《うれしさは 些細な作業 終えたとき》

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 さっき洗ったのにまた! そんな思いがよぎる中,流しの前に立ちます。食後の洗い物をするのが,日課になっています。連れ合いが手を患っているので,せめて後片付けはと引き受けています。食器を洗い終わると,次は鍋やフライパンです。水洗いの後,広い皿類は立ててかごに収めるのでいいのですが,茶碗類は伏せておきますので,しっかりと水切りをしておきます。食器は拭かずに自然乾燥というやり方なので,茶碗の底の高台に水がたまったままだと,次の使用時までに乾きません。たまに連れ合いが洗うことがありますが,水切りをしていないので高台に水がたまっているため,使用前に拭かなければなりません。鍋類は洗い終わったら拭き上げます。
 使った後の食器を流しにそれぞれが運びますが,洗い桶に調味料などが残ったままの器をつけ込まれると,すぐに取り出して,さっと水洗いをします。調味料の残りが他の食器に移るのを避けるためです。連れ合いは,どうせすぐに洗うのだからと気にしていないようですが,油類が移るのは,やはり避けたいのです。気分の問題でしょうが,流儀です。
 週に二度の可燃ゴミの回収日には,流しの掃除が加わります。流し口のゴミ回収具も磨き上げます。ベトベトになっているゴミ回収具をさっときれいにする製品のコマーシャルがテレビで流されることがありますが,あんなに汚れるまで放置していることが不思議です。いつ見てもピカピカしている状態の方が普通だと思っています。
 カレーやシチューの鍋を洗うときは,ちょっと手間がかかります。どうしても二度三度と炊き込むので,底や壁にこびりついてしまうからです。洗剤を付けたスポンジ洗いでは済みません。まず,鍋を傷つけないようにこびりついた食材を落とさなければなりません。手たわしであらかたは片付きますが,部分的にしっかりと焦げ付いている部分が残ります。磨き粉を付けたスポンジで根気よく落とします。その後に,洗剤洗いです。
 水洗いをするとき,冬でもお湯ではなく冷たい水を使います。連れ合いはお湯を使っているようですが,なんとなく洗うのは水という思い込みがあります。どちらがいいかという検討などもしたことはありません。その辺はごくいい加減です。
 ガスコンロの掃除が加わります。吹きこぼれがあるときは,熱でこびりついているので,タワシで焦げた汚れを落とします。グリルを使っているときは,網の汚れのほかに,底に油が垂れているので,洗剤で乳化しながら落とします。油のまま流すと流しが油っぽくなるので,避けるためです。
 洗うという単純な作業ですが,いろいろと手順や方法を考えなければなりません。どうすれば簡単にきれいになるか,めんどくさがりやだから考えます。工夫というほどの大層なことではありませんが,頭を使う楽しみがあります。さらには,きれいになった洗い上がりを見ると,うれしくなるものです。

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(2009年01月25日号:No.461)