蓮の花を求めて


中尊寺
中尊寺では金色堂の昭和25年解体修復の際、棺の中より蓮の種が当時の蓮博士と言われた大賀一郎教授によって発見されました。その後800年の眠りを破って発芽に成功させましたが、開花させることが出来ませんでした。大賀教授死後、弟子の長島時子教授が資料の中より残りの種を発見、一旦中尊寺に戻しましたが、再度依頼を受け5年の歳月を経て最後の一粒より平成10年7月30日に見事開花に成功しました。
その後本来の中尊寺に戻され現在の場所に植えられ株を増やして来ています。蓮は熱帯性植物で日照時間が16時間以上必要とするためこのような場所が選ばれているようです。(平成13年7月28日)
中尊寺:蓮01
中尊寺:蓮02 中尊寺:蓮03

神代植物公園
(熱帯スイレン)
神代植物公園は四季折々の花々を観賞できます。熱帯植物の中に各種スイレンが植えられてありました。オオオニバス、オニバス共に花はつぼみでしたが、葉の大きさは見事です。(平成14年9月20日)
アフターグロウ ミセスM.E.ランディッグ
アフターグロウ ミセスM.E.ランディッグ
シルバースター セントルイスゴールド
シルバースター セントルイスゴールド
オオオニバス オニバス
オオオニバス オニバス
上野・不忍池
 不忍池は戦時中に水田と化したようですが、昭和30年代に池に復活したようです。そして、江戸時代の浮世絵を偲び蓮が植えられたようです。池には弁天堂に通じる通路があり、その後ろから通路は左右に分かれて、対岸まで通じており、池は3等分されています。蓮は弁天堂に通じる通路を挟んだ両側の池に植えられています。

 丁度12時、池は水面から1メートル以上に伸びた茎の上に青々と大きく成長した葉で覆われ水面を見ることが出来ません。その葉の中に、小さく遠慮がちに咲いているピンク色の蓮の花のつぼみが印象的でした。少し時期が早かったのかと思いましたが、蓮の花は「早朝に花を開き、昼間は閉じる」植物であることを再認識しました。(平成28年7月29日)

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