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 連れ合いからメモと三千円とポイントカードを預かっていたので,近くのスーパーに買い物に出かけました。お使いに行くとお駄賃代わりにちょっと余計な買い物をしてきます。ジャムパンが好きなのでいつもの棚に行くとジャムパンだけありません。どらやきにしました。気を利かせていくつかメモ以外のものも買い込んでレジに行きました。端の小銭を用意しながら待っていると,合計3000円でした。レジのお姉さんに「ぴたり賞ですね」と言われて,「何かありませんか?」と冗談を返しながらも,オーバー分を小遣いから補填しなくて済みほっとしました。
 ぴたりであったからといってどうということはないのですが,やはり珍しいことです。連れ合いが勤めから帰ってきたら,ぴたり賞を報告しようと思いますが,もしかしたらお釣りを期待していて使い込みがばれてしまうかなと心配です。
 終わりよければすべて良しと言われます。体操競技で着地がぴたっと決まるのを見るとスキッとします。いろんな委員をしていますが,どういうわけか副会長が巡ってきます。どの会議でも副会長はおわりの挨拶が仕事になっています。「終わります。ありがとうございました」と結べば,一応の挨拶になります。それではつまらないなと余計なことを感じて,キチッと終わりたいと考えてしまいます。
 そこでどうすればいいのかという問題が発生します。会議を閉じるときはみんな「終わった」とホッとしているときです。濃い話はもうごめんです。コース料理を頂いた後の「もう食べられない」という状態と同じです。締めの一品はデザートです。これが一つの解決法です。
 会議とは関係のない小さな話を提供するのです。そんなことがあるのか? 知らなかった! なるほど! と言ってもらえるような短い話題を味わってもらうのです。雑学ネタで後味を消してしまうのです。
 皆さんはひらがなの「さ」の字をどのように書いていますか? さいたま市が名称を決めるとき,そのことが問題になったそうです。ワープロなどでは2画ですが,学校で習うときは3画で書きます。すなわち途中で切るかどうかということです。本来さの字は2画ですが,明治時代に学校で教えるときに子どもが書きにくいので3画にしたそうです。こんな話をします。
 頭の中に残っていた会議の流れが全く別の話によって完全に途切れてしまいます。お口直しができます。このやり方が最良かどうかは分かりませんが,結構喜んでいただいたので,皆さんも機会があれば試してみてください。ちょっとだけ勇気がいりますが・・・。

(2001年06月03日号:No.61)