《うれしさは 身近なことに 熱中し》

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 パソコンのディスプレーの隅に,時折ワンセグのテレビ画面を表示しています。室内用のロッドアンテナですので,チャンネルによっては良好な受信を確保するためにアンテナの方角を変える必要があります。いずれアンテナ位置は一箇所に落ち着かせることができるかなと思っています。
 文章を考えながらキーボードを叩いていますが,文章とテレビ番組の台詞とがゴチャゴチャとワンセグ状態で頭の中を駆け巡っているので複雑です。もっとも四六時中テレビを見ているわけではないので,大して気にはしていません。時間を見計らって,それほど頭を使わなくてよいような軽い文章を書き込むようにしています。また,最近のテレビ番組は気を張り詰めて見続けなければならないものでもないので,十分に筋を追うのは可能です。
 同じ部屋の後ろ側にテレビがありますので,振り向けば見えるのですが,首を痛めそうなので,音だけを聞いていることもあります。パソコン画面にワンセグテレビを映し出すと,数秒遅れます。シーンが遅れるので,両方を動かすと時間差になって混乱します。ワンセグの電波は少し道草を食っているようです。テレビの時報で時計の時間を合わせるときには,数秒の違いを見込んでおく必要があるようです。時間差は,アナログ放送とディジタル放送の間にもあります。三種類のテレビ電波を一緒に受けてみると,電波の時間差を実感することができて,不思議な感じです。
 家人がリビングにいるときは,テレビがついていますが,一人の時はテレビは消しています。時折,手近にあるラジオでFM放送の音楽番組を聴いています。昔取った杵柄で,ラジオとの「ながら作業」は慣れているので,上手につきあっていけます。バックグラウンドミュージックがあるとちょっぴり気持ちが弾んできます。
 そういえば,テレビやラジオに向き合って視聴することはあまりありません。いつも何かをするついでにという程度です。レンタルDVDの世界などは,未経験です。視聴する世界には馴染めないようです。自分と直に関わりが持てない状態には,ほとんど関心が湧いてきません。何かを考えたり作ったりという状況に入れないと,ワクワクとした気持ちの高揚がないのです。
 自分で何かをしていないと落ち着かない,常になんだかごそごそと動いている,そんな自分が時々不思議になります。ぼんやりと過ごすことが苦手です。我が人生は自転車に乗っているようなものです。走っていないと倒れます。精神的に貧乏なのでしょう。貧しいからあくせくしているのかなと,ふっと自問することがあります。
 幼い頃に夜空を眺めながら星の寿命に比べて人間の命の圧倒的な短さを思っていたことが,トラウマになっているのでしょう。やれることを少しでも多くやっておきたいという焦りが意識化に埋まっているようです。大層なことを成し遂げるということではなく,身近にあるごたごたしたことを精一杯やれていることがうれしいだけなのですが・・・。

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(2009年02月01日号:No.462)