《よろこびは 塞翁が馬 追体験》

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 先月の末,ちょっとした勘違いから,パソコンのデータがすべて消去されてしまいました。パソコンのフリーズが頻発し調子がよくなくて,息子にあれこれ修復をしてもらっていた最中だったので,用心のためにバックアップをとっておかなければと思っていた矢先のことでした。消失したと聞いたときは,一瞬手抜かりを思い知らされましたが,振り返ることは意味がありません。素直に現実を受け入れることから思考を開始しました。
 どこから修復すればいいのか,先ずは状況を把握することです。外付けのハードディスクに文書ファイル等は4月始めまでのバックアップをとっていたので,3ヶ月分が消失した程度で済みました。一方,メールのバックアップはうっかりして1年ほどとっていなかったので,どうにも手が打てません。
 年度初めからの書類等のファイルが失われたので,会議等の文書や資料類のペーパーファイルを引き出して打ち直しています。いろいろなデータ類があるので,結構手間がかかっています。振り返る作業と明日に向かう作業の合間に,このコラム原稿のように今日の作業があるので,少しお疲れの状態です。食事の後片付けの洗い作業のような日常の仕事をしているときが,頭の休養になっています。
 一応の復帰をするまでは,今しばらくの日数が必要になりますが,今週は会議や講義で予定が埋まっているので,お預けになります。どの予定もその時間だけの拘束では済まず,準備という前作業が必要なので,隙間があるようで余裕はほとんどありません。寝る時間を削るという荒技は想定外なので,順序を勘案しながらそろそろと参ることにします。
 データ消滅の際に一つだけほっとしたことがありました。それは学生の出席や小テストの成績などをまとめたファイルが残ったということです。失っては取り返せないデータをパソコン内の1箇所保存にする危険を感じていたので,このファイルだけは更新の都度フロッピーディスクにバックアップしていました。連続して積み上げていくデータはペーパーファイルにするとかさばるので手抜きをしていますが,その代わりに別途手を入れておくことの必要性を確認したことになりました。
 その後,パソコンは部品の新規交換などをしてもらって復旧しました。ソフトのインストール作業や設定を済ませて,順調に稼働しています。今回のアクシデントはパソコンの大掃除をした格好になったと思い始めています。起こってしまったことを悔やむ気持ちはありません。どうすれば復旧ができるか,当初はそのことだけに集中していた数日でした。
 日が過ぎてくると,データの整理をするつもりで,キーボードに向かっています。することが見つかったという感じで,ヤレヤレと言いながらも,がんばっているところです。3歩進んで2歩下がるという状況の最中です。

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(2008年07月06日号:No.432)