《節目ある 暮らしの中に 雅見て》

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とうとうというか,やっと《祝コラム300号》です。

 素直に記念号と自称しています。折しもクリスマスであり,2005年のラストサンデイです。区切りの号としての舞台は整っていますが,相応しい内容が見当たらないようです。力まずに普段のペースで書いていきましょう。
 毎日の暮らしは,時間によって区切られています。時計を意識しながら,生活のパターンができあがっています。もう7時と朝は焦り,やっと5時とホッとする繰り返しで,一週間が過ぎていきます。月が過ぎ,年が過ぎ,もう30代と焦り,やっと90歳と一段落? つながって過ぎていく時の流れは,区切りを設けることで,認識できるものになります。四季のある暮らしができる環境は,暮らしに潤いを与えてくれます。
 一年の移り変わりが分かるように,二十四節気が設けられました。各節気は約15日です。暦の上での節気は実際の季節感とはずれていますが,時候のあいさつに今でも使われています。簡単に復習をしておきましょう。

 「立春」は 2月 4日頃で,春になります。
 「雨水」は 2月19日頃で,凍った季節が緩んで雨が降ります。
 「啓蟄」は 3月 6日頃で,冬眠していた虫が出てきます。
 「春分」は 3月21日頃で,昼夜の時間が同じになります。
 「清明」は 4月 5日頃で,春先の万物が清らかです。
 「穀雨」は 4月20日頃で,百穀を潤す春雨です。
 「立夏」は 5月 6日頃で,夏に入ります。
 「小満」は 5月21日頃で,陽気盛んで万物が一応の成長をします。
 「芒種」は 6月 6日頃で,芒のある作物の種を蒔く時期です。
 「夏至」は 6月22日頃で,北半球で昼が最も長い日です。
 「小暑」は 7月 7日頃で,温気吹き暑気少し加わり,暑中見舞いの始めです。
 「大暑」は,7月23日頃で,暑気ますます加わります。
 「立秋」は 8月 8日頃で,秋になるので,残暑見舞いの始めです。
 「処暑」は 8月23日頃で,暑気が止み,涼しくなります。
 「白露」は 9月 8日頃で,野菜に露が宿り,秋の気配です。
 「秋分」は 9月23日頃で,昼夜の時間が同じ日で,秋気があふれます。
 「寒露」は10月 8日頃で,露が寒冷の気に当たって物象が凍る寸前です。
 「霜降」は10月23日頃で,霜が降りて秋が深まります。
 「立冬」は11月 8日頃で,冬の気がはじめて立ちますが,秋の気配濃厚です。
 「小雪」は11月22日頃で,雪もわずかですが,冬が足早にやってきます。
 「大雪」は12月 7日頃で,陰気が積んで雪になり,冬の到来です。
 「冬至」は12月22日頃で,夜が最も長く,暦上の一年の境目です。
 「小寒」は 1月 5日頃で,寒気加わり降雪もしばしばで,寒中見舞いです。
 「大寒」は 1月21日頃で,非常に寒く,降雪も繁くなります。

 暦を見て,節気を意識してみるのも風雅です。自然を暮らしから排除している生活様式では,縁遠くなっています。風を感じる機会を意識的に持ってみると,心身の健康にもいいのではと思います。人間は自然のリズムに合わせるのが無理をしないことになるからです。自然児には肥満がないという証拠も思い出しておきましょう。

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(2005年12月25日号:No.300)