《喜びは 幸せの道 共探し》

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 幸福学というものがあるそうで,研究調査の結果として,「幸せの4因子」が表明されています。自己実現と成長の因子として「やってみよう」因子,つながりと感謝の因子として「ありがとう」因子,前向きと楽観の因子として「なんとかなる」因子,独立とマイペースの「あなたらしく」因子です。1500人の日本人を調査した結果だそうです。
 やってみよう,なんとかなる,この二つは気持ちの持ちようです。状況としては何事かをし続けていることです。ありがとうは,人から面倒をみてもらっていることであって,受け身であることが気になります。あなたらしくとは,どういうことなのか分かりにくいものです。自分らしさとは自分では分からないものです。人からお前らしいなと言われるときに,自分の気付かない自分が露わになります。
 調査の仕方によって、得られる結論の形が制限されます。例えば聞き取りの場合,聞かれなかったことには回答がないので,結果は部分に限定されてしまいます。4因子の不揃い感は、そのためです。なぜ4つなのか,他にはないのかという不安を解消する構想が必要です。さらには,この4因子は無作為に選ばれた,お互いにどのような関連もない、バラバラな印象が強いために,説得力が十分ではないところが残念です。
 せめて,幸せの心構え○因子とか,幸せの行動○因子とか,幸せの法則○因子とか,幸せを捕まえ論じる舞台を設けることが取りあえずやるべきことです。さらには,因子の数ですが,最低6つが必須です。その基本座標は5W1Hです。誰が幸せになるのか? どこで幸せになるのか? いつ幸せになるのか? 何が幸せなのか? なぜ幸せなのか? どのように幸せになるのか? 少なくとも,この6つに答えることが最低限必要なことです。もちろん,さらには6つの因子を加えることで,十分な要件が完備します。
 言うは易く行うは難しいのが常です。自分でやってみてから言うべきです。具体的な試みとして,子どもが幸せに育っていくように願って、6つの必要条件と6つの十分条件を設定して,子育て羅針盤という無料マガジンを発信しています。幸せの4因子がいつの日か完備することを願っています。

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(2019年11月03日:No.1023)