《楽しみは 迷路を抜ける 緊張感》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓

 講演で大分市に出かけた折のことです。お世話をしてくださる方が高速道の降り口で待っていただいているということで,安心して出かけました。後3kmという表示にもうすぐと安心していると,左車線が工事中,右車線に寄れという案内が見えてきました。右車線の後続車をやり過ごして,車線変更して工事期間を通り過ぎたら,目の前に次のICの案内が出てきました。あれ? 予定していたICをいつの間にか通り過ぎていたのです。
 幸いなことに次のICまでは数kmでしたので,とにかく降りることにしました。実は予定のICを降りた後は案内をしていただくことになっていたので,道順を事前に把握しておくことを省いていたので,少し慌てました。いつもでしたら,通り過ぎたときはどう修正できるかも把握しているのですが。次のICを降りて,とにかく目的地の方角に向かう道に入り込んで,携帯電話で通り過ぎたことの連絡です。何処かで落ち合わなければならないのですが,不案内の土地のこと,今すべきことは何かを走りながら考えました。走っている道の先に見えるであろう目標を指示していただいたのですが,距離感がつかめず,どこまで行けばいいのか分かりません。
 しばらく走っているうちに,ポプラのコンビニが目に入りました。駐車する場所があるということと,目印になりやすいということで,飛び込みました。次は,自分の居る場所を連絡しなければなりません。交差点の表示に○○小学校入り口とあります。○○小学校の近くのポプラにいます,という連絡で分かっていただきました。数分の待ち時間で出迎えていただくことができました。予定より遅れること20分ほどのドタバタでした。1時間の余裕を持っていたので,ことなく目的地に着くことができましたが,出迎えていただいた方には,本当にご心配を掛けてしまいました。
 知らない場所に出かけるときは,見慣れない道なので,道順をちょっと間違えることがあります。方角は間違えることはないのですが,一つ手前に入ってしまったり一つ通り越してしまったり,よく経験します。そのときに一番必要な情報は,今自分がどこにいるかという情報です。交差点の表示やバス停の名前などで,自分のいる場所を特定できればなんとかなりますが,それが見あたらないと,困ったことになります。
 カーナビがあればそんなことはないのでしょうが,あいにくと付いていないので,自分の感覚任せです。走りながら,周りの景色の中から場所を知るための情報をつかむために神経を集中します。その気になれば,いろいろとつかむことができます。大きな工場とか,お寺とか,学校とか,目的地周辺の地図を頭に入れていると,何となく分かってきます。少しハラハラする時間ですが,結構スリリングで楽しむことができます。最後は土地の人にお伺いすることです・・・。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2007年11月18日号:No.399)