《予定表 すき間を埋める 雑用事》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓

 来年の手帳が届きました。12月が残っているので,しばらく待機になります。暇な折りを見つけて,年間の予定など必要事項を転記する予定です。新しい手帳を手にするとき,見開きの年間カレンダーを見て,連休を探すのも楽しみなものです。
 ところで,手帳を使うとき,いつも迷うことがあります。それは年の手帳がいいか,年度の手帳がいいかということです。仕事や行事などは年度で計画されているので,どちらかといえば年度の手帳が使いやすいはずです。
 今までのところ,年の手帳を使っています。一つには,支給されていた手帳がそうであったことと,やはり新年に新しい手帳に替わる方が気持ちの上で収まりがいいということです。3月になり年度の手帳が店頭に並んでいるのを見るとつい手にとってはみますが,既に年の手帳を使い始めているので,今更といった感じで戻してしまいます。使い慣れた手帳に安心感もあるのでしょう。
 手帳には基本的に予定を記入していますが,最近は済ませたことを追記することが増えてきました。その日に思いついてしたことは予定として記入されていないからです。退職して不定期な勤務になったためです。相手のある用件の時には予定を決めなければなりませんが,自分の都合だけで動くときはその日の気分次第でスケジュールが流れていきます。
 手帳に何も書かれていない時間帯が結構あるのですが,実際は時間が足りません。あれこれ考えておきたいことが未処理のまま山積みしています。一日の終わるのが早くて,処理できることは本当に少ししかありません。寝る間も惜しんで励めばいいのでしょうが,寝る時間を削ったら思考力が衰えますので,なるべく決まった時間を睡眠に当てています。生来,寝坊助の気味もありますが。
 講義や講演,会議のしかけ,組織の行事などは,事前の準備に無制限の時間を必要とします。実質2時間の予定であっても,それまでに細々と処理しておくことがたくさんあります。2時間の映画を作るのに半年や1年かかるという程のことはないにしても,事情は同じです。
 手帳の予定をこなすためには,何ともしれない書きようのない空白の時間が必要になります。慣れていることなら繰り返しという省力化も可能ですが,新しいことに向かうときには,0からの作業になるので大変です。ご縁の巡り合わせで,このところ毎年新しい領域に引き込まれており,来年の手帳にはその予定が増えてくるはずです。予定欄の空白が減る一方で,そのために必要な空白時間も減っていきます。どうなることでしょう?

(2002年12月01日号:No.140)