《逝く方の 笑顔を思い 胸痛む》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓

 訃報を聞いた。過日の会合で、消息を話題にしていたことから,わざわざ知らせていただいた。10数年,ある組織で片腕として支えて頂いた方である。組織人としては先輩であったが,トップになると何かと野暮用が付いてくるのを避けられたようで,サブのポジションを希望されて,以後,きっちりと職責を果たして頂いた。何かと相談できる頼りがいのある方であった。2年前に突然退任されて、どうしたのだろうと思っていたが,体調回復が芳しくないらしく消息が伏せられていたようで,様子を聞き出すことができないままに時を過ごしてきた。
 こちらも昨年度で組織から退任をして,いよいよ再び逢う機会もなくなっていたが,最後の消息が飛び込んできたことになった。柔和な笑顔が思い出されて,息苦しくなってくる。年下であったので,次のトップを渡して引こうと思っていたのに,もう少し早くに思い切っておくべきであったと悔やまれてしようがない。ついつい長居をしてしまった。お別れの席でお詫びをしようと思うが、それも適わないようで,所用が重複してどうにも動きが取れずにいる。
 長い間,側にいてサポートをして頂き、心よりお礼を申し上げる。組織上に限られたお付き合いであったが,そこにいてくれることが当たり前に思っていた頃が,とても懐かしい。得がたい方を失うという虚脱感を味わっている。あれこれと思い出すことは後にしたい。今はつらくなるだけだから・・・。
 あなたのような方としばらくの間でも席を並べていた幸運を感謝する。合掌しご冥福をお祈りする。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2013年07月21日号:No.695)