《できること しようと集う 物好きが》

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 地域の方が集って,GP会という名のボランティア団体を結成しています。途中からの入会ですが,2ヶ月に1回のペースで定例会を開き,情報交換や活動の打ち合わせなどをしています。20名足らずのボランティアの集まりですが,活動範囲を地域のためにと限定し,できることがあれば自分たちで思いつき勝手に実施しています。夏祭りでは櫓組の手伝いをしたり露店の一つとして参加します。
 地域に5叉路があり,横断歩道の未整備のため子どもたちの登下校が心配されています。そこで,昨年の秋,連続3日,登下校の時間帯に交通量調査を行いました。地域の役員も数名会員になっていますので,PTA委員さん方にも声を掛け参加してもらって,それぞれが都合のつく時間で通過方向毎に分担してチェックをしました。結果は会員である地域役員や議員さんによる改善要望の資料として行政当局に提出されました。この冬に歩道の整備が着手されました。
 今年の秋は,地域内のカーブミラーを磨き,お薬師様の小さな祠の前庭の土ならしをしました。労力だけでなく,材料も会員の持ち込みです。カーブミラー磨きの作業を見かけた方が,どこから請け負ったのかと尋ねて来られたそうですが,あくまでも自発的な活動であり,手出しの作業です。
 地域の方の集まりですから,多様な職種の方がいて,たいていのことに対応できます。また,会員の年齢層は50代から70代までの熟年層であり,知恵は豊かです。もちろん大がかりなことはできませんが,地域をよくするために知恵を出し合い,できることがあったらやろうという,気負いのない楽しい会です。ゆくゆくは町内全域に同様な会ができていけばいいかなと夢を語っています。
 参加資格は特にありませんが,入会を積極的に勧誘することもしていません。会員数を増やして決まった事業をやろうという集まりではないからです。地域に目を向け状況に応じて自由に何かをしよう,そんな任意団体なのです。
 現在のところは,地域の役員や何らかの役職を受けている会員の相談役といった役目も果たしています。こんなことを考えているけど,皆はどう考えるかといった話題が出ると,抑えておくべきポイントを皆が考えます。修正意見も出てきますが,決してマイナスの意見は出てこないところがいいところです。常に前向きです。
 12月の会議では,どんど焼きの提案が出ました。冬の間は地域の行事が何もなく,子どもたちのために何かしようという思いからです。急な発案であり準備期間が足りないので,取りあえず実施に向けて動けるところまで動いてみようということになりました。どんな結末を迎えるか,続きはいずれご報告しようと思っています。

(2002年12月22日号:No.143)