《よろこびは 真面目に生きる 自負ありて》

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 NHKテレビで「プロフェッショナル」という番組があります。普段テレビを見ていないのですが,時折ほとんど偶然にといった程度で,視聴することがあります。たまたま昨年のクリスマスの夜,過去に放映されたプロフェッショナルの仕事の流儀の中から視聴者が選んだ「心に響いた流儀15」という特別番組に出会いました。一流の人が語る流儀はまねしてみるものと,メモをしておきました。気になった情報を書き留めるために,テレビの前のこたつにはメモ用紙を置いています。
 プロフェッショナルは専門家なのですが,その流儀は普遍性を持っているものです。誰にでも応用ができるということです。そこで,あえて専門分野を省いて,再録しておきましょう。

 ○思いこみを捨て,思いつきを拾う。
 ○出過ぎた杭は誰にも打てない。
 ○情熱が人を動かす。
 ○人は必ず成長する。
 ○育てない,手助けするだけ。
 ○やるべき時に,やるべき場所にいて,やるべきことをやる。
 ○任せれば,人は楽しみ,動き出す。
 ○制約の中にヒントがある。
 ○大切なのは変える勇気と変えない勇気。
 ○患者は人生をかけてやってくる。
 ○365日24時間,医者であれ。
 ○1%でも可能性があれば,それをやる。
 ○もっと,もっとできるはず。
 ○当たり前のことが一番むずかしい。
 ○才能とは,努力を継続できる力。
番外として2編,
 ●あえて困難な道を行け
 ●他人がやらないことをやる

 どの流儀も,自分に謙虚で,目の前の課題に自分の力を素直に真っ正面から集中しています。あえて一言で言えば,真面目に取り組んでいるということです。当たり前のことですが,逃げたり,奇策に走ったり,人のせいにしたりはしていません。とことんつきあっていけば道は開けるという明るい展望を持っています。それは自信があるからだと思われるかもしれませんが,順序が逆です。真面目に取り組んでいるから,結果として自信が得られるのです。
 仕事をしていてよろこびを感じようとするなら,それはやるべきことを真面目にこなしているという自負を持たなければなりません。没頭するよろこびです。別の言い方をすれば,自分の能力を最大限に使っているという実感です。真面目に仕事をしている人が美しい,そう感じるのはよろこびを共感できる人だからです。

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(2008年01月13日号:No.407)