桜の花を求めて(6)


六 義 園
 今年の東京の開花宣言は3月21日と早かったですが、その後の寒波で見頃は例年よりも1週間以上遅かったようです。六義園のしだれ櫻は余りにも有名すぎて入園のために20メートル程の行列が出来ているのには驚きました。広い園内にある1本の「しだれ櫻」を見るためです。樹の周辺には大勢の人で取り囲まれていましたが、イメージしていた程感銘を受けませんでした。六義園は紅葉の時期に園内を回遊して観賞する方が良いようです。(平成29年4月5日)

井の頭公園
 今年の櫻の開花は平年よりも早く、また3月21日に最高気温1度で雪となりましたが、翌日より20度を越す気温となり、一気に満開を迎えました。井の頭恩師公園の櫻は井の頭池周辺を取り囲むように約500本程、植えられています。

 当日の気温は24度程まで上がり、花見と言うよりはピクニックと言った感覚で、櫻の木の下で、あるいは池では3種類程のボートに乗って船上から、多くに人達が満開の櫻を満喫しでいました。(平成30年3月26日)

上野恩賜公園
 毎年4月上旬に東京都美術館で開催されている日本書道院展に娘が出展している書を見に行くのが、恒例となっています。例年ですと櫻の開花も終わっていて、上野の山を散策する人も少ないのですが、今年は櫻の開花は3月21日と早かったのですが、3月下旬より気温が下がり、満開の時期が1週間以上遅れ、丁度満開の時期と重なったため、花見客で溢れていました。また1割は外国人のようです。西郷どんもどのように感じているだろうか。

 日本書道院展も従来は漢字ばかりの堅い書が中心でしたが、近年は漢字かなの書が可なり増えて柔らかくなってきたようです。(平成31年4月3日)
三ツ池公園

 三ツ池公園はJR鶴見駅前よりバスで15分程の所にある神奈川県立公園で、県民の憩いの場となっています。名前の通り園内には3つの池があり、池周辺に櫻の木が植えられています。昨日は偶然に上野の山の櫻を見てきましたが、今日は櫻見物を目的で訪れました。

 上野は知名度も高すぎて、人・人・人で外国人も多く、溢れかえっていましたが、こちらは県外者には知名度が低くいため、外国人は見かけることもなく、また気温も17度程と温かくなり、ゆったりと散策することが出来ました。(平成31年4月5日)

播 磨 坂

 戦後区画整理で出来た国道3号線の一区画として約500mの文京区にある坂道で旧松平播磨守のお屋敷があったことから、“播磨坂”と命名されたそうです。坂道の両側及び分離帯部に緑道があり、昭和35年に坂の補修の際に、150本の櫻の木が植えられたのが始まりで、その後地元住民の手によって育てられ現在に至っているようです。

 今年はコロナウイルス問題で花見は控えろということになっていますが、都知事の「週末の外出を控えるように。」との声明がでる寸前に訪れてきました。花見客は地元の人が中心でまばらでした。櫻は丁度満開を迎えており、また所々に古い木も残っていて歴史を感じることもでき、楽しむことが出来ました。国道3号線は計画から60年を経過した現在も完成して居らず、都心のど真ん中であるにも拘わらず「駐車可」の看板もあり、多数の車が駐車していたのも異様な光景でした。(令和2年3月26日)



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