《うれしさは 会話を重ね 分かり合う》

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 テレビで放映していたことを書き留めておいたメモ書きを見ています。サンケイリビングアンケートの結果で,タイトルは「夫に言われてイラッとする言葉」です。載録しておきます。

 1.俺は働いている
 2.言ってくれればやるのに
 3.何で怒っているの?
 4.おかずこれだけ
 5.疲れた
 6.何でお金がないの
 7.チッ
 8.誰のお陰でご飯食べられると思うのか
 9.めんどくさい
10.はあ?
・・・(主婦は年中無休よ)
・・・(言われなくても考えてやってよ!)
・・・(誰のせいだと思っているの?!)
・・・(店、ちゃうねん!)
・・・(疲れているのはお互い様)
・・・(あなたの無駄使いのせいよ!)
・・・(むかつく!はっきり言え!)
・・・(私がごはん作っているからよ!)
・・・(役立たず!)
・・・(ばかにしてるの?)

 皆さんはどのように感じられていますか? よく似たことがあると思い当たって,苦笑いをされているかもしれません。このうちでいくつかは,口に出したことはありませんが,思ったことはあります。
 夫と妻の間のすれ違いというより,男と女の感性の違いが現れています。女性は周りの状況を把握して察することが得意です。そこで男性が察してくれないのは,わざとしていると勘違いをします。男性は周りの把握ではなく一点に集中することが得意です。「言ってくれればやる」というのは,男性の素直な発言なのです。
 男女共同参画へのシフトが必要な現在ですが,その第1歩は男女がお互いの感性の違いを分かり合うことです。男と女の間にある深い溝,それは感性がすれ違っていることです。お互いに相手のことを分かろうとする姿勢があれば,コミュニケーションの質が豊かになり,参画が実現できるはずです。イラッとするコミュニケーションのすれ違いをお互いに見ることで,相互理解の一助になることでしょう。
 長い夫婦生活の中で,両方の言い分がなんとなく分かるようになりました。自分の言葉が連れ合いにどのように受け止められるか,ツボを外さないように修正することができて,平穏な日々を送っています。そういう域に達するまでには,波風を何とかしのいでいくというお互いの忍耐が結合しなければなりません。もちろん忍耐という自覚はなく,自分にできることは何かを考えていくだけです。相手を変えることは難しく,自分が変わっていくしかないのです。それが一つになる道だと思うようになってから,落ち着きが出てきたようです。

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(2009年12月13日号:No.507)