《よろこびは ありのままに 生きること》

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 飛び込みの電話が入ってきます。最近はマンションや利殖向けの独身アパートの勧誘はありません。健康指向の勧誘に変わっています。人様の健康まで心配していただいてかたじけないのですが,正直なところ余計なお世話です。病気らしいものとは無縁であり普通に健康に暮らしているので,ことさら身体によいものを求めるつもりはありません。ただ,添加物から免れないご時世ですので,あれやこれやで片寄らずに危険を分散している程度の気配りをしているだけです。
 理論的なことは皆目把握していないのですが,直感として,バランスを優先して片寄らないようにしています。身体によいといわれるものを特別に取り入れることによって,ほかに必要なものとのバランスが壊れることを恐れます。例えば,砂糖が必要だからとことさらに摂取すれば,他のものと比べて過剰になるはずです。さらにいえば,自然の食材であればそれぞれが生きていく上でのバランスが保たれているので,何かを突出して取り入れることはありません。生きていく上で、人工的なものを摂取するのは、非常事態の時だけにしておきたいのです。
 とはいえ,メタボリック健診の目安である85cmをわずかながら越えているというのは,不養生であったということになります。ここで,自分のことは棚に上げて勝手なことを言えば,この85cmにどれほどの根拠があるのかという疑問があります。88cmではいけないのか?という疑問です。人体のサイズの一つを取り出して,国民の健康チェックを一律に実行しようというのは恐れ多いことではないかと思います。複数のサイズ間のバランスを測定するのであれば,少しは説得力が出てくるはずです。21世紀の科学立国を目指している国でしていることとしてはお粗末です。素人が戯言を言っていると一蹴してもらえるならば幸いです。
 健康に暮らそうという特別な意識はありません。身体が語ってくれることに素直に従っているだけです。食べたいなというものを食べ,休みたいときには休み,動きたいと思えば動き,眠たいときは眠ります。悠々自適な暮らしのようですが,そうではありません。暮らしのリズムはきちんと守っている中で,揺らぎを受け入れているということです。
 ただ,身体機能の低下世代に入っているので,以前より活動の激しさや時間に対する抑制が必要になってきました。いわゆる,無理が利かなくなったということです。ありのままの身体と相談しながらということを心がけざるをえなくなっています。機能低下に逆らうあがきをした方がいいというのが世間の風潮かもしれませんが,ほどほどにした方がいいような気がしています。

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(2008年05月11日号:No.424)