《うれしさは 異分野つなぐ 知恵の橋》

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 プロバイダーから届けられるメールに,種々雑多な疑問とその解答を投稿するページへの案内が掲載されています。携帯電話の電池の充電に関する疑問が目についたので,早速訪ねてみました。充電器に置いたままがいいのか,それとも使い切ってから充電した方がいいのかという疑問です。
 携帯していないときはなるべく充電器に据えていました。いつでも満タンがなんとなく安心できるからです。心配性です。ところが,電池にとっては,使い切った後に充電する方が長持ちするとのことです。電池の寿命は充電回数に依存しているというのです。こまめに四六時中充電を繰り返していると,回数ばかりが増えることになります。自分の都合ではなく,電池のことを思いやる必要がありました。
 ほとんど開いたことのないマニュアルを見てみました。電池が切れたら充電するとだけしか書いてありません。充電マークが減ってきたら充電するということが普通の使い方と想定されているようです。念のためにという心配は想定外のようです。
 寿命は充電回数で決まるという記述が,強く頭に残りました。常にお腹いっぱいという状態は,電池にとっては不健康ということです。日に2,3度という食事ペースを守ればいいのですが,のべつまくなしに食べて満腹の状態はよくないのです。人の寿命が食事回数で決まるということにはならないでしょうが,全くの無関係でもないような気がします。
 「電池の充電」というキーワードでネット検索をしてみました。二次電池の寿命は容量が半分になるまでの充放電回数で表されるそうです。ただ実際は,計算より短くなるようで,その原因が過充電や過放電のようです。
 《満充電状態にしないためには、充電器にセットしたまま放置しないようにすれば良いかもしれません。多くの充電器は80%前後までは急速充電して、その後満充電まではゆっくり充電(トリクル充電・・・・ポタポタ充電)します。そしてたいていは、トリクル充電モードに切り替わると発光ダイオードの色が変わります。従ってこのような場合は発光ダイオードの色が変わった時点で充電器から外せば満充電状態を避けることが出来ます。しかしこの場合、電池の持続時間は約80%になります。》
  → http://home.s00.itscom.net/large/ELEC/batt-1/index.html 
という記述がありました。
 80%充電? 連想が始まります。そう言えば,「腹八分に医者いらず,腹六分で老いを忘れる」という言葉がありました。人の充電も80%がいいという奇妙な一致があります。人の腹具合は感覚的なものでしょうが,もうちょっとというところで止めるといったことでしょうか。
 電池の満充電がどうして望ましくないのか科学的な理由までは追及しませんが,過ぎたるは及ばざるがごとし,ほどほどがいいという生活の知恵を思い起こしておくことにします。人と物とのありように共通することがあるという気付きは面白く,うれしくなってきます。

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(2009年03月08日号:No.467)