 家庭の窓
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地域の公民館の年間行事の一つに，園芸教室があります。そこで連れ合いが安く買い求めた蘭の苗を教わったように鉢植えしていましたが，枯れてしまったようでした。素人なので何か手抜かりをしたようで，諦めていました。それでも他の花への水やりの際についでのように，暑さ避けにと水をかけ続けてきました。ところがいつの間にか茎が伸びてきて，白いものがポツポツと目に入ってきて，やがて花が咲いてきたのです。ホーッという驚きです。
うれしくはあるのですが，一方で十分に世話してやれなかったという悔いがあり申し訳ないという思いもあります。花の姿を記録しておくことで，感謝を表明しようと思い立ちました。写真に撮るなら予め言ってもらわないと困ると，花が少しばかりご機嫌を損ねているかもしれません。私には十分に美しいと，写真を撮りながら言っておきました。
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