《うれしさは 歩みの記録 糧にする》

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 毎年のことですが,年度の変わり目は資料の切り替えです。ファイル類は振り出しに戻って整理されます。非常勤講師用の講義ファイル,社会教育委員としてのファイルが町・郡・ブロック・県関係と分かれ,町内でも会議用,関係団体用,さらに宛職としての図書館評議員用,諸々の審議会用,福祉関係の会議ファイル,郡の宛職の社会教育振興会関係のファイル,また,人権擁護委員としての町・協議会・部会ごとの活動ファイルのほかに,広報発行担当としての原稿等の数種類のファイルがあります。参加しているボランティアグループ関係のものもあります。その上に,町民・区民・組合員としての広報・資料ファイル,生活上の資料,数え上げていけばぞろぞろ出てきます。
 ファイルの分け方も,年度別が基本ですが,中には事業別にしているものものあります。年次ごとの事業の流れを見る必要があるからです。ファイラーが文書量に合えばいいのですが,微妙に合いません。年度初めは薄く,終わりには厚くと脱皮していきますが,結構手がかかります。分厚い製本した資料もあります。綴じるには向かないので別にしますが,いろんな領域のものが混在するので,整理しておくのに苦労します。
 自分の責任として作成した資料はパソコンにメモリーとして保存していますが,そのフォルダーが文書整理のファイルと同じ状況です。年度別・事業別のサブフォルダーが階層状につながっています。何度かクリックしないと,届きません。たまに,領域をまたぐ資料があると,探すのがたいへんです。同じ資料をそれぞれに保存すればいいのかもしれませんが,修正を加えることもあるので,し残しがでることを避けるために,一つにしています。
 資料作成のワープロソフトは「一太郎」を使っていますが,世間では少数派のようで,届けるときには「ワード」に変換します。同じ内容ながら書式の違う文書ができることになります。最近はPDFファイル化して送付することが多くなりました。ただ送付先で修正をする必要のある場合は,困るようです。PDFファイルの加工ができるシステム環境になっていないためです。
 収納については,かなり苦慮しています。文書がA4サイズなので,ファイルの厚さのみならず高くもあるので,書棚が高さを取ります。事務所用の戸棚は普通の家庭には似つかわしくなく持ち合わせていません。書棚の下段を使う程度なので,1年分でもあふれてしまい,押し入れに並んでいます。旧年のものは箱詰めして倉庫に収めるしかありません。必要なときは抱え出します。段ボールいっぱいとなると,紙は結構重くなります。力仕事です。
 古いものはさっさと廃棄すればいいのですが,それぞれの会長・代表職にあると,立案や提案の前提として流れを示す資料作成をする必要が出てきます。特に事務局が公的機関の場合,担当者が人事異動で代わるために,実績を把握しづらくなります。どうしても自前で必要な資料を蓄えておく必要に迫られています。
 この後はそれほど永くは務められないと思われますので,もう数年間のことでしょう。そのときは役割に結びついた文書ですのでスクラップの山に変わるはずです。何かしら文書類が役割を支えている根っこのように思えてきます。表に出てはいませんが,資料に詰まった情報があるお陰で,仕事ができているようです。常に今日と明日を見て仕事をしていますが,過去の資料があるから,後押しを受けることができます。それは前例踏襲といった意味ではなく,変わっていくための足場としての意味合いがあります。
 整理をしながら,次は何ができるか,手にしたファイルの続きを考えています。これまでこのようにしてきた。だから次はこうする。たったこれだけの話の進め方ですが,そこに自信を持たせてくれる根拠が整理された資料の中に埋まっています。資料の整理は論理の整理と連動しています。

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(2009年04月05日号:No.471)