作:マサシリョウさん
プロローグ : 前口上
マサシ | 「ふっふっふ・・・そうか、そういう事だったのか・・・」 |
クライス | 「・・・どうしたんですか? 気持ち悪いですねぇ。」 |
前回、クライスの不自然な言動と行動を指摘したマサシリョウ。
それで何かをつかんだらしく、さっきからにやにやしている。
マサシ | 「・・・いや、だめだ。まだ最後のピースが足りない。あれがないと・・・まあいいや。本来の目的を果たさなければ。」 |
クライス | 「本来の目的?」 |
マサシ | 「ええ、この事件の顛末を聞く事です。」 |
クライス | 「・・・自分で話の腰を折っておいて、よくそんな勝手がいえますね。」 |
マサシ | 「いや、すんません、このとおり謝りますから。」 |
クライス | 「まぁいいでしょう。ほら。」 |
クライスが数ページに渡る原稿を渡す。
マサシ | 「・・・これは?」 |
クライス | 「○にという小説家が書いた事件の全貌です。 大体はあっていますよ。 まぁこれは、ルーウェンさんの観点から見た小説ですが。」 |
マサシ | 「・・・こっ、ここに来てこんな反則ありですか?」 |
クライス | 「あなたに話して聞かせるのは、もううんざりです。」 |
マサシは仕方なしに目を通す。
マサシ | 「・・・っ!!こっこれは!!よし、これで謎は解けたぞっ!!」 |
クライス | 「そんな事言わなくとも、すでに判っていたでしょうに・・・」 |
マサシ | 「ふふふ・・・皆さん、お待たせ致しました。マサシリョウのへっぽこ推理。 プレ・プロローグではワイマール嬢犯人説を打ち立て、見事みなさんの笑いを取りましたが、 なんと今回は、クライス氏が疑われます!!!!」 |
クライス | 「えっ、何ですって?」 |
マサシ | 「だってそうでしょう? 彼の行動、そしてその言動。 不自然な所があると思いませんか? ・・・もちろんみなさんも気づいていると思うんですが・・・ これから、僕なりにその答を考えてみようとおもいます。 果たしてそれに、みなさんはどんな答を返すのでしょうか? |
妄想小説 クライス空白の時間 どうぞお楽しみ下さい・・・」 |