《有難い ひとつ安心 夜回りで》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓


 地域の夜回りをしていると,防犯のためと思っているところがあります。行政から支給されている上着には,防犯ボランティアというロゴが背中に描かれています。ただ単に見回っているだけで,具体的事件等への対処をすることは権限などないので想定されていません。10年以上続いていますが,平穏に活動が続いています。
 駐車している車両のランプ類が点灯していることがあります。個人宅であれば,チャイム越しに点灯していることを知らせています。アパートなどの駐車場の場合は,どのお宅の所有車なのか不明なので,知らせようがありません。隣人が気付いてくれることに任せています。
 交差点の横断歩道に,子どもたちの登下校用に旗が置かれています。その旗が学校に近い側に置かれていることがあります。見回っているのは夜ですから,明日の朝のことを考えると,子どもたちの自宅に近い側に旗を置いておかなければなりません。置き換えておきます。時には,旗の持ち手が破損していることや,旗を置いておく筒が壊れていたりします。修理をしたり,行政に交換や補充を連絡します。
 見回りの経路には施設もあります。利用されていない日には,戸締まりの確認もしています。皆の施設という状況の中で,誰かがしているだろうという人任せが起こるために,確認が疎かになることがあるようです。何かの行事があった後は要注意です。最近目立って遭遇しているのは,明かりの消し忘れです。誰も使っていないのに明かりが点いています。昼間の使用の場合,消し忘れて施設を閉めても,点灯は分かりにくいのでしょう。夜であれば,すぐに気がつくはずです。責任者への連絡をしています。
 見回っていると,あちこちにいろんな注意書きやお知らせのビラやパネルが掲示されています。風に吹かれて外れていることもあります。切れた紐の代わりを見つけて,結び直しています。掲示をした人は,その掲示物がその後どうなっているかを確かめることはしていないのでしょう。もちろん,手直ししたことは通知などしていません。
 あるアパートの駐車場の道路との接点に,雨水を集めて流す浅い溝があり,幅15センチ,長さ60センチほどの金属の格子が連なって被せられています。ところが,その格子が所々でずれて隙間があり,端の排水溝入口のところの大きめの格子がきちんと填まらなくなっていました。管理者がいることですから,余計な手出しは控えていました。アパートには幼い子どももいるようで,小さな足が格子の隙間から踏み込んでしまうこともありそうで心配していました。
 5月に地域の美化活動が例年予定されているので,その際に溝掃除として整えられるだろうと期待していました。新型コロナ感染防止のために,美化活動が中止になりました。この前の夜回りの折に,歩みを停めて,金属の格子を端からきちんと並べ直しておきました。これで一安心。夜回りは勝手に小さな安心をしながら,続けています。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2020年04月26日:No.1048)