《届け物 どのデーパートの 包装紙》

  Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓

 連れ合いは出勤するとき,バックを二つ抱えていきます。何が入っているのか,一つは私とお揃いのおかずが詰まった弁当,一つは化粧道具と見当をつけています。その他にいろんな小物もあります。入れ物もおしゃれの一品になっています。こちらは面倒だと思うだけですが,連れ合いには楽しみでもあるのでしょう。背広にはたくさんのポケットがあることも,スタイルが違ってくる理由です。
 ちょっと改まった会議に出席すると,資料と一緒に封筒が添えられています。手ぶらで出てきて,封筒を持ってお帰り頂くという趣向です。持ち帰った資料を封筒のまま積み上げている方がいます。次回の会議にそのまま持って来られるからです。資料をファイルに整理し,持参する方もいます。毎回手ぶらで出席し,封筒を持ち帰る方もいます。封筒は郵送するときに用いるものですが,単なる入れ物としての利用もあります。
 また特殊なケースでしょうが,有名企業の名が入った封筒を手にすることで自分を誇示しようとする使い方もあるようです。ブランドもののバッグでイメージアップを図ろうとすることと同じです。お届け物をする際に,有名デパートの包み紙にこだわる方もいます。単なる入れ物なのですが,利用する人のシンボルとしての意味を持っています。
 ちょっとした持ち物であるときは,風呂敷を使っています。片道便の時はポケットに収まって便利です。もちろん会議などにも持参することがしばしばで,封筒は返します。きっかけは母の形見を何か使ってみようとしたことでしたが,今では自分らしさになってしまったようです。ただ,風呂敷を和風と見れば,洋服には似合わないというアンバランスが生じてしまいます。その点はあまり気にしていませんが。
 人物像を見届ける方法として,「何にこだわっているか?」という視点があります。人はそれぞれ何かしらこだわりを持っています。それが個性となっていきます。そこで気をつけなければならないことは,自分のこだわりが自分の眼鏡に色を付けてしまうことです。おしゃれにこだわる人は他人をおしゃれかどうかで判定します。ブランドものを身に付けている人は,相手のブランド度を見定めようとします。自分のものが勝ったら(?)安心します。
 おしゃれには全く無頓着なので,見た目では負け続けていることでしょう。でも,負けることで相手を安心させられていると思えば,こちらの思うつぼです?

(2001年03月04日号:No.48)