人勧完全実施を決定!(99/9/26)


 せいちゃんは以前の独り言で、人勧について書いたのだが、その人勧の完全実施が9月21日に決定した。
 以下に、そのことを報道した愛媛新聞(平成11年9月23日付け2面)の記事を転載してみる。


 人勧完全実施を決定
 99年度 国家公務員初の年収減
 政府は二十一日の給与関係閣僚会議と閣議で、1999年度の国家公務員一般職の給与を4月1日にさかのぼって平均0.28%(1,034円、定期昇給分を除く)引き上げ、本省庁課長級以下の管理職は引き上げを見送るとの人事院勧告の完全実施を正式決定した。
 昨年に続く完全実施だが、期末・勤勉手当(ボーナス)が0.3カ月削減されるため年間給与は減少し、事実上の引き下げとなる。1948年に人勧制度が始まって以来、初めて国家公務員の平均年間給与が前年度に比べて減少する。
 野中広務官房長官は今回の決定について「民間が極めて厳しい経済状況にあることと、国の財政事情を踏まえて検討した。労使関係の安定、職員の士気の向上などに配慮し、人事院勧告どおりに実施することを決定した」と説明。今後も行財政改革の推進、国家公務員数の一層の純減を実施していく方針を表明した。


 いよいよせいちゃんの年収が、昨年に比べて減ることになる可能性が高くなった。(せいちゃんの職場の給与は愛媛県の人勧に準拠しているので、愛媛県が国の人勧に準拠しなければ、まだ減らない可能性はある。かなり低い確率だが・・・)しかも、7万円以上も・・・。もはや、プリンターもスキャナーも夢と消えてしまうしかないのか・・・。ノートの支払いだけで精一杯なのか・・・。なんだか、すごくつまらないし、仕事への意欲が薄れる・・・。

 青年労働者は、年金改悪によって老後の心配をしなければならない上に、現在の生活まで脅かされる。これでは、前向きに仕事に取り組むなんて気になりにくい。(こんなふうに書くと、青年労働者の全部がそのようにとられるかもしれないが、実際には違うんですよ・・・。)

 しかし、こうなってくると、仕事として割り切った教員生活をする人が増加するのではないだろうか?あるいは、仕事に対してやりがいを失う人もいるのではなかろうか?教員だって生活はある。自分が働いた正当な報酬を手にし、それを生活を豊かに、人生を豊かにするために使う。それなのに、昨年よりも減額になるときたら、そりゃ仕事をやる気も減少しようというもんだ。もちろん、公務員の方々もそうであろう。

 民間が公務員よりも遥かに多額の給与・ボーナスを支給していても、人事院はそれに相当する措置を充分にはとってこなかった。公務員は、その中で我慢してきた。「寄らば大樹の陰」ではないが、景気の影響が少ない安定した職業と公務員を考えていた人も多いはずである。せいちゃんも、景気の良いときは民間だけど、悪いときは公務員。その中で自分の適性や能力、夢なんかを考え合わせたら・・・人生おしなべたら、同じくらいかな?なんて考えたものである。それは、どうやら幻想だったようである。やれやれ・・・どうすればいいんだろうか?

 しかしながら、これをこのままですますわけにもいかない!年収の減額を諦めて受け入れるのではなく、嫌なんだ!困るんだ!もうやめて!という意思をアピールできるような運動をしっかりして、釘をさしておく必要はあるだろう。じゃないと、今後も給与削減攻撃(これは、せいちゃんにとっては攻撃されているという認識である。そうでなければ、いじめかな?)は、今後も続く可能性があるからだ!署名運動でもやってみちゃろか!という心境である。なかなか難しいけどね。でも、そういう機会や活動ができればいいね。

 収入を減らされたから言うのではないが、せいちゃんの収入から7万円減るのと、人勧を推し進めている人の多額の(と思われる?)給与から10数万減るのでは、全然その率や重みが違うのではないか?と思う。ちくしょう・・・。

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