には、ロスジェネ世代より10歳ばかり上のバブル世代で、やっぱり生活保護スレスレのワープアな女もおりますが、そこはさすがバブル世代女の強みというか、他人にたかる…もとい(^^;;)、助力を乞うことにためらいがない分、「そこまで」転落せずに踏みとどまれてる感じなんですよね。
 このご時世、生き残るためには彼女のあつかましさ…もとい、強さを見習わねば、とも思うのですが、自分に同じことができるかと言ったら、やっぱりできる気がしない(^^;;)。ドラマの中の彼のように、他人に助けを求める知恵も勇気もないまま、黙って破滅への一方通 行を歩んじゃいそうな気がヒシヒシと……。

 明日は訓練お休み(各自ハロワに行ってね〜の日、だとか)なので、授業の復習して、原稿進めるぞ〜なんて思ってたけど、怖くてどっちも手に付かない……(^^;;)。眠れなくって、こんな時間にこんな文章書いてるし〜〜。ああ、もう、こんな話だと知ってたら今日は観なかったよ〜〜。録画してたんだから、後回しにして、他の船幽霊(HDD内やBDに溜まる未見の録画番組群のこと)成仏させるなり、原稿進めるなりしておけばよかった……

 そだ。『相棒』って言えば、『Case;IRVINE』の音楽担当は、『相棒』と同じ方なんですね(池 頼広さんというそうな)。
 「見終わったあとに、なんかイヤな余韻が残る」という点では、両者は確かに、通 じるところがあるかもしれません。
 #それでも今日の『相棒』ほど後味悪くはないです〜〜。>『Case;IRVINE』


原稿途中経過報告(12/21)

 クリスマスイブの2週間以上前から、キリコとフィアナがいちゃいちゃしてます(爆)。
 我ながら、こんだけイチャイチャしてるふたりを書くのは、何年ぶりだろうってくらい……
 予定では「なぜフィアナはコールドスリープを受け入れてしまったのか」という話になるはずだったのですが…どうしてこーなった(^^;;)。いや、一応本筋は外れてはいないんですけど、「こういう前提があって、こういう風に話持ちかけられて、んで、こういうダメ押しがあって〜」みたいな大まかなプロットがあったのですが、中盤の「いちゃいちゃ」にページ数を食われちゃって、あと4頁で「ダメ押し」まで持っていけるかどうか……(^^;;)。

 まぁ、最悪「いちゃいちゃバカップル」だけの話になったとしても、それはそれでこの冬コミに出す価値はある……と思いたい(^^;;)。おそらく『孤影』公開後にはそんな「てめー(作者)、どんだけオメデタイんだ!」なネタは二度と…とは言わないまでも(^^;;)、向こう数年間は書けない精神状態になってるでしょうから……

 原稿の合間に、『ファインダー』2〜4回目にも行ったりしてるのですが、感想は冬コミ後かなぁ……
 初見時には「2回観ればいいかな〜(余ったセット券は『孤影』に回そう)」って感じだったのが、2回目に観たとき、ラスト、カプセルを開けてお嬢様の無事を確認するナイトの彼がキリコ顔だって気づいた(ぶっちゃけ、『孤影』の予告のキリコちゃんより塩山キリコっぽかった…)辺りで、ナニカが狂った……(^^;;)。
 #いや、初回には何が起きてるのかまったくわからなかったアクションシーンを詳細に見直したい…って気持ちもありましたが。
 美男美女(身長差もイイ感じ)のバッチリ決まった抱擁シーンに比べると、『赫奕』でのキリコとフィアナのシーンのいびつさが改めて思い出されて悲しくなったり……。お嬢様を抱きしめるナイトの彼の表情に、「キリコちゃん、あんな幸せそうな顔でフィアナを抱きしめていたことあったっけ…?」なんて考えて、また悲しくなったり……。
 そんなあれやこれやも、ひょっとすると、原稿の中にこもっているかもしれません……


がっくし…(12/22)

 『モリのアサガオ』最終回と、『29歳のクリスマス』(こっちも最終回かな?)がどっちも録画失敗してた……裏録設定するときに、なにか間違ったのかしら……今まで一回もそんな失敗してないのに……(しくしく)。

