《楽しみは 子どもの笑顔 受けるとき》

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 GP会という男性ばかり15名の地域ボランティア組織に入っています。2か月に1回の例会の他,年数回の地域内のカーブミラーの磨き作業,交差点の一角をなす三角地帯への花植え替え作業,地域の夏まつりへの焼き鳥バザー参加,年1回の一泊旅行等の特別活動,さらに3人一組みで月曜日から金曜日の週日の毎夜8時から地域内の防犯パトロール,週1回の小学生の下校時の見守りをしています。公的な組織ではなく,運営費はすべて会費でまかなっている完全に自主的な団体です。
 小学生の下校時の見守りをしていたときのことです。通学路の一角に,車1台がやっと通れるほどの細い道が50mほどあります。片側は家並みで反対側は畑になっています。小学生が歩いていると,車は横をすり抜けられるほどの幅はありません。一台のワンボックスカーが通りかかりました。子どもたちは縦の列になって畑側の道の端を歩いていますが,車はその後ろをのろのろとついてしかありません。
 フッと気がつくと,その車は歩いている子どものいる方に寄っていてまるで追い立てるような形でついていきます。しばらくそのまま進んできて,道幅が広くなる目の前にきたときです。運転していた若い女性がこちらをにらみつけて何か口を尖らせながら走り去っていきました。窓が閉まっていたので聞こえませんでしたが,交通整理をしろと文句を言っているような風でした。後ろにはランドセルを背負った女の子が乗っていました。
 我が子を迎えにきた帰り道なのでしょうが,同じ学校の子どもに対する無作法な運転態度は信じられませんでした。まさか女性がそんな運転をするとは思っていなかったので,そのときはアレッと思った程度でした。子どもの母親でありながら,よその子への思いやりが持てない自分勝手な姿に,後から思い返すと怒りがわいてきました。これからは,注意して見守ることにしなければなりません。
 後ろから見ていた車中の子どもはどう思ったことでしょう。車の邪魔になる子どもに敵意を持つようにしつけられているかもしれません。負の連鎖が始まらなければいいがと願うばかりです。いろんな人がいるとは覚悟していますが,母親としてしてはいけないことを弁えていないとは! 考え直さなければなりません。
 そんなことがありましたが,帰りながら挨拶をしていく素直な子どもたちの笑顔はうれしいものです。「お帰り」という声をかけていると,楽しいときが過ぎていきます。
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(2007年10月28日号:No.396)