《楽しみは でっかい財布 懐に》

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 なじみのショッピングセンターに買い物に出かけたら,ちょうど感謝祭と銘打ったイベント中でした。いろんなものが値引きされていたようですが,買う予定には入っていないので,お米5kgをこの際にと買った程度でした。もう一つの目玉が,先着800名に対して1000円のレシートでドーナツ一箱と交換するというサービスでした。行き交う人のかごを眺めていると,1000円程度の買い物の品とドーナツの箱が入っており,引き続いて買い物に回っているようでした。
 連れ合いといつものゆったりとしたペースで買い物をしていましたが,途中でレジに行こうということになり,レシートを持っていき一箱ゲットです。その後も残りの買い物をして,またレシートとドーナツの交換です。二人で行っているので,「お一人様一個」という案内に忠実に従ったわけです。実はお店には内緒ですが,連れ合いはもう一度繰り返しました。
 連れ合いは帰ってから箱を見て5個入りであることを知り,個数が思っていたよりも少ないことに不満そうでしたが,1000円に対するおまけなので妥当だろうということで落ち着かせました。
 ところで,普通は白色のレシートですが,その日は時々黄色のレシートが紛れ込んでいました。それをレジの近くに置かれているボックスに入れます。ボックスはたくさんの区分けがされており,一つ一つに幼稚園や福祉関係の施設名が書かれています。レシートの金額に応じた寄付金が店舗側から提供される仕組みです。何らかのつながりを思い出しながら,どこに入れるか探して黄色のレシートを押し込みます。どこにも結構な数が入っていました。
 買い物をしながら,いろんなおまけが楽しめます。もちろん,会員であるポイントもつきます。どのように帳尻が合っているのか分かりませんが,なんだか得してるような気持ちにさせてもらっています。目の前のことに引きずられていますが,それもいいかなと楽しむことにしています。あれこれ勘ぐることもできますが,消費者として店舗側の感謝のイベントに素直に乗せられています。
 世間のあれこれは,大きな収支計算をすれば,案外とうまい具合になっているものです。お一人様一個にずるをして自分だけもうけたつもりになっていても,別の機会には損をしています。それが見えないだけです。もちろん逆のこともあり,長い時間で考えれば誰もがトントンになっています。伸びやかに考えるようにすれば,計算は世間に任せておくことができます。

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(2007年05月06日号:No.371)