 んでもって、一晩明けて読み直したら、昨夜の時点で上がってた原稿の約3頁分をまるっとリテークするハメになった……。昨日、一昨日書いた分が丸々没って、この時期になると結構キツイ(^^;;)。リテーク分を差し替えてみたら、キリコとフィアナのいちゃいちゃシーンが更に半ページ増えてるし……。このペースだと、マジでふたりがイチャイチャしてるだけで1冊終わりそうだ(^^;;)。現時点で、本文28ページ(七折)に達してるからなぁ……8折(32ページ)以上になると、製本時の見栄えが悪くなるし、なによりコピーが面 倒なので出来れば7折で止めておきたい(^^;;)。
 今チェックしたら、本文用のカラー用紙も残り少ないから、買っておかねば……明日は雨やんでくれてるといいんだけど……

 

 そか、ついったーって、これくらい↑のボリュームを書くのに向いてるのかも……。


新刊出ます(12/28)

 イベント情報コーナーと同じ文面ですが、取り急ぎご報告……

12/29(水) 東地区 コ52b(東3ホール)
「Just Fell in Love」

新刊出ます! 「Time not so enough for Love 〜愛に時間を〜」
コピー誌 40頁 400円

久々にがっつりキリコ×フィアナです(笑)。
昨年冬コミ発行誌掲載「Till my love fall asleep」の加筆訂正版(10頁)
+書き下ろし表題作 26頁

先着数名様には、ボトムズフェスティバル前売り特典ポスターのオマケ付き(笑)

 今回はかなり頑張りました! ここ数年、最後の1〜2頁は、コピー当日or前夜に書き上がるのですが(←おい!)、今回は日曜夜にいったん校了。一晩寝かせて月曜夜にラスト2頁を大幅に改稿、更に一晩寝かせて今日午前にまた改稿、全体にも多少手を入れて(月曜の改稿で、本文が後書き頁にまで食いこんでしまったもので、ダイエットを…)……と、近年になく手間暇かけて作りました(←本来、最低限それくらいやらなきゃダメなんですが(^^;;))。

 まだこれから荷造りなので、今夜は何時に眠れるか定かではありませんが(^^;;)、まずはご報告まで。


冬コミ御礼(12/30)

 遅くなりましたが、29日、当スペースにご来訪下さった皆様、ありがとうございましたm(__)m。
 穏やかなお天気で、お隣の友人サークルや、手伝いに来てくれた友人、差し入れくださった皆様のおかげで、一日中スペースに貼りついていましたが、食料に不自由することなく過ごせました(爆)。
 #いや、マジで数年前の冬コミで、一人参加かつ、友人サークルとは通路挟んで引き離されるという悪条件なのに、お茶と食料の準備を怠ってたもので、一日ひもじくて倒れそうになったことがあったので……(^^;;)

 今回、比較的余裕の日程で進んでいたはずなのに、最後の最後はバタバタで、前日に準備していた準備会提出用の見本誌は紛失して結局別 のものを出すことになったとか、その他無数の「なにやってんだアタシ…」な失敗があった気がする……けど覚えてない(爆)。
 買った前売りの数だけ手元に貯まってて扱いに困ってた「ボトムズフェスティバル」の前売り特典ポスター(29日の時点で『アービン』2枚、『ファインダー』2枚、『孤影』7枚、大河原スペシャル1枚……がありました)も、新刊をお求めのお客様に押しつけて…もとい(^^;;)、プレゼントして、あらかた捌けたのでよかったです。

 帰宅後、改めて新刊を読み返しながら、「あ、これってひょっとして、わたしにとては『卒論』かも…」なんてことを思ったり。
 昨年のコピー誌前書き(ひょっとしたらこっちでも書いたかな?)で、「サークルデビュー当時「最後の本はコールドスリープネタ」って決めてはいたものの、なかなか書けなかった」……ってなことを、書いたですよ。で、昨年の本は一応、そのネタを扱ったものではあるけれど、到底自分では満足のいくものではなかったのですが……。今回も、書いている間はそのことは一時忘れていたのですが(^^;;)、出来上がったモノを読み返してみると「長年納得のいかなかったことに対して、一応の答えを出している」んですよ(^^;;)。

 あくまでも「一応の」であって、まだ納得できてないところもあるので、「これにて『ボトムズ』同人活動卒業します」とはまだまだ言えないのですが……(^^;;)。
 作品自体、細かい技術的なところで「うわあ〜〜〜」な失敗が幾つもあるし(^^;;)。
 でも、なんか、今まで、行き先もわからない地図もないって状態で、長い長い道のりを歩いていたのが、ようやく「マイルストーン」になる本を出せたな、って満足感はあります。

 まだまだ思うことはイロイロあるのですが、とりあえず今日はご挨拶まで。
 さて、これから年賀状書かねば……

 

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