熱海を過ぎ伊豆東海岸(国道135号線)を走ると沿道の所々にピンク色に咲いた桜が見られ、これらも河津桜だろうなと思いつつ走っていました。
訪れた時期には昨年はまだ全然花が咲いていなかったようですが、今年は暖冬で例年より1週間以上早く開花したようです。河津桜の原木はほぼ満開、川岸の桜も場所によって2,3分咲から、7、8分咲のものまで、両岸をピンク色に染め尽くしていました。河津桜の特徴は何と言っても色が鮮やかなピンク色であること、また開花期間が1ヶ月ほどと長いことです。
河津桜の原木は、河津町田中の飯田勝美氏(故人)が昭和30年頃河津川沿いの雑草の中から見つけて、現在地に植えたもので、開花したのが昭和41年(同年に故人が死亡)からと言われています。昭和43年頃からこの桜の増殖が始まり、今日に至っているようです。お花見というと、年輪を重ねた大木を見上げて歩くのが一般的ですが、ここ河津川沿いの桜の木は原木に比べると若々しく、また木もそれほど大きくなく、目線で眺めることが出来ます。(平成19年2月13日) |