表紙に戻る

楽譜(参考運指つき)
楽譜(音の高さと長さの情報以外はほとんど削除した状態)

フランス組曲 4番 変ホ長調 BWV815 〜 ガヴォット

そんなアホなと言われるかもしれませんけど、フランス組曲中の3曲のガヴォットはみんな難しい。
なめてかかって、ことごとく痛い目にあいました。
(フランス組曲のガヴォットは3曲じゃなく4曲だと最近気づいた。手持ちの楽譜だと「アングレーズ」と名づけられている3番の5曲目がどうやらガヴォット)

特にこの4番のガヴォットの難しさときたらもう泣けてくるぐらい。
4の指の使用を回避しすぎたせいかもしれません。
これがとりたてて不自然な弾き方だとも思えないんですが、慣れるまでにはとんでもない回数の繰り返し練習を必要としました。
ひとたび慣れてしまえばあとはけっこう楽なので本当の意味での難しい曲ではないとしても、手を出すならかなりの覚悟が必要です(指の基礎能力がちゃんと維持できている人からすれば、何でこいつはこんなくだらないことを難しがっているんだという感じでしょうけど)

似たような理由で難しいのが6番のガヴォット
こちらは完全に不自然な指使いだと自覚があります。
4の指を器用に使える人ならこんな弾き方しないだろうなと最初から思いながらしつこく何回も練習しました。

5番のガヴォットはまた別な難しさ。
たぶん3番のメヌエット後段や、平均律2巻変ロ短調フーガの最後あたりと一緒で、連続3度のせいです(このガヴォットでは連続6度部分もちょっと嫌な感じ)

ガヴォットが難しいってのは何か腹が立ちますね。
名前からして間抜けでしょ。
ガヴォットですよ。
なんか町おこし村おこしのキャラクターか、海の向こうのボケ気味古典キャラクターみたいじゃないですか。
きっとバナナの皮ですべったり胡椒かぶってくしゃみしたりするタイプですよ。
ガヴォット→ガボットと表記するとさらにキャラクターとしての特徴が強化されそうな気がします。

どうでもいいけど、外国語のカタカナ表記で選択肢がいくつかある状態って面倒ですね。

メイクアップ : メーキャップ
レインボウ : レインボー
ベートーヴェン : ベートーベン
とか。

あと、タイプはちょっと違うけど
ゴールドバーグ : ゴルトベルク
アルヘリチ : アルゲリッチ
とか。

現実問題として、〜派と〜派に分かれちゃっててどちらも引くに引けない血みどろの死闘を繰り広げているなんて場合、一方の味方をしていると思われるのも嫌なんで、差し支えさえなければ原語まんまフルスペルで書きたいところだけど、それも難しい場合が多い(たまにそれをやってスペル間違えて赤っ恥かいたりする)

人名や地名みたいな固有名詞で、少数対圧倒多数の場合はつべこべいわず圧倒多数に従う。拮抗している場合や一方が圧倒多数と言い切れない場合は、国籍とアルファベットに従う。
固有名詞じゃない一般語の場合は、できればカタカナ表記放棄して和訳表記。それが無理なら固有名詞と同じやり方で。

てなところが無難な対応じゃないかと思います。