糖尿病についての話はよく聞くが他人事と思い余り関心がなかった。しかし、今回妻が糖尿病にかかり、初めて真剣に考えてみると、色々な病気を併発する可能性があり、非常に怖い病気であることが分かってきた。先ず、糖尿病に関する本を見ると、その自覚症状として次のような事柄が挙げられている。
- のどが渇いて沢山水を飲む。
- 尿の量も増え(多尿)て、回数も多く(頻尿)となる。
- 食欲が出て急に太った。
- 普通に食べているのに痩せる。
- 疲労感、倦怠感が強くなる。
これらの事柄を妻に当てはめると1,2及び5の3項目は完全に一致している。昨夏は特に水分を大量に飲んでいた。また尿の頻度が多く、1時間と持たない場合が出ていた。兎に角、買い物に外に出たがるのだが、外に出るとひどい時には数歩歩くと立ち止まってしまうことが、しばしばあった。また一昨年の暮れ頃より、ダンスも踊りの途中で立ち止まってしまい踊れなくなり、昨年4月より止めている。食欲は少しだらだらと食べるようになり、時間は掛かるが食べていた。むしろ間食も多いので、トータルとして少し多めであったようである。
本人が症状を訴えたり、質問に答えてくれれば簡単なのだが、外見から見た行動や体調から判断しているので、やはり大きな間違いを起こす。「特に昨夏の異常気温により必要な水分の要求があったり、暑さのために身体の動きが鈍っているのだろう」とか、「動きの鈍ってきたのは脳障害の影響が出てきたのではないか」と勝手に想像してきたのは大きな間違いであったようである。糖尿病の治療を始め、投薬の効果が出始めるにつれ、「水分の取り方」「尿の出方」及び「歩くテンポ」が正常に戻ってきたようである。兎に角、原因がはっきりしたことだけは余計な気を回す必要がなくなり、有り難いことである。 |