《うれしさは 送る言葉の 返り待つ》

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 ある行政の計画書に掲載しようとしている文章があります。今日のコラムとして載せておきます。

       《ドウゾと言ってみませんか?》

     物の豊かさから心の豊かさに変わりたいなら,
     子どもに優しさを教えたいなら,
     地域の和やかさを望むなら,
     笑顔が欲しいなら,
     待っていることを止めませんか?
     そのとき「ドウゾ」という言葉を思い出してください。

     アリガトウは美しい言葉です。
     アリガトウは自分が幸せになる言葉です。
     物の豊かさはアリガトウの豊かさです。

     アリガトウは待っている言葉です。
     ドウゾの後からアリガトウがついてきます。
     心の豊かさはドウゾの豊かさです。

     ドウゾと言えば,人はつながります。
     ドウゾと言えば,人は優しくなれます。
     ドウゾと言えば,お互いに笑顔になれます。

     アリガトウしか知らないから,人を利用します。
     アリガトウしか知らないから,かすめ取ろうとします。
     アリガトウしか知らないから,閉じこもっていきます。

     ドウゾと言えば,心が開きます。
     ドウゾと言えば,貪欲さが収まります。
     ドウゾと言えば,人を喜ばせます。

     ドウゾと言うには,恥ずかしさがあります。
     ドウゾと言うには,少し勇気がいります。
     ドウゾと言うには,拒まれる不安もあります。

     ドウゾと言えたら、ほっとします。
     ドウゾと言えたら,うれしくなります。
     ドウゾと言えたら,信じることができます。

     ドウゾと言えるから,二人に幸せが訪れます。
     ドウゾと言えるから,まちが和やかになります。
     ドウゾと言えるから,あなたは美しく輝きます。

 一気に書き上げたものです。久しぶりにこの形式の文を書いてみました。文章として説明するよりも,この形の方が訴えやすいと直感した結果です。掲載するかどうかは会議に諮ることになります。どういう反応が出てくるかと楽しみができたことが,うれしいことです。

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(2009年04月19日号:No.473)