《しあわせは 戯れ言一つ 暇人の》

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 机の隅に,お年玉付き年賀ハガキが4枚,置かれています。連れ合いが抽選結果と照合して選りだしてくれた当たりハガキです。かろうじて下二桁の番号が合致したものです。下二桁ですから確率は100分の一,当たり番号は二つあるので,50分の一です。やりとりをしている年賀ハガキがほぼ200枚ですので,4枚というのは,確率的には順当ということになります。くじ運のよい方ではないので,この程度で良いのではと思っています。1等に当たれば何が頂けるのか,知りません。切手シートしか知らないのです。
 切手シートを4枚ゲットすることになりそうです。毎年のことですが,切手シートの80円と50円の切手,ほとんど使いません。記念に取っておくということで使わないのではなくて,切手として使う機会がほとんどありません。手紙を出す機会がないからです。結局郵便関係の小引き出しに貯まっていきます。冷静に考えると,我が家には大してメリットがない切手シートです。
 切手シートが役に立たないと言ってしまうと,切手シートに責任転嫁をすることになります。切手シートを有効に使えない方に責任があります。使う環境に変えればいいのです。4枚の切手シートを有効利用する手立てにはどのようなことがあるでしょう。ハガキ4枚,封書4枚です。懸賞などの応募ハガキは切手を必要とすることが多いので,50円切手は使うことができます。80円切手が問題です。最近は必要な連絡は,電子メールで済みますし,文書も添付ファイルでデータの形で送る方が送受共に便利です。また,宅配便を使う選択肢もあるようです。
 使う機会が少ないのなら,切手シートをもらわなければいいのでしょうが,そこは欲張り,いただけるものはいちおう頂いておかなければ落ち着きません。いざというときに備えてストックしておくという暮らしの知恵に従っています。
 似たような状況が,テレフォンカードにもあります。何らかの記念イベントの折に,記念品の一つとしてオリジナルテレフォンカードが配られていました。公衆電話を使う機会が無くて,使わずじまい,引き出しの奥に空しく張り付いています。制作するときに支払った費用は,一方通行のままで凍結されています。誰かが得して損したのか分かりませんが,死蔵している側も損をしていることになるのでしょうか。
 いただいた価値が使用されないのは,社会の無駄遣いに計上されるべきものなのか,悩む種の一つです。

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(2011年02月13日号:No.568)