《楽しみは 深い眠りと 良い目覚め》

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 寒さにはめっぽう弱いのです。重ね着をして縮こまっています。冬になると冬眠したくなるクマさんですが,昼間から寝るのはもったいないと思っています。寒いとこわばるせいか,疲れます。また,動きがパッパッとできなくて,じれったくもなります。手などをコツンとぶつけると痛みが一段と感じられるような気がしています。早く温かくならないかと春を待っています。
 寝る子は育つといわれていますが,快眠は健康を維持する上で大事です。その快眠のコツというのがあるようです。手元のメモの中に埋もれていたので,引き出しておくことにします。

   ○朝,日光に当たること。
   ○昼寝は15分までにする。
   ○寝酒はダメ。
   ○寝だめはダメ(起床のリズムを壊す)。
   ○入浴する。
   ○8時間が望ましい。

 お天道様と一緒に暮らすことが,一番ということのようです。最近は生活時間が夜の方にずれ込んでいて,その分睡眠が割引されてしまっています。寝る暇もないほど忙しいという生活を余儀なくされていることもあるでしょう。その先には,健康の許容量を超えて,不健康になる事態が待ち受けています。ドリンクを飲んで一時しのぎということを続けていては,よくありません。そんなことは分かり切っているのですが,ままならないのが浮き世でもあります。
 そこそこの暮らしでよいと思えば,幾分かは世間の呪縛を緩めることができていました。しかし,核家族化して,独身化している社会では,すべてが自己責任となります。自分で稼いで自分で使うのか,使うためには自分で稼がなくてはならないのかわかりませんが,使い方も自分のためだけになっています。皆で使うということをしなくなったせいで,とにかくお金がかかりすぎます。生活資材は家に一台という時代は去って,一人に一台という時代なのです。働いてもきりがないといういたちごっこのようです。
 格差社会という言葉が出てきました。ワーキングプアという事例も見えてきました。石川啄木の世界が健在のようです。生活のレベルを見ればかなり違いますが,暮らしの相対的な感じ方は変わらないのでしょう。生活者はいつでも今を生き抜かなければなりません。休みの日にせめて寝だめができたらいいのですが・・・。
 なるべく夜は早めに寝るようにすれば,暖房費も節約できて一挙両得です。眠りが足りていれば,昼間の活力もアップするでしょう。寒い朝は布団から出るのが億劫ですが,そこは気合いだ,と飛び出しています。

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(2007年02月18日号:No.360)