《有難い 聴き取る意味の 安らかさ》

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 プロ野球球団のヤクルトスワローズは以前は国鉄スワローズでした。国鉄が球団を持つにあたり球団名を決めるとき,コンドルズが候補に挙がりました。強そうなイメージで良かったのですが,国鉄であることから,「コンドル=混んどる」というのはまずいという意見が出ました。そこで考えられたのがゆっくり「スワローズ=座ろうず」だったそうです。言葉それ自体の意味とは別に,音から単純に連想されるものがあるのです。
 結婚式は大安の日に,葬式は友引の日を避ける,といった縁起担ぎが残っています。六曜は,先勝,友引,先負,仏滅,大安,赤口の順です。その割り振りには単純な決まりがあります。旧暦の1月と7月の1日を先勝とします。続いて2日が友引,3日が先負,・・・と続きます。次に2月と8月の1日を友引にして,2日は先負,・・と続きます。同じように,3月と9月の1日を先負に,4月と10月の1日を仏滅に,5月と11月の1日を大安に,6月と12月の1日を赤口に当てます。暦を見ていて例えば大安の日が6日おきからずれているとき,旧暦の月替わりによって前月の順序が1日の決められている割当によって飛んでしまうせいです。新暦の暦では不思議な順序になっているので,何かしらの意味があるように感じさせられているだけです。
 科学的に根拠のない関連づけは,お互いに了解している場合には,良いようになればという願いによって目をつぶることができます。信じて救われているのであれば,それだけのことです。ところで,いわれのない関連づけをして人を貶める言動が発生することが起こります。それを破廉恥であると自覚しているためでしょうか,表立たないようになされる結果として陰惨な影響を及ぼします。時々表立ってしまう差別という愚行もその一つです。
 人は幸せになる権利を持っていますが,他を貶めて得られる幸せはあり得ません。人の道に外れているからです。真っ当な幸せは周りの人に向けて幸せの風を送り出すものでしょう。このような思い込みを信じるのも,安らかに生きていきたい願いです。

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(2021年02月14日:No.1090)