家庭の窓
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先月の終わりに,ボランティア仲間と旅行に行ってきました。毎月の会費と一緒に積み立てた旅行費用で,年に一度の懇親旅行です。今年は,長崎から雲仙方面に一泊二日の旅でした。気が置けない仲間との旅なので,ほとんど童心に返って,夜はおじさんの心で,それぞれが好きな形で気持ちの洗い直しをすることができました。
数人がカメラを持ってきて,それぞれにスナップを撮影しあって,旅を終えて写真をお互いに配っています。ディジタルカメラなので,パソコンで簡単に焼き増しができます。便利になったものです。
実は,旅行前には,カメラを持っていくかどうか,少しばかり迷いました。写す者は写らないからです。持っていかずに,写される方に回った方が,写真が残るというせこい思いもよぎりました。でも,仲間です。カメラを持っているなら,仲間との旅の様子を記録することもいいだろうと,持参することにしました。
結果的には,それぞれがお互いを写し合うことができて,よかったと思っています。普段からできることをしてあげようという気持ちで集まったボランティア仲間なので,自分のことだけを考えてはいません。お互い様ということが自分にきちんと跳ね返ってくる,そんな仲間がいるというのはうれしいことです。
長崎のグラバー亭で,4人グループの旅の人にシャッターを押して下さいと依頼されました。ふっと見ると,かつての勤め先で一緒だった方です。奇遇を一瞬のこととして,シャッターを押してすぐに別れました。思わない再会でしたが,よい旅を願って見送りました。
次の週には連れ合いが,婦人会のOBを中心としたグループで小豆島への一泊旅行に出かけました。業者による記念写真を撮った模様で,旅の途中に携帯電話が掛かってきました。要件は,記念写真を2枚購入したが,パソコンで焼き増しができるかという相談でした。できないことはないと返事をすると,何人かから頼まれたようです。写真代2000円を節約したということです。少しばかり手を患わせましたが,何とか焼き増しをしてやりました。
旅から帰った翌日の朝,行政から提供されたマリーゴールドの苗を,交差点内の三角地に植え付ける作業が待っていました。あいにくと講義時間と重なり,参加することができませんでしたが,季節ごとの定例行事なので,参加できる者が2時間ほどの作業をしています。次回には参加できるでしょう。メンバーはそれぞれに仕事を持っているので,全員出席は無理です。誰が出てきて誰が休んでいるか,そんなことは誰も気にしていません。その大らかさがさわやかです。
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