皇居・千鳥ヶ淵の桜はお堀の両岸の崖に植えられています。このため一般の花見は大きな木の下で、桜吹雪を浴びながら楽しむのに対して、お堀端の散策道からは目線が丁度桜の花の中に埋まっており、花を見上げるというよりも、丁度木に登って花を見下ろすといった形になります。
あまりにも間近のため全体を眺めるのは難しいのですが、少し歩いて乾門から北門へ通じる道から堀を挟んだ両岸の並木を高速道路越えに見ることができます。非常にすばらしい景観ですが、その背景に野暮な高層ビルが建ち並んでいるのにはガッカリします。(平成13年3月30日) |