《楽しみは 自然な暮らし あるがまま》

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 今年の夏は暑さが際だっていました。熱中症でなくなった方もたくさんでました。気温観測の最高値が更新されました。これまでは,1933年7月25日山形市での40.8℃が最高でしたが,2007年8月16日岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9℃が観測されたそうです。日本国土に解熱剤が必要な温度です。地球規模での気候の変動が起こっているのは知られていますが,東京と名古屋のヒートアイランド現象が海風によって二つの市に届けられたことが上乗せされたためという解説がされていました。
 世界がつながっていることから,人が生きているとそのとばっちりが思いもよらないところに波及することになります。そんなつもりではなかったとしても,そのことに気付いたら,何らかの対策を立てるのが賢明さです。広い環境に対して人一人ができることは高が知れていると無為に過ごせば,状況は悪くなっていくばかりです。せめて快適さということが贅沢であるという意識を常識にする勇気が求められています。クールビズはその小さな一歩なのかもしれません。
 クーラーはなるべく稼働させずに,汗をかきながら,うちわを使い,水分補給をして耐えるという暮らしをしていますが,結構体力を消耗します。パソコンの発する熱も,暑い中では気になります。午後のしばらくの間はシャットダウンをしています。暑さが頭脳回路を鈍くするので,考え事はできません。何かをしようとしても,非能率ではかどりません。無理をせずに頭は休んでいるのがいいようです。
 幸い身体の方は発汗という冷却作用が効きますので,簡単な作業をすることはできます。片付けるという大まかな仕事を済ませることはできます。環境に応じて仕事の質を変えることで,貴重な時間をなにほどかは活用することができます。もっと厳しい環境で仕事をしている人がいることを思えば,これほどのことで参ってはいられないという高揚感も助けになります。無理はいけませんが,だらけてしまうのも気に入りません。
 幸いのことに,日本では季節は移ろいます。寒暖のサイクルになじんできた身体を信じて,季節をしっかりと感じていく方がいいかもしれません。しばらくの辛抱,先が見えていると耐える気持ちを呼び起こされます。
 身体の機能は使ってこそ,正常な稼働がもたらされます。暑いときは暑いように,寒いときは寒いように,少しの工夫を加えながら自然に生きるというありのままの暮らしを楽しんでいます。

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(2007年09月02日号:No.388)