《気の置けぬ 仲間の外に 気が抜けぬ》

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 6月の末に,国東半島の沖に浮かぶ姫島に出かけてきました。地域のために活動するボランティア仲間GP会の親睦旅行です。一年間積み立てた旅行費用と手出しの合計で賄います。マイクロバスをレンタルしての一泊旅行です。気のあった仲間ですので,何の気遣いも要らない楽しい旅行です。因みにすべて男性会員ですので夜の宴会はそれなりの趣向ですが,品を失うことはありません。
 姫島といえば子どもたちによるキツネ踊りで有名ですが,周囲17km,人口2700人の小さな島でした。車エビの養殖が主な産業だそうです。国東半島国見町からフェリーで20分で着きます。島の観光は七不思議といわれるものですが,車で回れば小一時間で見終わります。交通信号は島内に一カ所です。食膳には生きている海老が出され,頭をむしり取って皮を剥いてそのまま食べるという経験をしました。海老が暴れるのでちょっと苦労しました。あまり好きにはなれません。
 帰路に立ち寄った富貴寺はあいにくの雨模様のために扉が閉じられており,内部を見ることができませんでした。そのために拝観料は無しでしたが,残念でした。二日の全行程は,車中にあるときは雨降り,車外に出るときは雨上がりという僥倖に恵まれました。実は出発の集合場所までは雨降りだったのでそのまま傘を持参した旅でしたが,帰着まで傘不要の旅であったと幸運を話しながら車を降りて家路についたとき,傘が必要になってしまいました。何とも皮肉でした。
 各人がつかず離れず,マイペースを保ちながら,それぞれの旅を楽しむことができました。異業種の集まりですからお互いの話が新鮮であり,それぞれの特技を組み合わせることでいろんな行動ができるので,面白い会です。仕事上で訪れたことのある者がいて,そこここの案内も買って出るので,旅を豊かなものにしてくれます。
 ところで,この会の目的は地域のために活動することであり,どんど焼きを思い立って地域の行事に組み込んだり,5差路の歩道設置申請のための交通量調査を呼びかけ実施したり,地域内のカーブミラーの清掃,交差点内の三角地への花植などをしてきました。そんな仲間内のご褒美が年に一度の旅行というわけです。
 よかれと思っていても,会員の中にたまたま地域の役員が含まれていることから,地域を私物化しているという陰の声が流れてきました。地区の公民館を我が物顔に使用しているとか,地域活動の会計を流用しているのではというものまでありました。必要な資材や資金は持ち寄りすべてそれぞれの手出しなのですが,それが見えないせいでしょう。悲しいことですが,それもまた現実の一面です。今後の活動の中で見せていこうと語り合っています。

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(2004年07月25日号:No.226)