《ずれている 言葉遣いが 身を崩す》

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 何となく言葉を覚えていると,似た言葉を曖昧なままに使っています。大筋では外れてはいないのですが,落ち着かない伝わり方をします。

   暇:休暇やレジャーで,わざわざ時間を作って暇に。
   閑:することがないヒマ。忙の反対語。

   魚介:介は鎧・甲羅の意味で,貝,エビ,カニを含む。
   魚貝:貝は貝そのもの。

   しんこ=新香:浅漬けで,鮮度が高く,塩味でさっぱり。
   こうこ=古香:長時間付けたもの。熟した酸味が出る。タクアンなど。

   印:法律的に三文判。
   印鑑:予め届け出た印影。

   貯金・利子:郵便局に預けるもの。
   預金・利息:銀行に預けるもの。

   おみおつけ:御実御汁食:実があって食べるもの。
   おみそ汁:味噌の汁で,飲むもの。

   招き猫:右手招き:福を招く。
   招き猫:左手招き:金運を招く。

   綿:アオイ科の一年草木からとれる繊維。
   真綿:絹綿。カイコの繭から作られたもの。

   ジーンズ:米の呼び方。デニムの産地がジェノバ→ジーン→ジーンズに。
   ジーパン:日本独自の呼び方。戦後米軍の放出品。GIのパンツを縮めて。

 いくつかについて,アレッと思われたかもしれません。遠からずとはいえ近からずということで,ちょっと違っています。言葉をきちんと使うためには,この些細な違いを知っておかなければなりません。言葉を正確に使うことがどれほどのことと軽く思われるかもしれませんが,行動の彩りを整えるためのしつけが言葉です。乱れた言葉遣いは,立ち居振る舞いの乱れを醸し出します。気をつけたいものです。

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(2012年10月21日号:No.656)