《しあわせは 訪れるもの 拒まずに》

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よき新年を迎えられたことをお慶びいたします。
本年もよろしくお願いいたします。

 ひっそりと静かな正月を迎えています。来る年がどのような年か,期待と不安で受け止めていくことになりそうです。今年こそはと気を引き締めて臨んでも,どうにもならない部分が残ってしまいます。運命と呼ばれている部分です。招福を願い厄払いを願い,いいとこ取りをしようという阿漕な願いがまかり通るはずもありません。禍福は同じほどに織り込まれるものと覚悟しておいた方が良さそうです。一時的には一方的な状況になりますが,時間幅の中では過不足無くという収支トントンになるでしょう。ということであれば,今年は少し良いことの方に振れることになりそうです。
 人間万事塞翁が馬の言葉通りになるためには,物事をどのように捉えるかということが大事です。くよくよしたいときには,よいことへの転換を思い,有頂天になりたいときには,身を慎む準備に入ることを思うようにして,変転する運命に備えることです。突然にいつ来るか分からない状況にあれば幸不幸に翻弄されますが,ある程度待ち受ける気持ちを持つようにすれば,感情の起伏は押さえ込まれます。想定外にせずに,想定内にするということです。
 今年は一身上の内実に大きな変貌が起こりそうです。少しずつ仕込んできた種が芽を出しかけています。一気に花を咲かせるところまでひた走ることができるかどうか,見通しはついていませんが,何らかの兆しが現れてくる予感があります。こうあって欲しいという明確な目標は想定していませんが,日頃の活動の中でよかれと心を込めてあれやこれやの活動をしてきたに過ぎません。そのあれこれに何らかのけりを付ける時期が間近に迫ってきたようです。焦らずに,機が熟すのを静かに待っていましょう。
 独りで走っているのと,群れて走っているのとでは,走り方に違いがあります。自分のペースで良いのと,自分のペースをセーブすることの違いです。組織活動に長く関わってベテランになると,知らないままに先走りをすることになります。群れのメンバーが固定されているときは,群れ全体がベテランになるのでペースの差はありません。メンバーに新陳代謝がある場合には,現状に追いつく期間が必要になります。慣れた人がさっさと走れば,ついてこれなくなります。自分1人がベテランになるとき,立ち止まることも求められます。そろそろ交代の時期です。
 年が改まるという考え方をすれば,人のつながりも改めていった方がよいのでしょう。新しいつながりを持つことです。今年はどのような方とお近づきになれるか,一期一会の出会いがあるのか,楽しみです。出会いたかった人,出会いたくなかった人,選ぶことはできませんが,仕方ありません。

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(2011年01月02日号:No.562)