《しあわせは 生きてることを 見届けて》

 
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 廃品の回収日が月に1回であり,非常勤の講義の曜日と重なっていることもあり,つい搬出の機会を逃してしまいます。本来月に2回なのですが,住んでいるところでは,それほど大量にはならないということで,月1回に申し合わせています。
 月1回は,第1木曜日が燃えないゴミとペットボトルの回収,第2月曜日がカン・ビンと蛍光灯の回収です。回収場所は金網で囲った小屋で,当番で2人が,搬出されるゴミの分別等をチェックしています。指定の袋に入れて,記名するルールになっています。搬出時間も午前7時30分から8時30分の間に限られています。時間を過ぎると,当番は小屋に鍵をかけて,回収は終了です。業者が回収に回って来ますが,指定された通りの搬出ではないものは回収しないので,記名を義務づけて当番がチェックをしています。
 分別が義務づけられた当初,未分類の搬出が続出したために,当番による確認をせざるを得ませんでした。特に年々増加しているアパート住まいの方が未分類や回収後に放置をされることなどが相次ぎ,当分の間,定着するまでということで,現在の回収のやり方に申し合わされました。
 日常の生活ゴミは,燃えるゴミということで,週に2回の回収になっています。数軒ごとに道路脇に場所を決めて,夜に搬出しています。明るいうちに出されると,カラスや猫が餌を求めて破ることもあるので,暗くなってからというのが慣例ですが,特に時間期限はありません。回収は回収車による作業が通行の邪魔にならないように夜中に行われ,近所では午後11時頃です。庭の草木のようなものも,ゴミ袋に収めておけば,燃えるゴミとして回収されます。もちろん,大量になる場合は,役場に届け出た上で処理場まで自己責任で搬入することになっています。
 人が食事を取り込み排出することで命を維持していることと同じに,家庭も必需品を取り込み排出しています。人にメタボリックが現れるように,家庭にもメタボリックがあるはずです。収納がいっぱいになり,溢れ出ているという状況はその兆候です。取り入れたら同量のものを排出することが原則です。その流れを定常に保つためには,今必要なモノだけを取り込むようにすることです。いつか必要になるだろうモノは,貯まっていくだけで,いつまでも居座ってしまいます。
 そうはいっても,やはりモノは増えていくものです。また,子どもが巣立っていくと,不要になるモノも出てきます。モノの中には,愛着を感じるモノ,思い出の種になるモノ,価値のあるモノなどがあり,家族の年輪と共に積み重なっていくのは確かです。ただどこかでけりを付けていくようにしないと,狭い家はより狭くなってしまいます。家庭も生きていると考えれば,家庭の健康にも十分に気をつけておかなければなりません。ゴミとして排出するときに,せめてリサイクルやリユース,リデュースを心掛けておきたいものです。
 人は生きている,家庭も生きている,その先には社会も生きている,そんな想像をしていくと,愛おしさが感じられるのは楽しいものです。

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(2010年06月13日号:No.533)