《有難い 今に寄り添い 生きている》

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 第33回サラリーマン川柳の中に見える令和を拾ってみます。
    令和婚 逃して目指すは 五輪婚
    会議では 令和最初が 定型文
    「令和初!」 通常業務も プレミア感
    無駄遣い 言い訳いつも 「令和初」
    平成に ついて行けずに 令和くる

 在り来たりではない感があれば,何となくお得感や頑張れる感が生まれてくるような感じがあるようです。感じの領域です。話をする立場になると,いつも通りの話に彩りを添えたくなるものです。つい,令和になって初めての,令和に相応しい,令和に因んで,などの冠を付けてみたくなります。今のことに集中して取り組む覚悟を示すという気持ちの表れでもあります。この一年の中でさまざまな方の挨拶が伝わってきましたが,令和という言葉が組み込まれていました。それも,令和2年になると,使えなくなります。

    割り勘も 新入社員は ペイでする
    話聞け! スマホいじるな! 「メモですが」
    メモを取れ 言えばスマホを 部下が出し
    カッコよく スマホ決済 あとで泣き
    調べもの OKグーグル 辞書はどこ
    増税が 分からなくなる スマホペイ
    役に立つ 昔は上司 いまスマホ
    万一に キャッシュ握って 初ペイペイ

 おじさんと若者の間にある違いは,スマホの使用の有無のようです。サラリーマンにとって報連相は大事な業務ですが,人から人へという世代と,スマホと人という世代に分裂してきました。スマホの普及が今風であるなら,おじさん世代がスマホを使いこなせるようになることが求められます。昭和や平成の世代が令和の時代に生きていくということは,そういうことです。生きるとは生きてきたことではなく,今を生きているということなのです。

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(2020年02月02日:No.1036)