桜の花を求めて(7)


日比谷公園
 緊急事態宣言は解けましたが、人混みは避けるべく、花の名所は避け日比谷公園に出掛けて来ました。今春は20度を超す日が続き例年より1週間以上早く開花しはじめ、丁度満開を迎えていました。

、櫻は雲形池周辺に数十本散在して植えられているだけですので、櫻目当てに訪れていると言うよりも、公園を訪れた人が序でに花見をしている人が多く、人混みで密になることもなく、ゆっくりと花見をすることができました。(令和3年3月26日)
 

桜 坂
 『桜坂』は福山雅治さんのヒットソング「桜坂」で一躍有名になりました。、場所は東急多摩川線沼部駅から北東の方向へ坂道(旧中原街道)を5分ほど登っていくと石垣に挟まれた切り通しの急な坂道で、大正時代に櫻が植えられ「桜坂」命名されたようです。

 本数は約30本程と少ないですが樹齢を重ねており大木で貫禄があります。訪れたときは丁度満開で、花見客も程々でゆっくりと観賞できました。特徴的であったのは普段車数の少ない側道ですが、両サイドからアーチ状に咲き誇った櫻のトンネルをくぐり抜ける車列が珠々つなぎになっていました。(令和4年3月27日)
 



三浦海岸
 三浦海岸の河津桜を観に行ってきました。京急三浦海岸駅前より高架線の右側の車道を250m程進むと車道は高架橋をくぐり抜け線路の左側に移動し坂道を上り始めます。この坂道の左側の歩道を400m程進むと道は平らになり出し、歩道が道の右側に移動します。

 櫻はここを起点として線路沿い約500m程に植えられており、歩道は櫻の木の下を散策しがら通れるようになっています。この桜並木を200m程進むと右側の防護網越しに大沼が眼下に見えてきました。そして前方200m程離れた大沼の端にある最終目的地とする小松ヶ池の桜並木が見えてきました。

 線路に沿った桜並木は右方向への3差路で終了しますが、右折し京急のトンネルの上を越えた車道の右側大沼沿いにも桜並木と歩道が続いています。70m程進むと小松ヶ池へ行くための階段があります。急な階段を10m程降りると沼地となり、沼の上に作られた曲がりくねった歩道を300m程歩いて最終目的の小松ヶ池に到着しました。

 池と言っても3方は台地に囲まれ幅100m程の低地部分を堰き止めし盛り土したことによって水面が現れた部分を「小松ヶ池」と言っているようです。この土手の部分は幅10m程で池に沿って櫻が植えられており、通路を挟んで大沼に関する大きな石碑と数軒の店小屋があるのみです。また道はここが行き止まりですので来た道を帰るしかありません。

 一般に花見と言えば花の下で飲食できる場所を想定します。しかしここは少し違っていました。一本ずつ並んだ桜並木を鑑賞しながら(休憩するベンチも内ので)最終目的の小松ヶ池まで約1kmをひたすら歩き続ける。ここでもゆっくり櫻を観賞しながら休憩する場所がなく、また行き止まりなので来た道を桜並木を逆方向から眺めながら帰ってくると言う全く健康的な花見でした。(R5.3.5)
 



東京工業大学
(大岡山キャンパス
 東京工業大学大岡山キャンパスの正門を入り、100m程進み左手を見ると眼前に満開の桜並木が現れました。時計台のある本部に通じる石畳の両側に15本(左:8本、右:7本)の櫻の老木が植えられています。近づいて見ると大きいものでは直径1m程の大木もあります。これらの櫻の木はキャンパス設立時(1934年)に植えられたものと思われますので、樹齢100年を越えているものと思われます。そして同キャンパスの約90年の歴史を見続けてきたものと思われます

 桜並木の横の方には若い櫻の木も植えられていますが、貫禄の違いを感じました。(令和5年3月24日)。



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